【専門家監修】フレンチブルドッグの性格や飼いやすさを解説!寿命や飼うときのポイント 【専門家監修】フレンチブルドッグの性格や飼いやすさを解説!寿命や飼うときのポイント

犬の種類・品種

【専門家監修】フレンチブルドッグの性格や飼いやすさを解説!寿命や飼うときのポイント

愛嬌たっぷりのユーモラスな表情と、大きなバットイヤーが魅力的な「フレンチブルドッグ」。

日本国内だけでなく世界中で高い人気を誇る犬種ですが、「短頭種の犬は飼育が大変」「初心者が飼うのは難しいのでは?」というイメージを持つ人も少なくないでしょう。

しかし、フレンチブルドッグの性格や体質を正しく理解し、しっかりとしつけを行えば、家族に寄り添う最高のパートナーになってくれます。

今回は、フレンチブルドッグの基本的な特徴や性格お迎えにかかる費用から、飼い方のコツや注意すべき病気まで詳しく解説します。

これから家族に迎えたいと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

フレンチブルドッグの特徴

まずは、フレンチブルドッグの大きさや外見の魅力、どのような歴史を歩んできた犬種なのかについて詳しく紹介します。

 

フレンチブルドッグの外見

フレンチブルドッグは、がっしりとした筋肉質の体型と、短く太い四肢が特徴的な小型〜中型犬です。 

体重は8kg〜14kg前後体高は24cm〜35cm前後が標準的な大きさといわれています。

フレンチブルドッグの外見的な最大の特徴は、「バットイヤー」と呼ばれるコウモリの羽に似た大きな立ち耳と、短頭種ならではの愛嬌がある顔立ちです。

被毛は短毛で、柔らかい毛質をしています。

毛色はバリエーションが豊富で

  • フォーン
  • フォーン&ホワイト
  • ブリンドル
  • ブリンドル&ホワイト
  • パイド
  • ホワイト

などがあります。

 

フレンチブルドッグの歴史

フレンチブルドッグのルーツは、1800年代のフランスにあります。

当時はイギリスのノッティンガムという街で、ドレスなどを飾る高価なレース生地を作る「レース職人」が活躍していました。

しかし、産業革命で大型機械が導入されたため、仕事を失った職人たちが新天地を求めてフランスへ移住します。

その移住の際、彼らが愛玩犬として一緒に連れていったのが、小柄なブルドッグである「トイブルドッグ」でした。

その移住先に持ち込まれたトイブルドッグが、テリアなどの様々な犬種と掛け合わされることで誕生したのが、フレンチブルドッグだといわれています。

最初は労働階級の人たちの間で飼われていましたが、フランスの芸術家や上流階級の間で人気を博し、世界中で愛される犬種となりました。

 

フレンチブルドッグの性格と飼いやすさ

フレンチブルドッグの基本的な性格は、非常に明るくフレンドリーで、家族に対して深い愛情を示す甘えん坊な性質だといわれています。

陽気で遊び好きな一面があり、他の人や犬に対しても大らかに接します。

ただし、もともとブルドッグの血を引いているので、やや頑固で警戒心が強い一面もあります。

フレンチブルドッグは、賢くて飼い主さんの指示をよく理解できます。

むやみに吠えることも少ないので、子犬の頃からきちんとしつけを行えば、非常に飼いやすい犬種だといえるでしょう。

 

フレンチブルドッグを迎え入れる方法や費用

フレンチブルドッグを家族に迎えたいと考えたとき、どのような入手先があるのでしょうか。

ここでは、迎え入れる方法やお迎えにかかる初期費用の目安について解説します。

 

ペットショップでフレンチブルドッグを購入する

もっとも一般的で、気軽に子犬を探せるのがペットショップです。

気軽に立ち寄りやすく、必要な飼育グッズもその場で一通り揃えられるというメリットがあります。

ペットショップで子犬を選ぶ際は、動物愛護管理法に基づき、生後56日(8週齢)が経過しているかを必ず生年月日から確認するようにしましょう。

また、フレンチブルドッグは、関節や呼吸器に生まれつきの疾患を持っていることがあります

健康状態に関して、以下の内容を確認するようにしましょう。

  • 安静にしているときに呼吸が荒くないか
  • 呼吸に異音が混ざっていないか
  • 足を引きずっていたり、腰を振りながら歩いたりしていないか
  • 肌に赤みや湿疹、脱毛箇所はないか

 

ブリーダーからフレンチブルドッグを紹介してもらう

フレンチブルドッグの専門知識を持ったブリーダーから、直接譲り受ける方法もあります。

ブリーダーから購入する場合は、価格について一般に公開されていないケースが多いので、直接尋ねる必要があるでしょう。

育った環境や親犬の姿を実際に確認できるので、将来の体格や性格をイメージしやすいです。

ただし、ブリーダーから購入する場合は、いつでも譲り受けることができるとは限りません。

場合によっては、子犬が生まれるまで数か月待たなければいけないこともあるでしょう。

 

フレンチブルドッグの里親になる

動物愛護団体や地域の動物愛護センター、保健所などを通じて、保護されたフレンチブルドッグの里親になるのも一つの手です。

成犬や老犬が中心となりますが、成犬になってからでもしつけ直すことはできるので、心配する必要はありません。

ただし、里親になるためには、家庭環境や飼育経験などの条件があることを理解しておきましょう。

 

フレンチブルドッグを迎え入れるのにかかる費用は?

フレンチブルドッグの生体価格は、約30万円〜60万円が相場となっています。

頭が大きく肩幅が広いせいで、帝王切開による出産となるケースが多いので、価格は比較的高めに設定されています。

また、狂犬病予防注射や混合ワクチン、犬用のケージ、おもちゃ、散歩用品などを購入すると、生体価格に加えて約5〜13万円程度の費用がかかる場合があります。

 

フレンチブルドッグを飼うときのポイント

フレンチブルドッグと健やかで楽しい毎日を過ごすためには、犬種特有の体質や性格に合わせたケアが必要です。

ここでは、フレンチブルドッグを飼うときのポイントを5つ紹介します。

 

子犬のころからきちんとしつけをする

フレンチブルドッグは賢くて穏やかな性格をしている反面、興奮しやすく頑固な一面も持ち合わせています。

成犬になると力が強くパワーもあるので、子犬の頃から興奮をコントロールするしつけを徹底することが大切です。

特に、生後3週齢〜12週齢頃までの社会化期に、たくさんの人や他の犬、外の音などに慣れさせるようにしましょう。

普段からコミュニケーションを重ねて、子犬の頃からしつけを徹底することで、フレンチブルドッグの良さを引き出してあげてください。

【専門家監修】犬のしつけに悩む飼い主は8割以上!基本的なトレーニング方法を徹底解説

被毛やシワの間のケアをする

フレンチブルドッグは短毛ですが、皮膚を健康に保つためにブラッシングは欠かせません

ラバーブラシなどを使って、週に2〜3回は優しくブラッシングをしてあげましょう。

また、フレンチブルドッグの特徴である顔のシワの間は、汚れが溜まりやすく、放っておくと細菌が繁殖してニオイや炎症の原因になります。

少なくとも週に1回以上を目安に、柔らかい布や綿棒などで、シワの奥まで優しく拭き取ってあげましょう。 

【トリマー監修】愛犬のブラッシングのやり方や頻度を解説!嫌がるときの対処法とポイント

1日30分程度を目安に運動させてあげる

室内でも元気に動き回るフレンチブルドッグですが、ストレス解消と筋力維持のために毎日散歩をさせてあげるようにしましょう。

1日1〜2回合計で30分程度を目安に外の空気を吸わせてあげてください。

ただし、フレンチブルドッグは鼻が短い短頭種なので、激しい運動をすると呼吸が苦しくなってしまうことがあります。

股関節に負担がかかりやすい犬種でもあるので、愛犬の体調に合わせて適度な運動を心がけてあげてください。

 

室内の温度管理を徹底する

フレンチブルドッグは、暑さにも寒さにも弱い犬種です。

室内ではエアコンを活用して、快適な環境をキープしてください。

また、フレンチブルドッグは体温調節も苦手です。

散歩をするときは、夏場は早朝や日没後の涼しい時間帯、冬場は暖かな時間帯に限定するようにしましょう。

【動物看護師監修】犬にとってエアコンの温度は何度がいいの?快適に過ごせる設定温度を解説

肥満にならないように気をつける

フレンチブルドッグを飼うときは、愛犬が肥満にならないように気をつけましょう。

肥満になってしまうと、首周りにお肉がつくことで気道を圧迫し、呼吸器の病気のリスクを高めてしまいます。

一般的に可愛らしくて丸っこい体型をしているイメージがありますが、ウエストがどこかわからなくなってしまうような状態は太りすぎです。

運動負荷が増えて体力が低下することにもつながるので、食事のコントロールは徹底しましょう。

 

フレンチブルドッグの寿命やかかりやすい病気

愛犬と少しでも長く、幸せに暮らすためには、健康管理への意識が欠かせません。

ここでは、フレンチブルドッグの平均寿命と、特に注意しておきたい代表的な病気について解説します。

 

フレンチブルドッグの寿命は10歳~12歳程度

フレンチブルドッグの平均寿命は10歳〜12歳程度といわれています。

犬全体の平均寿命である14歳程度と比較すると、やや短い傾向があります。

愛犬と健康で長く一緒にいるためには、フレンチブルドッグ特有のかかりやすい病気を正しく理解し、日頃から予防と早期発見に努めることが何よりも大切です。

これから紹介する病気のサインを見逃さないようにしましょう。

 

短頭種気道症候群などの呼吸器疾患

鼻の通り道が狭いフレンチブルドッグは、呼吸器系のトラブルが非常に起きやすい犬種です。

特に注意したいのが、軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)や鼻腔狭窄びくうきょうさく)といった病気が重なる「短頭種気道症候群」です。

【主な症状】

  • 睡眠時以外も「グーグー」「ガーガー」と苦しそうな呼吸音をさせる
  • 激しいいびきをかく
  • 過度のパンティングを繰り返す

進行すると呼吸困難に陥り、命に関わるケースもあります。

普段から呼吸音の変化に注意し、症状が気になる場合は早めに動物病院へ相談しましょう。

 

皮膚病

フレンチブルドッグは、皮膚がデリケートなことが多いです。

そのため、アトピー性皮膚炎マラセチア性皮膚炎などの皮膚トラブルを起こすことが少なくありません。

また、食物アレルギーを持っていることも多いので、食事にも気をつける必要があります。

皮膚病に対処するためには、毎日のシワ掃除や定期的なシャンプーで、皮膚のバリア機能を守ってあげることが大切です。

ただし、皮膚が弱いので「どういったシャンプーを使うか」「どうやってシャンプーすればいいのか」といったことを、動物病院やトリミングショップに一度相談することをおすすめします。

 

神経や関節の疾患

フレンチブルドッグは、体型的に背骨や関節への負担が大きく、「椎間板ヘルニア」を代表とする神経・関節の疾患に注意が必要です。

また、半椎(脊椎の先天的な形成異常)などの異常を持つ子も少なくありません。 

神経や関節の疾患は簡単に解決する方法が乏しい病気なので、治療や症状との付き合いが長期間に渡ることもあります。

症状が悪化する前に、何か異変があったらすぐに動物病院に相談するようにしましょう。

 

熱中症

フレンチブルドッグは、気道が狭いため効率よく体温を下げることができません

そのため、熱中症にはとくに気をつける必要があります。

暑い時間帯の散歩や、閉め切ったエアコンのない室内や車内への放置は、絶対に避けるようにしましょう。

少しでも異変を感じたら、流水などで愛犬の体温を下げながら、大至急動物病院へ連れて行ってください。

 

フレンチブルドッグを飼うときは健康への配慮が大切

愛嬌たっぷりのユニークな表情と、明るく甘えん坊な性格で私たちを魅了してくれるフレンチブルドッグ。

子犬の頃からきちんとしつけを行えば、無駄吠えも少なく、飼いやすい素晴らしいパートナーになってくれます。

一方で、鼻ペチャな短頭種ならではの呼吸器トラブルや、デリケートな皮膚、熱中症のリスクなど、健康面では他の犬種以上に手厚いケアと厳重な温度管理が必要です。

フレンチブルドッグの特性を正しく理解し、毎日のシワのお手入れや適切な食事・運動管理を徹底することこそが、愛犬の命を守ることにつながります。

愛犬が健やかに過ごせる環境をしっかりと整え、たくさんの愛情を注ぎながら、幸せな時間をできるだけ長く過ごせるようにしましょう。

この記事の監修者

  • 本村 隆典

    ドッグライフアドバイザー

    本村 隆典

    2020年よりペットフードメーカー株式会社ゆずずに勤務、2022年にドッグライフアドバイザーの資格を取得。
    わんちゃんのしつけ・健康管理などの知識を活かして飼い主さま向けの情報提供や指導に従事している。
    過去にゴールデンレトリーバーと暮らしていた経験をもとに、自社ブランドのドッグフード「このこのごはん」の大型犬向け商品「大型犬のためのこのこのごはん(2025年2月発売)」の商品開発にも携わった。
    これまでの業務経験や多くの飼い主さまと関わってきた経験をもとに、現在もペットとの豊かな暮らしを支援しています。

記事ランキング

商品ラインナップ

人気のタグ

     あなたの愛犬にぴったりなごはんは?今すぐ見てみる