梅雨の時期、愛犬の様子を気に掛けてあげて! 梅雨の時期、愛犬の様子を気に掛けてあげて!

犬の健康・ケガ・病気

梅雨の時期、愛犬の様子を気に掛けてあげて!

梅雨の時期は、ジメジメしていて洗濯物もなかなか乾かず過ごしづらい日々が続き、体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか。梅雨のジメジメした時期に体調を崩すのは犬も例外ではありません。

ここでは梅雨の時期、愛犬に起こる体調不良や散歩のお悩みについて解決法をご紹介します。

梅雨時期の愛犬の体調不良はありませんか?

梅雨時期は雨でジメジメするため、外耳炎や皮膚疾患になりやすくなります。湿気だけでなく気温も上昇するため熱中症などの病気の危険性も上昇し、犬も体調を崩し動物病院を受診する飼い主さんも多いです。梅雨時期の体調不良を見極めるための項目をご紹介します。

 

食欲不振ではないですか?

ジメジメ・ムシムシした時期は食欲も低下します。食欲不振は健康時でも起こることがあり、犬のワガママで食べないこともあります。最近ドッグフードを変えた、生活環境が変わったなどのストレスで食欲不振を引き起こす犬もいるので食欲不振の症状が診られる場合は他にもなにか症状はないか愛犬の様子を観察しましょう。

食べないからと言ってドッグフードなどの食事をそのままにしておくとカビや細菌が繁殖することもあり、下痢や嘔吐などの消化器疾患を引き起こしてしまうこともあります。食欲不振でドッグフードなどの食事を食べない場合はその都度片付けるようにしましょう。

 

こんな体調不良はありませんか?

食欲不振以外にも梅雨時期には様々な体調不良の症状が見られます。愛犬にこんな症状診られませんか?

下痢をよくするようになった

犬にとって下痢はストレスや食物アレルギー、消化器疾患、その他の疾患などで見られる症状です。下痢の症状が見られるからと言ってそれだけで病気を確定することはできませんが、食べたものを体に吸収できなくなりため栄養不良や脱水などの症状を引き起こすことがある怖い症状です。梅雨の時期は環境の変化や運動不足などによるストレスや、ドッグフードなどの食事の劣化などにより下痢をよくするようになります。

軽く軟便になるぐらいであれば1,2日程度様子を見ても問題ないことが多いですが、水様の下痢をしているようであれば出来るだけ早く動物病院を受診しましょう。

嘔吐している

下痢に引き続き、嘔吐も犬の体調不良の際によく見られる症状の一つです。環境の変化、ストレス、食物アレルギー、消化器疾患、その他の疾患などにより引き起こされる症状です。嘔吐も1回であれば様子を見ても問題ないことが多いですが、何回も繰り返す場合は何らかの病気の可能性が高いです。嘔吐が続くと脱水や栄養失調などを引き起こしますので出来るだけ早く動物病院を受診しましょう。

皮膚病かな?体が臭い気がする…

湿気が高い状態で過ごすと皮膚もジメジメします。気温が高く湿度も高いために皮膚が常に湿るため、皮膚疾患を引き起こしやすくなります。細菌や真菌などが繁殖しやすい環境になるために膿皮症や外耳炎を発症します。体が臭い気がする、体を痒がる、赤みがあるなどの症状が見られる場合は出来るだけ早く動物病院を受診しましょう。

自宅では除湿をし、犬にとって快適な環境づくりや、ブラッシングやこまめにシャンプーするなどの対策が必要になります。

梅雨時期の散歩はどうしたら良いの?

雨が降ると困るのが犬の散歩です。犬の運動にもなり、外でしか排泄をしない子にとって重要になります。雨の時の散歩はどうしたら良いのか、お家でできるストレス解消法をご紹介します。

 

外でしか排泄をしない子は雨でも散歩へ行きましょう!

外でしか排泄をしない子は雨でも散歩へ行きましょう。雨の日だからといって「今日だけは室内でしてね」という飼い主さんの都合は犬には通用しません。犬も「どうして連れて行ってくれないんだろう」と排泄を我慢してしまいます。排泄を我慢することで膀胱炎や便秘などの消化器疾患、泌尿器疾患を引き起こしてしまう可能性があります。排泄を我慢することでストレスになり、逆に外でしなくなったり、吠える・噛むなどの問題行動をとることもあるので、外に連れ出してあげましょう。

 

お家でできるストレス解消法をご紹介

雨で外に行けないとなると犬もストレスが溜まってしまいます。そんな時はお家でもおもちゃを使用してたくさん遊んであげましょう。お家でできるストレス解消法はボール遊び、ロープの引っ張り合い、遊んでいるうちにおやつが出るおもちゃなどを使用しましょう。

おもちゃを使用しなくてもタオルを縛って引っ張り合いのロープにしてみたり、新聞紙などを丸めたボールを使用したり、ダンボールでトンネルなどを作ってあげたり、工夫してみるのもいいでしょう。犬によって好きな運動は異なりますので、愛犬の好きな運動を取り入れるようにしましょう。

おもちゃなどで遊ぶ他にも犬のストレス解消法はあります。犬の体をマッサージするなどしてリラックスさせてあげましょう。マッサージは目を掻くぐらいの軽い力で指の腹を使用しましょう。マッサージの方法は顔、背中、足、尻尾とゆっくりマッサージを行います。犬にマッサージを行うことでリラックスできる他にも、犬の皮膚の状態も確認でき、愛犬とのコミュニケーションの場にもなりますので、始めは撫でるだけでも問題ありません。

お家の中でもできるストレス解消法をご紹介しましたが、やはり外を思い切り走ったりして遊ぶのが一番のストレス解消法です。どうしても困ってしまう時は、室内のドッグランを利用してみましょう。リードに繋がれた状態で散歩するよりリードを付けない状態で走り回ることでストレス解消になります。施設により様々なマナーやルールなどがありますが、梅雨の時期に溜まったストレスを解消する方法です。ストレス溜まってそうだなと感じたらぜひ連れて行ってみましょう。

 

雨の日の便利グッズ

近年では雨の日の散歩などに便利なグッズがたくさん販売されています。雨の日の散歩には犬用のレインコートが販売されています。ポンチョタイプやフルカバータイプがあります。ポンチョタイプは着やすく脱がせやすいです。フルカバータイプは中型犬や大型犬にオススメです。しかし、中にはレインコートのシャカシャカ音が苦手な犬もいます。そんな犬には犬専用の傘も販売されています。飼い主さんが持つタイプの傘で犬の首輪とチェーンで繋がっているのでリード代わりに傘を持つようなスタイルになります。神経質な犬や散歩時に飼い主さんを引っ張ってしまう犬には不向きかもしれません。

散歩から帰ってきたら、足先が濡れてしまいますのでしっかり乾かしましょう。体が濡れてしまった際はシャンプーなどを行うこともいいですが、あまりに頻回シャンプーを行うと皮膚の健康な角質までも取り除いてしまうために逆に皮膚疾患を引き起こしてしまいます。シャンプーは3週間から1ヶ月に1度程度で、販売されているドライシャンプーを使用しましょう。

まとめ

ここでは梅雨の時期、愛犬に起こる体調不良や散歩のお悩みについて解決法をご紹介しました。梅雨の時期はジメジメしていて室内ばかりで犬もストレスを感じます。特に元々運動量を必要とする犬種はストレスで壁を壊したり、物を破壊してしまうなどの問題行動を引き起こすこともあります。小型犬であれば家の中でのおもちゃ遊びや飼い主さんとのコミュニケーションで解消されますが、中型犬や大型犬などのたくさんの運動量を必要とする犬種だとそれだけでは足りません。ストレスを溜めることで食欲不振や元気がなくなるなどの軽い症状から、下痢・嘔吐などの症状や免疫力が低下し様々な病気を引き起こす可能性があります。

梅雨の時期は湿気が多く温度も高いために体調不良やストレスを溜めてしまいます。愛犬の性格や犬種などにあった方法でジメジメした梅雨時期を乗り切るようにしましょう。

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