犬に豚肉を与えても大丈夫?与えるメリットや与えるときの注意点を解説! 犬に豚肉を与えても大丈夫?与えるメリットや与えるときの注意点を解説!

犬の食事・ドッグフード

犬に豚肉を与えても大丈夫?与えるメリットや与えるときの注意点を解説!

豚肉には、ビタミンBや良質なタンパク質が含まれています。

では、お肉が大好きなわんちゃんに、豚肉を与えても問題はないのでしょうか。

結論から言うと、加熱処理をすれば犬に豚肉を与えても問題ありません

ただし、与え方や調理方法、アレルギーの有無などには気をつける必要があります。

この記事では、犬に豚肉を与えるメリットや、安心して与えるための注意点について解説します。

 

加熱処理をすれば犬に豚肉を与えても大丈夫!

基本的に、犬に豚肉を与えても問題ありません。

実際、市販のペットフードにも豚肉の成分は含まれています。

ただし、生の豚肉を与えるのは危険なので、必ず加熱処理してから与えるようにしましょう。

生の豚肉には、雑菌や寄生虫が付着していることが多いです。

犬が命を落とす可能性もあるので、絶対にしっかりと火を通してから与えるようにしてください。

 

犬に豚肉を与えるときの適量

犬に豚肉を与えすぎてはいけません。

豚肉には脂身が多く含まれている部位があるので、与えすぎると膵炎や肥満を引き起こす原因になってしまいます。

また、消化不良を起こして、下痢や嘔吐につながる危険性もあります。

犬の種類や体重に合わせて、適量を与えるようにしましょう。

犬の体重別の豚肉摂取目安量は、以下の通りです。

犬の体重 1日のいちご給与量
超小型犬
(〜3kg
約15g
(豚ロース薄切り1/3枚)
小型犬
(〜5kg
約20g
(豚ロース薄切り1/2枚)
中型犬
(〜10kg
約35g
(豚ロース薄切り2/3枚)
大型犬
(〜30kg
約50g
(豚ロース薄切り1枚)

 

豚肉は、豚バラや豚ロース、ヒレ肉など、部位によってカロリーや脂質の量が異なります。

今回は、脂身の量が平均的な豚ロースで目安量を算出しています。

豚バラは、豚ロースよりもカロリーや脂身の量が多いので、量を少なめにするか与えないようにしましょう。

また、豚ロースやヒレ肉であっても、あくまでドッグフードのトッピングとして与えるようにしてください。

 

犬に豚肉を与えるメリット

豚肉には、犬の健康維持のために大切な栄養素がたくさん含まれています。

ここでは、犬に豚肉を与えるメリットについて解説します。

 

タンパク質が豊富

豚肉には、タンパク質を豊富に摂取できるというメリットがあります。

タンパク質は、エネルギー源になるだけでなく、筋肉や被毛、免疫抗体、血液成分、細胞の構成要素になる大事な栄養素です。

豚肉にはタンパク質が多く含まれているので、運動量の多い犬や成長期の犬にピッタリの食材といえます。

ただし、タンパク質を過剰に摂取すると肝臓や腎臓に負担がかかる危険性もあります。

豚肉を与える際には、適量を守るようにしましょう。

 

ビタミンBが含まれている

豚肉を犬に与えるメリットとして、ビタミンB群が摂取できることも挙げられます。

ビタミンB群は、犬の疲労回復や夏バテ防止に役立ちます。

しかし、ビタミンB群は壊れやすいので、一般的なドッグフードから摂取するのが難しい傾向にあります。

夏場や疲れが出やすいタイミングで、豚肉を普段の食事にトッピングしてあげるのがおすすめです。

 

 

ナイアシンが摂取できる

豚肉を食べることで「ナイアシン」と呼ばれるビタミンを摂取することができます。

ナイアシンは「ビタミンB3」とも呼ばれ、犬のエネルギー源になったり、タンパク質や脂質などの代謝に利用されたりする栄養素です。

ナイアシンの欠乏は、認知症や皮膚の炎症、下痢などの原因になります。

豚肉を与えることで、毛艶が悪くなったり下痢が多くなったりすることを予防できる効果が期待できるのです。

 

犬に豚肉を与えるときの注意点

豚肉は犬にとって大事な栄養素を含んでいる食材ですが、与える際にはいくつかの注意点を守る必要があります。

最後に、犬に豚肉を与えるときの注意点について解説します。

 

生の豚肉は与えない

前述したように、生の豚肉は絶対に与えないでください。

生の豚肉を与えると、寄生虫や細菌、ウイルスに感染してしまう恐れがあります。

食中毒や病気を避けるために、必ず加熱処理してから与えましょう。

また、ハムやウインナーなどの加工品には多くの塩分や添加物が含まれているので、与えないことをおすすめします。

 

脂身はカットしてあげる

犬に豚肉を与えるときは、脂身をカットして取り除くようにしましょう。

豚肉の脂身はカロリーが高いので、肥満や膵炎の原因になってしまいます。

また、消化不良を起こして、嘔吐や下痢をしてしまう恐れもあるでしょう。

きちんと脂身を取り除いてから犬に与えるようにしてください。

 

細かく刻んでから与える

豚肉を細かく刻んでから与えることも重要です。

犬は食べ物を上手にすり潰すことができないので、ほとんど丸呑みしてしまいます。

そのため、豚肉を大きいサイズで与えてしまうと、消化不良を起こしたり、喉や消化管に詰まったりする恐れがあります。

美味しく安全に食べてもらうために、豚肉は小さくカットしてから与えてください。

 

アレルギーに気をつける

豚肉を与える際はアレルギーにも注意しましょう。

アレルギー症状としては、目や顔まわりの腫れ全身の痒み下痢嘔吐などが挙げられます。

初めて豚肉を与えるときは、少量から試してみてください。

もし異常が見られた場合は、与えるのをやめてすぐに獣医師に相談しましょう。

 

子犬はシニア犬に与えるのは避ける

子犬やシニア犬に豚肉を与えるのは避けましょう。

子犬やシニア犬は消化能力が低いため、脂肪分が多い豚肉を与えると下痢や嘔吐などの症状を引き起こす可能性があるからです。

豚肉をどうしても与えたい場合は、必ず脂身を取り除きごく少量から試しましょう。

 

加熱処理をした豚肉なら愛犬に与えてもOK!

基本的に、豚肉は加熱処理をすれば犬に与えても大丈夫です。

ただし、生肉には細菌や寄生虫が付着している恐れがあるので、絶対に与えないでください。

豚肉は犬の健康維持に役立つ優秀な食材です。

タンパク質やビタミン、ナイアシンなどのペットフードでは摂取しにくい栄養をサポートしてくれます。

アレルギーや脂身の量に気をつけつつ、普段のごはんにプラスしてみましょう。

 

この記事の監修者

  • 江口 拓

    カメラマン

    江口 拓

    株式会社スタジオコム所属。
    福岡県出身。15歳の時に写真と出会い、写真の魅力にのめり込む。
    広告写真のスタジオでカメラマンを務める一方でカメラスクールの講師も務める。

  • カメラマン

    豚肉には、ビタミンBや良質なタンパク質が含まれています。

    では、お肉が大好きなわんちゃんに、豚肉を与えても問題はないのでしょうか。

    結論から言うと、加熱処理をすれば犬に豚肉を与えても問題ありません

    ただし、与え方や調理方法、アレルギーの有無などには気をつける必要があります。

    この記事では、犬に豚肉を与えるメリットや、安心して与えるための注意点について解説します。

     

    加熱処理をすれば犬に豚肉を与えても大丈夫!

    基本的に、犬に豚肉を与えても問題ありません。

    実際、市販のペットフードにも豚肉の成分は含まれています。

    ただし、生の豚肉を与えるのは危険なので、必ず加熱処理してから与えるようにしましょう。

    生の豚肉には、雑菌や寄生虫が付着していることが多いです。

    犬が命を落とす可能性もあるので、絶対にしっかりと火を通してから与えるようにしてください。

     

    犬に豚肉を与えるときの適量

    犬に豚肉を与えすぎてはいけません。

    豚肉には脂身が多く含まれている部位があるので、与えすぎると膵炎や肥満を引き起こす原因になってしまいます。

    また、消化不良を起こして、下痢や嘔吐につながる危険性もあります。

    犬の種類や体重に合わせて、適量を与えるようにしましょう。

    犬の体重別の豚肉摂取目安量は、以下の通りです。

    犬の体重 1日のいちご給与量
    超小型犬
    (〜3kg
    約15g
    (豚ロース薄切り1/3枚)
    小型犬
    (〜5kg
    約20g
    (豚ロース薄切り1/2枚)
    中型犬
    (〜10kg
    約35g
    (豚ロース薄切り2/3枚)
    大型犬
    (〜30kg
    約50g
    (豚ロース薄切り1枚)

     

    豚肉は、豚バラや豚ロース、ヒレ肉など、部位によってカロリーや脂質の量が異なります。

    今回は、脂身の量が平均的な豚ロースで目安量を算出しています。

    豚バラは、豚ロースよりもカロリーや脂身の量が多いので、量を少なめにするか与えないようにしましょう。

    また、豚ロースやヒレ肉であっても、あくまでドッグフードのトッピングとして与えるようにしてください。

     

    犬に豚肉を与えるメリット

    豚肉には、犬の健康維持のために大切な栄養素がたくさん含まれています。

    ここでは、犬に豚肉を与えるメリットについて解説します。

     

    タンパク質が豊富

    豚肉には、タンパク質を豊富に摂取できるというメリットがあります。

    タンパク質は、エネルギー源になるだけでなく、筋肉や被毛、免疫抗体、血液成分、細胞の構成要素になる大事な栄養素です。

    豚肉にはタンパク質が多く含まれているので、運動量の多い犬や成長期の犬にピッタリの食材といえます。

    ただし、タンパク質を過剰に摂取すると肝臓や腎臓に負担がかかる危険性もあります。

    豚肉を与える際には、適量を守るようにしましょう。

     

    ビタミンBが含まれている

    豚肉を犬に与えるメリットとして、ビタミンB群が摂取できることも挙げられます。

    ビタミンB群は、犬の疲労回復や夏バテ防止に役立ちます。

    しかし、ビタミンB群は壊れやすいので、一般的なドッグフードから摂取するのが難しい傾向にあります。

    夏場や疲れが出やすいタイミングで、豚肉を普段の食事にトッピングしてあげるのがおすすめです。

     

     

    ナイアシンが摂取できる

    豚肉を食べることで「ナイアシン」と呼ばれるビタミンを摂取することができます。

    ナイアシンは「ビタミンB3」とも呼ばれ、犬のエネルギー源になったり、タンパク質や脂質などの代謝に利用されたりする栄養素です。

    ナイアシンの欠乏は、認知症や皮膚の炎症、下痢などの原因になります。

    豚肉を与えることで、毛艶が悪くなったり下痢が多くなったりすることを予防できる効果が期待できるのです。

     

    犬に豚肉を与えるときの注意点

    豚肉は犬にとって大事な栄養素を含んでいる食材ですが、与える際にはいくつかの注意点を守る必要があります。

    最後に、犬に豚肉を与えるときの注意点について解説します。

     

    生の豚肉は与えない

    前述したように、生の豚肉は絶対に与えないでください。

    生の豚肉を与えると、寄生虫や細菌、ウイルスに感染してしまう恐れがあります。

    食中毒や病気を避けるために、必ず加熱処理してから与えましょう。

    また、ハムやウインナーなどの加工品には多くの塩分や添加物が含まれているので、与えないことをおすすめします。

     

    脂身はカットしてあげる

    犬に豚肉を与えるときは、脂身をカットして取り除くようにしましょう。

    豚肉の脂身はカロリーが高いので、肥満や膵炎の原因になってしまいます。

    また、消化不良を起こして、嘔吐や下痢をしてしまう恐れもあるでしょう。

    きちんと脂身を取り除いてから犬に与えるようにしてください。

     

    細かく刻んでから与える

    豚肉を細かく刻んでから与えることも重要です。

    犬は食べ物を上手にすり潰すことができないので、ほとんど丸呑みしてしまいます。

    そのため、豚肉を大きいサイズで与えてしまうと、消化不良を起こしたり、喉や消化管に詰まったりする恐れがあります。

    美味しく安全に食べてもらうために、豚肉は小さくカットしてから与えてください。

     

    アレルギーに気をつける

    豚肉を与える際はアレルギーにも注意しましょう。

    アレルギー症状としては、目や顔まわりの腫れ全身の痒み下痢嘔吐などが挙げられます。

    初めて豚肉を与えるときは、少量から試してみてください。

    もし異常が見られた場合は、与えるのをやめてすぐに獣医師に相談しましょう。

     

    子犬はシニア犬に与えるのは避ける

    子犬やシニア犬に豚肉を与えるのは避けましょう。

    子犬やシニア犬は消化能力が低いため、脂肪分が多い豚肉を与えると下痢や嘔吐などの症状を引き起こす可能性があるからです。

    豚肉をどうしても与えたい場合は、必ず脂身を取り除きごく少量から試しましょう。

     

    加熱処理をした豚肉なら愛犬に与えてもOK!

    基本的に、豚肉は加熱処理をすれば犬に与えても大丈夫です。

    ただし、生肉には細菌や寄生虫が付着している恐れがあるので、絶対に与えないでください。

    豚肉は犬の健康維持に役立つ優秀な食材です。

    タンパク質やビタミン、ナイアシンなどのペットフードでは摂取しにくい栄養をサポートしてくれます。

    アレルギーや脂身の量に気をつけつつ、普段のごはんにプラスしてみましょう。

     

この記事に関わったわんちゃん

  •                
    久遠(くおん)

    ミニチュアダックスフンド

    久遠(くおん)

  •                
    ベティ

    ヨークシャーテリア

    ベティ

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