【動物栄養管理士監修】犬はあんこ食べても大丈夫?与えていい適量と知っておくべき4つの注意点 【動物栄養管理士監修】犬はあんこ食べても大丈夫?与えていい適量と知っておくべき4つの注意点

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【動物栄養管理士監修】犬はあんこ食べても大丈夫?与えていい適量と知っておくべき4つの注意点

犬にあんこを与えても大丈夫なのか気になったことはありませんか。

あんこは和菓子によく使われる身近な食べ物ですが、甘いイメージがあるので「犬が食べても問題ないのだろうか?」と不安に感じる飼い主さんもいるでしょう。

結論からいうと、あんこの原料である小豆自体は犬が食べても問題ない食材です。

しかし、市販のあんこには砂糖が多く含まれていたり、添加物が含まれていたりするので、与える場合は必ず犬用あんこを選ぶようにしましょう。

また、与える量や愛犬の体質によっては体調不良につながる可能性もあります。

この記事では、愛犬にあんこを与える際の適量や注意点手作りあんこを作るときのポイントを詳しく紹介します。

 

犬はあんこを食べても大丈夫?

結論からお伝えすると、犬にあんこを与えても基本的に問題はありません

あんこの主原料である小豆は、犬にとって有害な食材ではなく、食物繊維やミネラルなどの栄養素を多く含んでいます。

そのため、少量であればおやつやトッピングとして与えることが可能だといえるでしょう。

ただし、市販のあんこには砂糖が多く使われていることが一般的です。

愛犬には必ず犬用あんこを与えるようにしましょう。

 

「つぶあん」と「こしあん」のどちらを選ぶべき?

犬に与える場合、つぶあんとこしあんのどちらも食べることは可能です。

ただし、つぶあんには小豆の皮が含まれているので、消化器への負担が大きくなることがあります

特に、胃腸が弱い犬やシニア犬の場合は注意が必要です。

そのため、消化のしやすさを考えるなら、皮が取り除かれているこしあんのほうが与えやすいといえるでしょう。

もちろん、健康な犬であれば、少量のつぶあんを食べても問題ないことがほとんどです。

愛犬の体調や消化能力に合わせて選んであげてください。

 

あんこに含まれる主な栄養素と犬への影響

あんこの原料である小豆には、犬の健康維持をサポートする栄養素が含まれています。

主な成分や働きは以下のとおりです。

成分 働き
食物繊維 腸内環境を整え
お腹の調子をサポート
ビタミンB1 エネルギー代謝を助け
神経の機能を正常に保つのをサポート
ビタミンB2 脂質代謝を助け
皮膚や粘膜の健康維持に役立つ
ポリフェノール 抗酸化作用があり
アンチエイジング効果が期待
鉄分 赤血球を作る材料となり
全身に酸素を運ぶ役割
亜鉛 タンパク質の代謝や細胞の合成を助け
皮膚や被毛の健康をサポート
カリウム 体内の水分バランスを調整し
健やかな体を保つのを助ける
サポニン コレステロールの増加を抑え
血糖値の上昇抑制に役立つ

ただし、これらの栄養素を摂取するためにあんこを積極的に与える必要はありません

犬にとって必要な栄養は総合栄養食から摂取することが基本であり、あんこはあくまでも少量のおやつやトッピングとして楽しむ程度にとどめましょう。

愛犬にあんこを与えるときの適量

あんこは主食ではなく、おやつやトッピングとして与えるようにしましょう。

犬に与えるおやつの量は、1日に必要な総摂取カロリーの10%以内が目安とされています。

そのため、あんこも与え過ぎには注意が必要です。

愛犬にあんこを与える際の目安量は以下の通りです。

体格 1日のあんこ給与目安
小型犬 30〜50g程度
中型犬 50〜100g程度
大型犬 100g程度

ただし、これらはあくまでも目安です。

体重や運動量、年齢、普段のおやつの量によって適切な量は変わります。

また、市販のあんこは商品によって糖分やカロリーが異なるので、与える量は調整してください。

特に子犬は消化器官が十分に発達しておらず、シニア犬も消化機能が低下している場合があります。

そのため、初めて与えるときはごく少量から始め、体調に変化がないか確認しながら与えるようにしましょう。

 

愛犬にあんこを与えるときの4つの注意点

犬はあんこを食べても基本的には問題ありませんが、与える際には注意したいポイントがあります。

愛犬の健康を守るためにも、以下の点を意識して与えるようにしましょう。

 

与えすぎないように気をつける

あんこは甘みがあり、犬が好みやすい食べ物です。

しかし、糖分やカロリーを多く含むので、頻繁に与えたり大量に与えたりすると肥満につながる恐れがあります。

また、おやつばかり食べるようになると、総合栄養食のドッグフードを食べなくなってしまうこともあります。

健康的な食生活を維持するためにも、あんこはあくまでもご褒美程度にとどめ、適量を守って与えることが大切です。

 

あんこ入りのお菓子は与えない

どら焼きやあんぱん、大福などの人間用のお菓子は犬に与えないようにしましょう。

人間用のお菓子には砂糖が多く使われているだけでなく、犬に適さない原材料が含まれていることがあります

また、大福や団子など餅を使用した食品は、犬の喉に詰まってしまう危険性もあります。

あんこを与える場合は、人間用のお菓子ではなく、小豆だけで作ったものや砂糖を控えたものを選ぶようにしてください。

 

ダイエット中の犬には与えない

ダイエット中の犬には、あんこを与えないほうがいいでしょう。

あんこは糖質が多く、少量でもカロリーを摂取しやすい食品です。

ダイエット中に与えると、摂取カロリーが増えて減量の妨げになる可能性があります。

肥満は関節への負担だけでなく、さまざまな健康トラブルのリスクを高める要因にもなります。

愛犬が減量中の場合は、獣医師の指導のもとで適切な食事管理を行うようにしましょう。

 

小豆アレルギーに注意して少量から与える

犬によっては、小豆にアレルギー反応を示す可能性があります。

そのため、初めて与えるときは、ごく少量から始めて様子を見ることが大切です。

もしアレルギーがある場合は、以下のような症状が現れることがあります。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚の赤み
  • かゆみ
  • 目の充血
  • 耳を頻繁にかく

こうした症状が見られた場合は、すぐに与えるのをやめて動物病院を受診してください。

アレルギー症状は軽症で済むこともありますが、体質によっては重症化するケースもあるので注意が必要です。

 

愛犬に食べさせてあげよう!手作りあんこを作るときのポイント

愛犬にあんこを与えるのであれば、砂糖を使わずに、おうちで手作りするのがおすすめです。

市販のあんこは糖分が多く含まれていることが多いので、愛犬の健康を考えるなら小豆本来の味を活かしたものが安心だといえるでしょう。

ここでは、愛犬用のあんこを作る際に意識したいポイントを紹介します。

 

小豆はしっかりと柔らかく煮る

小豆は十分に加熱して柔らかく煮ることが大切です。

加熱が不十分だと消化しにくくなり、胃腸へ負担をかける可能性があります。

小豆を煮る手順は以下の通りです。

  1. 小豆を水洗いします。
  2. 鍋に小豆を入れたら、小豆の4倍ほどの水を入れて沸騰させましょう。
  3. 沸騰後2〜3分ほど茹でたら、一度ざるにあげてお湯を捨てます。
  4. 再び鍋に小豆とたっぷりの水を入れ、沸騰させます。
  5. 沸騰したら弱火にして蓋をします。
    小豆が柔らかくなるまで40分ほど煮込みましょう。
    途中で水が足りなくなったら、その都度足してください。
  6. 40分ほど経ったら火を止め、蓋をしたまま30分ほど蒸らします。
  7. 豆が指でつぶれるくらい柔らかくなっていれば完成です。
    まだ硬い場合は、様子を見ながら追加で煮てください。

愛犬が食べやすいように、しっかり柔らかく仕上げることを意識しましょう。

 

砂糖を使わない

愛犬用のあんこを作る場合は、砂糖を加える必要はありません。

人間にとっては甘みが足りなく感じるかもしれませんが、犬は人ほど強い甘味を必要としていません

砂糖を加えるとカロリーや糖質が増え、肥満や健康トラブルの原因になる可能性があります。

小豆そのものの風味を活かし、シンプルに仕上げるのがおすすめです。

 

丁寧につぶしてペースト状にする

煮上がった小豆は、そのまま与えるよりもペースト状にしたほうが食べやすくなります。

ゴムベラなどで丁寧につぶしたり、フードプロセッサーを使用したりするといいでしょう。

また、消化機能が弱い犬やシニア犬の場合は、さらにこして皮を取り除いてあげると安心です。

なめらかな状態にすることで消化しやすくなり、喉に詰まるリスクも軽減できます。

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犬にあんこをあげるときはカロリーに気をつけよう

あんこの原料である小豆には、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が多く含まれています。

そのため、適量であれば愛犬のおやつやトッピングとして楽しむことは可能です。

ただし、市販のあんこには砂糖が多く使われていることが多く、与え過ぎると肥満や健康トラブルの原因になってしまう場合があります。

また、小豆アレルギーや消化不良を起こすケースもあるので、初めて与える際は少量から様子を見ることが大切です。

愛犬にあんこを与えるときは量や与え方に気を配りながら、健康状態に合わせて食べさせてあげるようにしましょう。

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この記事の監修者

  • 村田 舞

    動物栄養管理士

    村田 舞

    2023年よりペットフードメーカー株式会社ゆずずに勤務。
    2024年に動物栄養管理士の資格を取得し、わんちゃんのしつけ・健康管理・食事指導などの知識を活かして飼い主さま向けの情報提供や指導に従事。
    これまでの業務経験や多くの飼い主さまと関わってきた経験をもとに、ペットとの豊かな暮らしを支援しています。

  • 中島 由華

    ペットフーディスト

    中島 由華

    勤続年数約10年、2022年にペットフーディストの資格を取得。
    犬猫の健康管理・食事指導などの知識を活かして飼い主さま向けの情報提供や指導に従事。
    これまでの業務経験や多くの飼い主さまと関わってきた経験をもとに、現在もペットとの豊かな暮らしを支援しています。

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