大型犬の種類一覧|犬種ごとの性格や特徴を紹介 大型犬の種類一覧|犬種ごとの性格や特徴を紹介

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大型犬の種類一覧|犬種ごとの性格や特徴を紹介

大型犬の種類一覧|犬種ごとの性格や特徴を紹介

「犬を飼うなら大型犬がいい!」「大型犬の種類や性格を知りたい!」と思っている人はいませんか?
大型犬には、小型犬や中型犬にはない長所や魅力がたくさんあります。
体が大きい分、飼育は大変ですが、きちんとしつけができればあなたの頼もしいパートナーになってくれるはずです。
この記事では、大型犬の種類一覧や犬種ごとの性格、特徴を解説していきます。
大型犬を迎えたいと思っている人は、是非とも参考にしてみてください。

1.人気の大型犬

まずは、大型犬の中でも人気が高い犬種から紹介していきます。

 

1-1.ゴールデンレトリバー


ゴールデンレトリバーは、大型犬の中で一番人気の犬種です。
穏やかでフレンドリーな性格をしており、学習能力が高いためしつけがしやすいという特徴があります。
初めて犬を飼うという人にもおすすめの犬種です。
人に対してとにかく愛情深いので、初めて会った人でも臆さず近寄ることがあります。
また、走り回ったり遊んだりすることが大好きなので、「とにかく犬と遊びたい!」という人と相性がいいでしょう。
ただし、遊び好き・運動好きが災いしてハメを外してしまうことがあるため、子犬のうちにきちんとしつけをしておく必要があります。

体高 オス:56‐61cm、メス:51‐56cm
体重 オス:30‐36kg、メス:27‐33kg

 

1-2.ラブラドールレトリバー


ラブラドールレトリバーも、愛犬家から非常に高い人気があります。
明るく社交的な性格をしており、家族以外の人や他の犬にも友好的です。
また、順応性が高く理解力があるため、飼い主の言うことをよく聞いてくれます。
子犬の頃はやんちゃな性格であることが多く、イタズラもたくさんしてしまうでしょう。
物への興味が強いため、床に物を置いておくと噛んだり食べたりしてしまうこともあります。
しかし、ほとんどの場合、成長するにつれてやんちゃな性格も落ち着いていきます。
また、換毛期に毛が抜けやすいことや、暑さに弱いことなども覚えておいてください。

体高 オス:57-62cm、メス:54-59cm
体重 オス:29-36kg、メス:25-32kg

 

1-3.バーニーズ・マウンテン・ドッグ


バーニーズ・マウンテン・ドッグは、スイス原産の大型犬です。
家族に対して優しくて愛情深く、穏やかな気性なので非常に飼いやすい犬種といえます。
ただし、家族以外にはあまり懐かず、警戒心を出すことがあります。
また、抜け毛が多いのでブラッシングと月1〜2回程度のシャンプーは必須です。
非常に力が強いので、散歩の際に飼い主が引きずられることがないよう、子犬のうちにしつけておきましょう。

体高 オス:64‐70cm、メス:59‐66cm
体重 オス:41‐59kg、メス:32‐45kg

 

1-4.シベリアンハスキー


シベリアンハスキーはアメリカ原産の犬種であり、家庭犬として非常に人気が高いです。
見た目と違って大らかで楽天的な性格であり、人懐っこく社会性があります。
タフで活動的な犬種であるため、飼うのであれば十分な運動量を与えられる環境作りは必須です。
また、暑さに弱いため、寒冷な地域でない限り夏は冷房をつけっぱなしにする必要があります。
おおらかな性格ではありますが、イタズラ好きな一面があるため、人に怪我をさせることがないよう、子犬の頃からきちんとトレーニングをしておきましょう。

体高 オス:54-60cm、メス:51-56cm
体重 オス:20-27kg、メス:16-23kg

 

2.触り心地のいい長毛種

続いて、触り心地のいい長毛種を紹介していきます。
「もふもふのわんちゃんに癒されたい!」という人は必見です!

2-1.サモエド


サモエドは、「サモエドスマイル」と呼ばれる素敵な笑顔が特徴の犬種です。
性格は穏やかで社交性が非常に高く、しつけがしやすい犬種といわれています。
ただし、頑固な一面を持ち合わせているので、子犬の頃から適切にしつけることが大切になります。
また、暑さには弱いので、「夏は冷房をつけっぱなしにする」「暑い時期は日中の散歩は控えて早朝や夜に散歩をする」などの暑さ対策は必須です。

体高 オス:51-56cm、メス:46-51cm
体重 オス:20-25kg、メス:18-23kg

 

2-2.セントバーナード

セントバーナードは、古くから救助犬として活躍してきた大型犬です。
温和で人懐っこく、甘えん坊な性格をしています。
知能が高いため訓練能力に優れており、条件が整えば生活を共にしやすい犬種といえるでしょう。
非常に大きい犬であるため、広い家で飼育するのが好ましいです。
また、暑さに非常に弱いため、室温管理は必須といえます。

体高 オス:70-90cm、メス:65cm-80cm
体重 オス:65-80kg、メス:55-70kg

 

2-3.チャウチャウ


チャウチャウは中国原産で、非常に古い起源を持つといわれている犬種です。
冷静で警戒心が強い性格をしており、家族に対しても積極的に愛情を示さない傾向があります。
また、大変頑固であることも多く、家族の中でもリーダーと認めた相手でなければ指示を聞いてくれません。
そのため、飼育するのが比較的難しい犬種といえるでしょう。
子犬の頃から根気よくしつけや訓練を行い、社会性を育てたり、家族全員との信頼関係や服従性を養ったりする必要があります。
また、暑さに弱いので適切な温度管理も心がけなくてはいけません。

体高 オス:48-56cm、メス:46-51cm
体重 オス:25-32kg、メス:20-27kg

 

2-4.秋田犬


秋田犬は、「忠犬ハチ公」のモデルとしても有名な日本犬です。
よく「あきたけん」と読まれがちですが、正確には「あきたいぬ」が正しい読み方となっています。
知的で温和な性格であり、家族に対して非常に愛情深いです。
ただし、警戒心と自立心が強いため、飼い主以外には警戒を見せる傾向があります。
そのため、子犬の頃からさまざまな人や物事に慣れさせ、社会性を育むことが大切です。

体高 オス:64-70cm、メス:58-65cm
体重 オス:45kg前後、メス:38kg前後

 

2-5.グレートピレニーズ


グレートピレニーズはフランス原産の犬種で、古くから番犬として活躍してきました。
温厚で家族に対して愛情深い性格ですが、個体によっては警戒心が強い子もいます。
子犬の頃からさまざまな人や犬に触れさせておけば、友好性を育むことができるでしょう。
力が強い犬なので、飼育するには大型犬を制御できる体力や力が必要になります。
お迎えする前に、きちんと愛犬をコントロールできるかどうかをしっかりと考えなくてはなりません。
また、体がとても大きいので、毎日のブラッシングや適切な室温管理、犬のための広いスペースなど、ストレスのない飼育環境を作ってあげる必要があるでしょう。

体高 オス:70-80cm、メス:65cm-75cm
体重 オス:45-57kg、メス:39-52kg

 

2-6.ラフコリー


ラフコリーは、山岳丘陵で牧羊犬として活躍していたイギリス原産の犬種です。
性格は優しく飼い主に従順で、非常に物覚えがいいためしつけに苦労しないでしょう。
ただし、個体によっては防衛本能が強いため、無駄吠えや攻撃性が出てしまう可能性があります。
また、甘やかしてしまうと飼い主の言うことを聞かなくなってしまうので、子犬の頃からしっかりとしつけをする必要があります。

体高 オス:61cm前後、メス:56cm前後
体重 オス:27-34kg、メス:22-29kg

 

2-7.ビアデッドコリー


ビアデットコリーは、スコットランドで牧羊犬として飼育されてきた犬種です。
陽気で賢く落ち着いているため、家庭犬として愛されています。
しかし、賢いがゆえに飼い主の言うことを聞かない頑固な一面を持っています。
しっかりとしたトレーニングや日々のコミュニケーションで信頼関係を築ければ、言うことをよく聞いてくれるようになるでしょう。

体高 オス:53-56cm、メス:51-53cm
体重 オス:20-25kg、メス:20-25kg

 

3.足が長くスマートな犬種

続いて、足が長く体が引き締まった犬種を紹介していきます。
「美しく上品な犬を飼いたい!」という人は是非とも参考にしてみてください。

3-1.ボルゾイ


ボルゾイは、かつては貴族のみ飼うことを許されていたロシア原産の犬種です。
長い足で優雅に走る姿は、多くの愛犬家を虜にするでしょう。
基本的には穏やかで物静かな性格ですが、懐き具合には個体差があります。
個体によっては独立心が高く、人に慣れにくいこともあるため、適切なしつけが必要です。
また、子犬の時期に甘やかしてしまうと、ワガママな犬に育ってしまう可能性があるため注意しましょう。

体高 オス:75-85cm、メス:68-78cm
体重 オス:34-48kg、メス:27-39kg

 

3-2.サルーキ


サルーキは中東生まれの犬種とされており、現存する飼育犬種の中では最古の歴史を持ちます。
飼い主に対しての忠誠心が高く従順ですが、警戒心が強い一面があるため、家族以外にはあまり懐きません。
運動のときは活発になるため、十分な運動量が確保できる環境を用意しましょう。

体高 オス:58-71cm、メスはオスより小柄
体重 オス:25-35kg、メス:20-30kg

 

3-3.アフガンハウンド


アフガンハウンドはアフガニスタン原産で、現存する犬種の中で最古の部類に入るとされています。
穏やかな性格で感情を表に出すことが少ないですが、家族に対して愛情深く接してくれる一面もあります。
ただし、マイペースで頑固な性格をしており、納得いかない命令には従おうとしません。
トレーニングには根気が必要なので、上級者向けの犬といえます。

体高 オス:68cm-74cm、メス:63cm-69cm
体重 オス:約27kg、メス:約23kg

 

3-4.ダルメシアン


ダルメシアンは、ディズニー映画「101匹わんちゃん」のモデルとしても有名なクロアチア原産の犬種です。
生まれたばかりの頃は真っ白で、成長するにつれて徐々に黒の水玉模様が現れます。
明るくて陽気な子が多く、好奇心旺盛な性格をしています。
活発で体力がある犬種なので、十分な運動量や広い運動スペースを用意してあげましょう。

体高 オス:56-61cm、メス:54-59cm
体重 オス:27-32kg、メス:24-29kg

 

4.なかなか出会えないレアな大型犬

続いて、あまり販売や飼育がされていないレアな大型犬を紹介します。
「珍しい種類の大型犬を飼ってみたい!」という人は、チェックしておきましょう。

4-1.ボルドーマスティフ

ボルドーマスティフは、かつては闘犬として活躍していたフランス原産の犬種です。
昔は攻撃的な性質がありましたが、現在飼育されている個体は穏やかで愛情深い性格をしています。
トレーニングがしやすい犬種ですが、体が大きくパワーが強いため、子犬の頃からしっかりしつけておくことが大切です。
また、スタミナがある犬種なので、散歩量はしっかりと確保しましょう。

体高 オス:60-68cm、メス:58cm-66cm
体重 オス:50kg以上、メス:45kg以上

 

4-2.アイリッシュセッター


アイリッシュセッターは、イギリス・アイルランド地方原産の猟犬です。
「アイリッシュセター」と呼ばれることもあります。
攻撃性が低く、温和で優しい性格をしている子が多いです。
活発で遊び好きなので、散歩や遊びの時間をしっかりと確保できる人に向いています。
また、暑さにも寒さにも強くないので、室温管理はしっかりと行いましょう。

体高 オス:63-69cm、メス:58-63cm
体重 オス:25-29kg、メス:23-27kg

4-3.イングリッシュセッター


イングリッシュセッターは、まだら模様と優雅なシルエットが特徴のイギリス原産の犬種です。
落ち着きのある優しい気質を持つ犬種で、家族に愛情深く接してくれます。
ただし、慎重さも持ち合わせているため、家族以外とは距離を置きやすいです。
しつけはしやすい犬種ですが、活発な性格なのでしっかりとした運動量を確保してあげる必要があります。

体高 オス:65-68cm、メス:61-65cm
体重 オス:30-36kg、メス:20-25kg

 

4-4.グレートスイスマウンテンドッグ


グレートスイスマウンテンドッグは、かつては牧畜犬として働いていたスイス原産の超大型犬です。
温厚で堂々とした性格をしており、うまくしつければ誰にでも愛情を示してくれるようになります。
非常に体が大きいので、しっかりと犬の興奮をコントロールできるように徹底した訓練をする必要があります。
また、夏の高温多湿な気候は苦手なので、皮膚疾患や外耳炎、熱中症などに注意しましょう。

体高 オス:65-72cm、メス:60-68cm
体重 オス:60-70kg、メス:50-60kg

 

4-5.ジャイアントシュナウザー


ジャイアントシュナウザーは、ドイツ原産の超大型犬です。
優れた嗅覚を持ち、警察犬や軍用犬として活躍しています。
性格は穏やかで、家族や子供にも愛情深く接してくれます。
ただし、独立心が強い一面があるため、信頼関係を構築しないということを聞かない子に育ってしまう可能性があります。
子犬の頃から、毅然とした態度でしっかりとトレーニングをする必要があるでしょう。
また、体が大きいので、運動に十分付き合える体力も必要です。

体高 オス、メスともに60-70cm
体重 オス、メスともに35-47kg

 

5.海外で人気の大型犬

続いて、海外で人気の大型犬を紹介していきます。

5-1.スタンダードプードル


スタンダードプードルは、フワフワの巻き毛が特徴の大型犬です。
明るく温厚で友好的な性格をしており、家族以外の人や他の犬とも仲良くすることができます。
利口でしつけもしやすいのですが、甘やかしているとワガママに育ちやすいので、飼い主が常に主導権を握ることが大切です。
また、必要とされる運動量が多いため、毎日朝と夕方に60分以上の散歩を欠かさず行いましょう。

体高 オス、メスともに45-62cm
体重 オス:25kg前後、メス:23kg前後

 

5-2.ボクサー


ボクサーは、たくましい筋肉質の体を持つドイツ原産の犬種です。
落ち着いた穏やかな気性をしており、トレーニングがしやすいため家庭犬に向いています。
家族には愛情を持ってくれる反面、防衛心が強いため他人には警戒心を持つ傾向があります。
運動量が多く力が強いため、体力に自信がある人でなければ飼うことは難しいでしょう。

体高 オス:57-63cm、メス:53-59cm
体重 オス:30kg以上※体高60cmに対し、

メス:25kg※56cmに対し

 

5-3.グレート・デン


グレート・デンは、原産国ドイツで人気の高い大型犬です。
温和な性格をしており、家族以外の人や他の犬とも友好的に接することができます。
ただし、服従心の強さからやきもちを焼く一面があり、家族に対する嫉妬心で攻撃的になることがあります。
トラブルを防ぐために、子犬の頃から忍耐力をつけるための訓練をしてあげることが必要です。

体高 オス:76-81cm、メス:71-76cm
体重 オス:63-77kg、メス:50-63kg

 

5-4.ロットワイラー


ロットワイラーは、特に欧米での人気が高い大型犬です。
訓練能力が高く賢いため、警察犬・軍用犬としても活躍しています。
落ち着きがあって愛情深く、信頼関係を構築した相手には従順になってくれます。
ただし、防衛心が強く攻撃性が出やすいので、子犬の頃からきちんとしたしつけやトレーニングが必須です。
また、筋肉質でパワフルなので、力負けしない体力も必要になります。

体高 オス:63-69cm、メス:58-63cm
体重 オス:45-61kg、メス:41-54kg

 

5-5.ジャーマン・シェパード・ドッグ


ジャーマン・シェパード・ドッグは、日本で警察犬として活躍しているドイツ原産の犬種です。
家族に対して愛情深く活発な性格である一方、大型犬特有の落ち着きを持っています。
トレーニングがしやすい犬種であり、飼い主の指示に的確に従うことができます。
しつけや訓練をしっかりと行うことができ、朝晩1時間ずつ散歩時間の確保ができる人に向いているでしょう。

体高 オス:55-65cm、メス:55-60cm
体重 オス:22-40kg、メス:22-32kg

 

6.大型犬を飼う時の注意点

大型犬は体のサイズが大きい分、飼育する際には心構えが必要です。
最後に、大型犬を飼う際の注意点を解説するので、しっかりと目を通しておいてください。

6-1.広いスペースが必要

大型犬は体のサイズが大きいので、広いスペースで飼育してあげる必要があります。
クレートやトイレなど、大型犬のサイズに見合った物を用意しなくてはいけないので、スペースに余裕があるかを確認しておきましょう。
ただし、屋内で大人しく、屋外で活発に動くようにしつけられれば、家の中に広い運動スペースがなくても大丈夫です。

6-2.運動量を確保してあげる

大型犬の飼育の際には、運動量の確保も必須です。
1日2回、各1時間以上の散歩をしてあげるようにしましょう。
ただし、成長期に激しい運動をさせると、骨格の形成に悪影響を及ぼす可能性があります。
1歳9か月くらいまでは、自発的な運動をする程度にとどめましょう。
また、やわらかい芝やクッション材の上で運動させ、骨格に衝撃を与えないようにすることも大切です。

6-3.しっかりとしたしつけが重要

大型犬は力が強いので、しっかりとしたしつけをしなければ人に怪我をさせる恐れがあります。
飼い主がしっかりとトレーニングし、大型犬の動きをコントロールできるようになりましょう。
子犬の頃からしっかりとトレーニングできれば、信頼関係が築けて落ち着いた性格に育ってくれます。

6-4.体が大きい分えさ代がかかる

大型犬は、体が大きい分食費がかかってしまいます。
毎月10,000円程度の食費と追加のおやつ代も必要です。
トリミング代や治療費などもかかるため、金銭的な余裕がないと飼育は難しいでしょう。
事前にかかる費用を計算し、毎月余裕を持って飼育ができると判断してから、飼い始めるようにしてください。

 

大型犬のお世話は大変だけど、その分魅力もいっぱい!

大型犬は、しつけやお世話が非常に大変です。
広い飼育スペースや運動量、毎月かかる食費など、必要となる条件がたくさんあります。
しかし、知能が高く穏やかな性格の子が多いので、しっかりとトレーニングできれば心強いパートナーになってくれるでしょう。
大型犬を飼う際には、「最後まで責任を持って飼う」という強い覚悟を持ったうえで、家族の一員として迎えてあげてください。

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