見た目の愛らしさや明るい性格が魅力的な「ジャックラッセルテリア」。
人気の高い犬種ですが、初心者には飼うのが難しいといわれることもあります。
実際には、どのような犬種なのでしょうか。
今回は、ジャックラッセルテリアの基本情報や性格、飼い方のコツから、かかりやすい病気まで詳しく紹介します。
これからお迎えを考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
【基本情報】ジャックラッセルテリアの特徴
まずは、ジャックラッセルテリアの体格や毛色、歴史などを紹介します。
どのような特徴があるのかチェックしてみましょう。
ジャックラッセルテリアの大きさ
ジャックラッセルテリアは、オス・メスともに体高が25cm〜30cm、体重が約5kg〜6kgほどの小型犬です。
コンパクトな体つきですが、筋肉質でたくましく、アスリートのようなスタイルをしています。
ジャックラッセルテリアの毛色
毛色はホワイトがベースとなっており、そこにブラックやタン(茶色)の模様が入ります。
主な色の組み合わせは以下の通りです。
- ホワイト&ブラック
- ホワイト&タン
- トライカラー(ホワイト・ブラック・タンの3色)
模様の入り方やタンの色合いは一頭ずつ異なり、その子だけの個性を楽しめます。
ジャックラッセルテリアの被毛
被毛のタイプは、質感や長さによって3種類に分かれます。
| タイプ | 特徴 | お手入れのポイント |
| スムースコート | 長さ1cmほどの短毛。 硬めでつやがあり、すべすべした手触り。 |
3タイプで最も抜け毛が多いため、こまめなブラッシングが必要。 |
| ラフコート | 2.5〜5cm程度の長毛。ウェーブがかった柔らかい毛質で毛量が多い。 | 定期的なトリミングと、毎日のブラッシングが欠かせない。 |
| ブロークンコート | スムースとラフが混ざったタイプ。 最も毛量が多い。 |
長い毛の部分があるため、定期的なトリミングが必要。 |
ジャックラッセルテリアの歴史
ジャックラッセルテリアは、1800年代のイギリスで誕生しました。
デボン地域に住んでいたジョン・ラッセル牧師により、キツネ狩りのために作出された狩猟犬です。
フォックステリアをベースに、ビーグルやボーダー・テリア、ブルテリアなどを交配したのが始まりとされています。
その後、より家庭で飼いやすくするために、ウェルシュ・コーギーとも交配されたといわれています。
ジャックラッセルテリアの性格

ジャックラッセルテリアは、陽気で好奇心旺盛な性格です。
もともと狩猟犬として活躍していたため、非常にエネルギッシュで、常に楽しいことを探しているような活発さがあります。
また、学習能力が高く、リーダーに対して忠実な一面も持っています。
信頼関係をしっかりと築くことができれば、指示によく従う賢いパートナーになってくれるでしょう。
一方で、本能的な習性から、見知らぬ人や動物に対して吠えたり、小動物を追いかけたりすることもあるため、適切なコントロールが必要です。
ジャックラッセルテリアを迎えるときに必要な費用相場
ジャックラッセルテリアの子犬の価格相場は、約20〜50万円ほどです。
これに加え、生活用品やワクチン接種などの初期費用がかかります。
| 【お迎え時の初期費用目安】 | |
| ワクチン代・健康診断代など | 約2万~3万円 |
| サークル・ケージ・爪切りなどの生活用品 | 約4万〜5万円 |
また、毎月の食費や日用品、医療費などが1〜2万円ほど必要となるため、将来の費用も考えて計画を立てておきましょう。
ジャックラッセルテリアの飼い方のコツ&注意点

ジャックラッセルテリアと楽しく暮らすためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
ここでは、飼い方のコツや注意点を紹介します。
毎日十分な運動をさせてあげる
ジャックラッセルテリアは小型犬の中でも非常に活発で体力があるため、多くの運動量が必要です。
運動不足はストレスにつながり、吠えや攻撃性の原因になるので注意しましょう。
毎日の散歩は朝晩30分ずつを目安に行い、休日はドッグランで思いきり走らせてエネルギーを発散させてあげてください。
また、頭を使う遊びを取り入れると、ストレス解消にさらに効果的です。
ただし、骨が成長しきっていない子犬の時期は、激しい運動は避けましょう。
子犬のころからしつけと社会化をする
ジャックラッセルテリアは刺激に対して敏感で、本能的に吠えたり噛みついたりしやすい性質を持っています。
生後3週〜12週頃までの「社会化期」に、いろいろな人や物、音などの環境に慣れさせてあげましょう。
興奮をコントロールできるように、一貫した態度で根気強く教えることが重要です。
被毛のブラッシングをまめに行う
どの被毛タイプの子であっても、日々のブラッシングは欠かせません。
ブラシで無駄な毛を取り除いて、皮膚を清潔に保ちましょう。
ラフコートやブロークンコートは、定期的にサロンで「プラッキング(不要な毛を抜くケア)」をしてもらうと、美しい毛並みを維持しやすくなります。
関節を傷めないようにケアする
ジャックラッセルテリアは、関節トラブルが起こりやすい犬種です。
そのため、「滑りにくい床材を敷く」「高い場所からのジャンプは控えさせる」など、関節に負担をかけすぎないように工夫をしましょう。
また、肥満は関節への大きな負担となるため、適切な食事量で理想的な体型をキープすることも大切です。
物を噛むトラブルに気をつける
好奇心旺盛なジャックラッセルテリアは、家具や電気コード類などを噛んでしまうことがあります。
命に関わる危険もあるため、子犬の頃から「噛んではいけないこと」をしっかりと教えるようにしましょう。
「噛み防止スプレーを活用する」「留守番中はサークルに入ってもらう」などの対策を行うことも大切です。
また、噛んでもいいおもちゃを用意して、上手にエネルギーを発散させてあげるのもいいでしょう。
ジャックラッセルテリアがかかりやすい病気
ジャックラッセルテリアの平均寿命は14.3歳といわれており、比較的丈夫で元気な子が多いです。
しかし、注意しておきたい病気がいくつかあります。
ここでは、ジャックラッセルテリアがかかりやすい病気を紹介します。
異変を感じたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。
関節の病気
活発な性格のジャックラッセルテリアは、関節のトラブルに注意が必要です。
とくに注意したいのは、「膝蓋骨脱臼」と「前十字靭帯断裂」です。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝のお皿が正常な位置から外れる病気です。
初期は無症状の場合が多いですが、進行するとスキップのような歩き方をしたり、後ろ足を曲げ伸ばしたりするなどの症状が現れます。
前十字靭帯断裂
膝関節を安定させる靭帯が切れてしまう病気です。
急に後ろ足をあげて歩けなくなったり、足をかばうような歩き方をしたりするなどの症状が現れます。
目の病気
ジャックラッセルテリアは、以下の目の病気にも注意が必要です。
水晶体脱臼
水晶体を支える「チン小帯」という繊維が断裂して、位置がずれる病気です。
発症すると、白目が赤くなったり、目を気にして掻くようになったりすることがあります。
白内障
水晶体が白く濁り、視力が低下する病気です。
初期症状はほとんどなく、進行すると暗い場所で動くのを嫌がったり、障害物にぶつかったりするなどの症状が現れます。
遺伝性消化管ポリポーシス
近年発見された、ジャックラッセルテリア特有の遺伝性の病気です。
胃や腸にポリープができ、嘔吐や下痢、血便などの症状が現れます。
現在では遺伝子検査で診断が可能になっているため、消化器のトラブルが続く場合は早めに獣医師に相談しましょう。
ジャックラッセルテリアは活発で好奇心旺盛

ジャックラッセルテリアは明るく好奇心旺盛で、運動や遊びが大好きです。
「愛犬と一緒にアクティブな毎日を過ごしたい!」という人には、ぴったりのパートナーといえるでしょう。
吠えや噛むトラブルを防ぐためには、子犬の頃から適切なしつけを行い、信頼関係を築くことが大切です。
今回ご紹介した情報を参考に、ジャックラッセルテリアの特性を正しく理解して、かけがえのない幸せな時間を過ごしてくださいね。




















