多くの人を虜にしている大人気のポメラニアン。
まるで動くぬいぐるみのような愛くるしい姿は、見ているだけでも癒やされますよね。
見た目の可愛らしさはもちろん、元気いっぱいでとても賢く、豊かな表情で私たちを楽しませてくれるところも魅力的です。
しかし、ポメラニアンは毛色のバリエーションが非常に豊富なため、「いざ迎えよう!」と決めても、どの子にしようか迷ってしまう飼い主さんも多いでしょう。
今回は、そんなポメラニアンの尽きない魅力や毛色の特徴について詳しくご紹介します。
ポメラニアンってどんな犬?
ポメラニアン(Pomeranian)という名前は、原産地のバルト海(北ヨーロッパに位置する地中海)の南岸地域にある、3つの川に囲まれたポメラニア地方が由来と言われています。
ポメラニアンの祖先は狩りやそり引きをしていたといわれており、当時は中型~大型犬サイズでした。
その後、愛玩犬として品種改良が重ねられた結果、現在私たちが目にするような小さくて愛らしい小型犬の姿になったとされています。
ポメラニアンがこれほどの人気犬となった理由は、17世紀以降に王侯貴族が飼育を始めたことにあるそうです。
特にイギリスのビクトリア女王が深く愛好したことから、一気に流行犬種となりました。
ポメラニアンは体重1.9kg~5.0kg、体高13cm~28cmという小型犬です。
小さいながらも丈夫で、豊かな被毛と長い飾り毛のついた巻尾を持ち、首や背、胸元も繊細な飾り毛に覆われています。
ポメラニアンの性格は?

ポメラニアンの性格は、下記のような傾向があります。
それぞれの特徴ごとに解説します。
好奇心旺盛
ポメラニアンは見た目はおとなしそうですが、実はとても活動的な犬種です。
ポメラニアンの祖先は「サモエド」という寒い地方でソリを引いていた犬でした。
その後、イギリスに渡って牧羊犬として育てられたとされています。
自分よりも大きな犬にも向かっていく性格は、その小さな体からは想像つきません。
好奇心も旺盛で、気に入ったおもちゃがあるとずっと遊んでいます。
一人でお留守番しても手間がかからないといえるでしょう。
しかし、好奇心が旺盛であるため怪我には十分に気をつけてください。
興味があると高いところでも平気で登ってしまい、飛び降りて骨折することがあります。
ポメラニアンの骨は細く、骨折しやすいので気をつけましょう。
人が大好きで甘えん坊
ポメラニアンは飼い主が大好きです。
抱っこしてもらうのが大好きですし、撫でられるのも大好きなんです。
すぐに膝の上に乗ってきますし、飼い主のあとをついて回ります。
とにかくかわいがってほしくて仕方のない甘えん坊な犬種です。
自立心がある
ポメラニアンの祖先は大型犬だったこともあり、小型犬とは思えないほど風格があります。
同時にしっかりとした自立心も持ち合わせているため、お留守番の際もおとなしく飼い主さんの帰りを待つことができます。
学習能力が高くてしつけやすい
ポメラニアンは、祖先(牧羊犬・ソリ犬・番犬)から引き継いだ「人間の言葉を理解する力や高い知能」があるため、しつけは比較的しやすい犬種です。
学習能力が高く物覚えが良いので、初めて犬を飼う方にも非常におすすめでしょう。
しかし、その賢さゆえに悪いこともすぐに覚えてしまう傾向にあります。
愛犬にリーダーシップを見せ、「飼い主さんの方が偉い(主導権がある)」という関係性をしっかりと教えてあげることが大切です。
オスとメスのポメラニアンの性格の違いは?
上述のとおり、ポメラニアンは共に生活しやすい犬種です。
しかし、オスとメスでは性格が若干異なる傾向にあります。
オスのポメラニアンの性格
オスはメスに比べると甘えたがりといえます。
子犬のころの幼さが成犬になってからもどこか残っているような、やんちゃで愛くるしい性格が魅力です。
とても甘えん坊で、大好きな飼い主さんと一緒に過ごす時間に何よりも生きがいを感じてくれます。
なお、オスは縄張り意識が強くやや攻撃的な一面を見せることがあるため、メスよりも周囲に対する警戒心が強いようです。
メスのポメラニアンの性格
メスはオスに比べて落ち着きがあり、優しく懐っこい穏やかな性格です。
初めてポメラニアンを飼うなら、メスの方がしつけがしやすく飼いやすい傾向にあります。
なお、メスは「ヒート(生理)」があり、この時期は情緒不安定になりやすいようです。
ヒートは出血を伴うためおむつなどをはかせて、部屋が汚れないようにしましょう。
バリエーション豊富!その毛色はなんと13パターンも!

ポメラニアンの毛色は豊富で、JKC(ジャパンケネルクラブ)では13種が認定されています。
毛色とその特徴について、表にまとめました。
| 毛色 | 特徴 |
| ブラック | 端正でシャープな印象。 日本では登録数が少ないが、近年人気傾向。 |
| ブラウン | ポメラニアンを代表する毛色。 ドッグショーなどでも多く見受けられる。 |
| チョコレート | いわゆるレアカラーと呼ばれる珍しい毛色。 ブラウンを少し薄くした色合いで希少価値がある。 |
| オレンジ | ブラウンよりも濃い毛色。 ポメラニアンの美しい被毛を際立たせるカラー。 |
| レッド | オレンジよりも赤みが強い毛色。 ポメラニアン本来の毛色といわれている。 |
| クリーム | ベージュに近い毛色。 最近は見かける機会が減少傾向。 |
| オレンジ・セーブル | ダブルコート 上毛がオレンジ、下毛がタン(薄茶色)、毛先がブラック。 |
| ウルフ・セーブル | その名のとおりオオカミのようなグレー色。 |
| ビーバー | レアカラー クリーム色とオレンジ・セーブルの中間色。 |
| ブルー | レアカラー 青色ではなく薄いグレーに近い色味。 |
| ホワイト | ポメラニアンの祖先であるスピッツやサモエドに近い毛色。 |
| パーティー・カラー | ホワイトをベースに他の色が混ざっており、種類も豊富 |
| ブラック・タン | チワワでもよく見かける色合い。 体全体はブラックで、目の上、口周り・胸・足などがオレンジや白色。 |
希少性の高い色は「チョコレート」
ブラウンを少し薄くした感じのチョコレートはなかなか見かけることはありません。
繁殖が難しく国内登録件数も非常に少ないです。
ペットショップのなかではブラウンをチョコレートとして売ってしまうところもあり、長年ポメラニアンの繁殖を行っているブリーダーでないと判断が難しい毛色です。
色は年齢を重ねるごとに変化する!?
ポメラニアンは成長とともに毛色が変色する珍しい犬種です。
その原因は解明されていませんが、色素の遺伝子が関係していると思われます。
個体によって差があるのですが、例えば
- ホワイトは部分的に色が濃くなりクリームになる
- クリームでは生え際や顔の周辺が黒くなる
- ブルーなど色素が薄い毛色は色があせる
などの変化が見られます。
毛色が変わるのは病気ではなくポメラニアンが持って生まれた個性です。
「毛色が好きでお迎えしたのに残念…」といって愛情が薄れないようにしてくださいね。
ポメラニアンに限らず犬をお迎えするということは、その子のすべてを受け入れるということですから。
怒ると「吠える」「噛む」癖がある一面も
ポメラニアンに限らず犬は吠えます。この「吠える」という行為は、我々人間からみると煩いと感じることが多いと思いますが、犬の感情表現なのです。
そのため、犬にとって吠えることは普通のことであるとご理解ください。
ただし、吠えることが多い場合には感情表現がうまくできていない可能性があります。
しっかりとコミュニケーションを取り、適切なしつけを行うことが大切です。
また、ポメラニアンは「噛む」癖がつきやすい傾向にあります。
甘えん坊な性格のため、飼い主さんに構ってほしくて噛んでしまうことがあるのです。
甘噛みなのでそれほど痛くありませんが、放っておくといつまでも噛み癖は直りません。
噛むことで飼い主が構ってくれると思わないようにしつけをきちんと行いましょう。
ポメラニアンは学習能力が高い賢い犬種です。
早いうちから、そして根気よくしつけを行えば、きちんと覚えてくれますよ。
まとめ
ポメラニアンは甘えん坊ですが、芯はしっかりした犬種です。
飼い主にも従順で、共に暮らしやすい犬種といえるでしょう。
またバリエーション豊かな毛色もポメラニアンの大きな特徴です。
しかし、ポメラニアンは活動的な犬種なので、きちんとしつけをしないとケガをする恐れがあります。
学習能力が高いので、適切にしつけを行うことで、飼い主さんのことが大好きな素敵なパートナーになってくれるはずです。




















