犬にきゅうりを与えても大丈夫!与えるときの注意点も解説 犬にきゅうりを与えても大丈夫!与えるときの注意点も解説

犬の食事・ドッグフード

犬にきゅうりを与えても大丈夫!与えるときの注意点も解説

水分が多くさっぱりとした口当たりの「きゅうり」は、暑い時期にぴったりの野菜です。

しかし、「愛犬にも与えて大丈夫なの?」と疑問に思っている飼い主さんも多いでしょう。

実は、きゅうりはワンちゃんが食べても大丈夫な食材です。

しかし、もし与えるのなら注意も必要!

そこで今回の記事では、犬にきゅうりを与えるメリット食べさせるときの注意点を解説していきます。

 

犬にきゅうりを与えても大丈夫

きゅうりは、犬に与えても大丈夫な食材です。

95%以上が水分でできており、中毒を引き起こすような成分も入っていないので、ワンちゃんが好むのであれば食べさせても問題はありません。

低カロリーで健康的なおやつになる上、とくに夏場は水分補給代わりにもなるので、おすすめです。

 

犬にきゅうりを与えるときの適量

犬がきゅうりを食べることに問題はないとはいえ、与えすぎには注意が必要です。

水分が多い食べ物なので、食べ過ぎると下痢になったり普段の食事が食べられなくなったりする恐れがあります。

愛犬にきゅうりを与える場合は、体重に応じた適切な摂取量を守るようにしましょう。

ここでは、きゅうり1本あたりの重さを100gとして考えます。

犬の体重 1日あたりのきゅうり給与量
4㎏未満 ~26g
(1/4本程度)
10㎏以下
(小型犬)
~64g
3/5本程度
25kg未満
(中型犬)
~124g
(1本と1/5本程度)
25kg以上
(大型犬)
1本くらいなら問題ないが
食べ過ぎには注意

上記の表を参考に、まずは少量から始めて愛犬に与える量を判断してみてください。

ただし、あくまで目安なので、きゅうりのサイズや愛犬の体格、運動量に合わせて食べさせることをおすすめします。

 

犬にきゅうりを与えるメリット

水分だけでなく、体に良い栄養素も含まれているきゅうりは、犬にとって利点が多い食べ物だといえます。

ここでは、犬にきゅうりを与えるメリットを解説します。

 

熱中症予防になる

よく知られているように、きゅうりは水分量の多い野菜です。

そのため、きゅうりを与えることで犬に水分補給をさせることができます。

きゅうりの水分が体を冷やしてくれるので、夏場に積極的に取り入れることで、熱中症予防にもつながるでしょう。

暑さで食欲のないワンちゃんにも、ぴったりの食材といえます。

しかし、いくら夏場であっても摂取のしすぎは下痢の原因にもなるので、与える量には注意が必要です。

 

骨が丈夫になる

骨が丈夫になるというのもきゅうりを与えるメリットの一つです。

きゅうりには、骨にカルシウムを沈着させる効果のある「ビタミンK」が含まれています。

犬は自分の体でビタミンKを合成することができません。

そのため、骨を強化するためには、ビタミンKをきゅうりから補うのがいいとされています。

 

アンチエイジング

きゅうりには、皮膚や被毛、さらには丈夫な粘膜や歯を作るのに欠かせない栄養素「βカロテン」が含まれています。

さらに、βカロテンには強い抗酸化作用もあり、体内にある有毒な活性酸素を除去してくれるので、アンチエイジング効果も期待できます。

愛犬に健康にかつ若々しく過ごしてほしいのなら、きゅうりはおすすめの食材だといえるでしょう。

ただし、犬はβカロテンをビタミンAに変換する能力が高く、摂取しすぎるとビタミンA中毒を引き起こす可能性もあるので、与えすぎには注意が必要です。

 

犬にきゅうりを与えるときの注意点

最後に、愛犬にきゅうりを与えるときの注意点を解説していきます。

適量を守って、正しくきゅうりを食べさせてあげてくださいね。

 

食べやすい大きさに切ってあげる

きゅうりを犬に与えるときは、基本的に生のままで大丈夫です。

しかし、表面に農薬や汚れがついている可能性があるので、よく洗ってから食べやすい大きさに切って与えるようにしましょう。

小さく刻んだりスライスにしたりして与えれば、のどに詰まらせるなどの事故を予防することができます。

すりおろして、ドッグフードのトッピングにするのもおすすめです。

また、キュウリの皮はあまり消化によくないので、シニア犬やお腹の弱い子に与える場合は、皮をむいてから与えた方がいいでしょう。

 

心臓や腎臓が悪い場合は与えない

きゅうりには、体内に溜まった塩分を尿と一緒に排出する効果がある「カリウム」が含まれています。

きゅうりに含まれるカリウムは微量なので、健康な犬にとってはとくに問題ありません。

しかし、腎臓が弱っているワンちゃんには注意が必要です。

腎臓の働きが低下していると、カリウムがきちんと尿から排出されず、体内に蓄積して「高カリウム血症」を引き起こす可能性があるのです。

高カリウム血症は、不整脈や頻脈などの要因になることがあります。

そのため、心臓や腎臓が弱っている愛犬には、きゅうりを与えない方がいいでしょう。

 

アレルギーに注意する

きゅうりは、ゴーヤやメロン、スイカなどと同じ「ウリ科」の植物です。

犬によっては、ウリ科の食品にアレルギーを持っている場合があるので注意してください。

過去にウリ科の果物や野菜を摂取してアレルギー症状が出たことのあるワンちゃんには、念のためきゅうりも与えない方がいいでしょう。

また、初めて与える場合もアレルギーの可能性に注意して食べさせることが大事です。

まずは少量を与えて、下痢や湿疹、嘔吐等の症状が現れないかを確認するようにしましょう。

 

愛犬の水分補給にはきゅうりをおやつにするのがおすすめ!

きゅうりは、犬にとっても水分補給としてぴったりの食材です。

とくに夏場は、水分補給も兼ねた手軽なおやつとして取り入れてみることをおすすめします。

ただし、きゅうりに中毒になるような成分は含まれていないとはいえ、与えすぎやアレルギーには注意が必要です。

とくに、腎臓が弱っているワンちゃんには与えないようにしましょう。

愛犬の体格や好み、体調に合わせた上で、上手にきゅうりを取り入れてみてくださいね。

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