ウェットタイプのドッグフードを与える前に知っておきたい事 ウェットタイプのドッグフードを与える前に知っておきたい事

犬の食事・ドッグフード

ウェットタイプのドッグフードを与える前に知っておきたい事

ドッグフードにはカリカリで粒状のドライタイプや缶詰やレトルトパウチに入っているウェットタイプ、その他にもソフトドライタイプ、セミモイストタイプなど多くの種類があります。ウェットタイプのフードは、シニア犬の介護食や防災用品としても注目を集めているタイプです。今回はウェットタイプのドッグフードについてご紹介していきます。

 

ドライタイプとウェットタイプの違い

ドッグフードの定番として多く販売されているのが、カリカリの粒タイプのドッグフードで、ドライフードとも呼ばれます。ドライフードは乾燥していて水分がほとんど含まれていないため、保存期間が長く、栄養バランスを追求した合理的なドッグフードとして販売されています。

ウェットタイプでは缶詰やレトルトを使用した製品が多く販売されています。ウェットタイプのフードは水分を多く含むため、一般的には粒状のドッグフードよりも栄養価が低いとされていますが、製品によっては品質にこだわった無添加の高品質なウェットフードも販売されています。

一目瞭然!水分量がこんなに違うんです!

ウェットタイプのドッグフードは全体に対して約75%前後の水分を含みます。ドライタイプのフードは名前の通り、乾燥してカリカリの状態のドッグフードなので、水分は10%程度のため水分はほぼ含んでいません。このため、ウェットタイプのフードは、水を飲まない犬への水分補給として、食事と一緒に水分を摂取させることができます。犬のドッグフードランキングでは、ドライタイプが上位を占めています。しかし病気を抱える犬やシニア犬で、できるだけ水分量を多く摂らせたい場合、獣医師さんが水分の多いウェットタイプをおすすめすることもあります。

価格にだって違いがある

カリカリのドライフードにもさまざまなグレードがありますが、一般的には安価であることが特徴です。ウェットタイプのドッグフードには、こちらもさまざまなグレードがありますが、価格が高く、ドライフードに比べると割高になります。

 

ウェットフードにも種類があるんです

ウェットタイプのフードの中でも、缶詰、レトルト、冷蔵、冷凍タイプとさまざまな種類があります。内容もスープがより多めのもの、ペースト状のもの、お肉やお魚がベースのものなど幅広い種類の製品があります。

あるって知ってた?ウェットタイプの総合栄養食

ドッグフードは犬の総合栄養食と呼ばれることも多いです。総合栄養食とはフードと水だけで栄養のバランスが取ることができるフードのことをいいます。総合栄養食のドッグフードと聞くと、カリカリのドライタイプを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

しかし、ドライタイプのドッグフードだけでなく、ウェットタイプにも総合栄養食があるのをご存知ですか?確かにウェットタイプのドッグフードは水分が多い分、たんぱく質や脂質の割合が抑えられているので栄養価が低いものが多いですが、近年は添加物や保存料を使わない高品質のウェットフードも多く販売されています。ウェットフードは賞味期限は短いですが、ドライタイプと同様に、それだけ犬の健康のことが考えられているフードであるといえます。

あげすぎは要注意!ウェットタイプの一般食

総合栄養食としてバランスが取れていないおかずや副食の位置付けのウェットタイプのフードは一般食として販売されています。ウェットフードは食いつきが良いのが特徴です。よく食べるからといって、一般食のウェットフードを毎日あげていると、ウェットタイプしか食べなくなってしまう可能性もあるので注意してください。

また、安いウェットフードのパッケージの裏表示を一度チェックして見てください。栄養のバランスが偏っているだけでなく、着色料や保存料、添加物などが多く含まれている可能性があります。

トッピングとしても品質の悪い添加物がいっぱい含まれたウェットフードを愛犬にあげすぎていませんか?犬の食事は飼い主さんが選んであげるものですから、犬は選ぶことができません。どうしてもウェットフードを選ぶ場合は、栄養バランスが崩れている食事を長期間与えないようにして、できるだけ品質の高いウェットフードを与えましょう。

 

ウェットフードはシニア犬にもおすすめ!

高齢になった犬は、お水をあまり飲まなくなったり、カリカリのドッグフードが喉に詰まりやすくなったり、歯が弱ってドライフードを噛むことができなくなったりと食事を食べることに徐々に支障が出てくることがあります。こういったときにおすすめなのがウェットフードです。

ウェットタイプのドッグフードには水分が多く含まれていますので、食事をしながら、水分をしっかりと与えることができます。またシニア犬は、たんぱく質の代謝が悪くなり、たんぱく質の吸収される量が激減してしまいます。さらに足りないたんぱく質を自分の体にある筋肉から補おうとしてしまうため、シニア犬の筋肉がどんどん痩せていってしまいます。そのため、シニア犬に与えるドッグフードを選ぶ際には、質の良いたんぱく質が含まれているウェットフードをおすすめします。

 

まとめ

水分を多く含むウェットタイプのドッグフードは、水分を必要としている子や、シニア犬におすすめのフードです。また、新鮮なお水が手に入らないことを想定した防災用品としてもウェットタイプのフードは役立ちます。

普段ドライフードしか与えていない場合でも、万が一のためにウェットフードタイプのフードを数個常備しておくことをおすすめします。できるだけ高品質のウェットタイプのドッグフードを是非一度チェックしてみてください。

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