犬に夏みかんは与えて大丈夫?効果とあげる場合の注意点 犬に夏みかんは与えて大丈夫?効果とあげる場合の注意点

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犬に夏みかんは与えて大丈夫?効果とあげる場合の注意点

暑い夏場の水分補給にうってつけなのが「夏みかん」です。ほどよい酸味が良い刺激を与えてくれます。

実は、この夏みかんは犬にとっても良い作用がたくさんあるってご存知でしたか。

しかし、夏みかんは正しい与え方をしないと愛犬の体調を崩してしまう原因にもなりかねません。

では、どのような与え方が正しいのでしょう、どのような点に注意すればよいのでしょうか。この記事では、夏みかんの作用や、与える際の注意点をまとめました。

夏みかんに含まれる犬にも嬉しい栄養素とは

夏みかんにはどのような栄養があり、与えることで犬にとってどのようなメリットが存在するのでしょう。

ここでは、夏みかんに含まれる犬にも嬉しい栄養素を紹介します。

栄養価が高く水分も豊富

クエン酸

クエン酸は、体内を弱アルカリ性にする作用があります。

この作用により、疲労回復や免疫力アップ、自然治癒力の促進に効果的です。

また、熱中症対策にもクエン酸は効果的です。

熱中症は体内のミネラルのバランスが崩れ、体内の調節機能がうまく働かなくなることで発症します。

熱中症による脱水症状の改善には、水分だけでなくミネラル摂取が大切です。

夏みかんに含まれるクエン酸には、ミネラルの吸収を助ける働きがあります。

ビタミンC

夏みかんにはビタミンCも豊富に含まれています。

ビタミンCには強い抗酸化作用があり、体内に溜まったサビである活性酸素を除去する働きがあります。

これにより、老化を遅らせることができ、老化による疾患を予防することが可能です。

ビタミンCは、多くのホルモンが作られる副腎でも活躍しています。

特に、体の活動を活性化させるアドレナリンの合成に関わっています。

ビタミンCが不足すると、アドレナリンの合成がうまく行き渡らず、ストレスを感じやすくなったり、落ち込みやすくなったりしてしまします。

食物繊維も豊富でおなかの調子も整えます

夏みかんには食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境の改善や便秘解消にも効果があります。

腸の働きを刺激し、腸内の有害物質の排除を助け、排便を促します。

また、善玉菌が増えることにより、腸内環境改善の効果も期待されます。

食物繊維は大腸がんの予防にも効果があるとされ、食物繊維の量が不足していると、大腸がんを発症するリスクが高まるとされています。

食欲不振時の水分補給にもオススメです

夏みかんは水分を豊富に含むため、食欲不振時などの水分補給にも活躍します。

少しの量でたくさんの水分が取れるほか、クエン酸も含んでいるためミネラルの吸収を助けます。

夏みかんは、夏バテや冷房病、熱中症などの夏場特有の食欲不振時の水分補給にも向いている果物です。

夏みかんを犬に与える際の注意点

犬に夏みかんを与える際、なにか気を付けることはあるのでしょうか。

夏みかんは、そのまま与えても良いのかも気になるところです。

ここでは、夏みかんを犬に与える際の注意点を紹介します。

皮は与えてはいけません

犬に夏みかんを与える際には、皮は絶対に与えないように注意してください。

夏みかんを含めた柑橘類の皮には、犬にとって中毒を起こしてしまう成分が含まれています。

中毒症状には下痢や嘔吐を伴うため、夏場の暑い時期は、特に脱水症状を起こしやすく危険です。

皮は必ず犬が食べられないように処分してください。

袋と筋も取り除いてから与えましょう

夏みかんを与える際には、袋と筋も取り除き、果肉のみを与えます。

夏みかんの筋や袋は消化に悪く、下痢など消化不良を起こしてしまいがちです。

また、種にも中毒を起こす成分が含まれているため、種も事前に取り除いてください。

また、夏みかんの加工食品である缶詰めやゼリー、ジュースなども与えないようにしてください。

与えすぎはおなかを下す原因となります

夏みかんはクエン酸やビタミンCが豊富に含まれており、犬に栄養満点の果物です。

しかし、果実の部分であっても消化に悪いことに変わりはありません。

たくさん与えてしまうと、下痢や嘔吐の原因になってしまいます。

夏みかんは1~2房ほどを目安に与え、毎日与えるのではなく、たまのおやつとして与えるようにしてください。

また、消化が悪いため、ミキサーなどで液状にしてフードなどにトッピングする方法もおすすめです。

初めて夏みかんを与える際には、少量を食べさせ胃腸に問題がないか様子を見るようにしてください。

おいしい夏みかんの見分け方のポイント

犬は甘味が大好きですので、どうせ与えるならば甘くて美味しいものを選びたいものです。

ここでは、甘い夏みかんの選び方を紹介します。

甘いみかんの特徴

形ですが、丸く綺麗に整ったものよりも平たい形のものがより甘く、色も薄いものよりオレンジ色が濃いほうが甘いといわれています。

また、表面がつるつるしているものよりも、ぼこぼこしていているみかんを菊みかんと呼びます。

菊みかんは皮が向きにくく形もあまりよくないため、スーパーに出荷される前に省かれてしまうことが多いのですが、こちらのほうがとても甘いため、見かけた際にはぜひ購入してみてください。

意外と知られていないのが、みかんの「軸」で判断するものです。

みかんの軸が薄い緑色のものは、枯れているようにも見えますが、実際は違います。

この軸が緑色をしているものより、薄緑から黄色をしていると、高確率で甘いみかんであるといわれています。

夏みかんを購入する際は、「軸」の部分にも注目して選んでみましょう。

 

犬に夏みかんを与える際には、あまり酸っぱすぎると食べないため、事前に飼い主さんが試食を行い、甘さを確認することをおすすめします。

また、直に上げても良いのですが、どうしても酸っぱい場合にはミキサーなどで液状にして普段のフードにトッピングをする方法もおすすめです。

液状にすることで消化も良くなります。

 

まとめ

夏みかんは水分を含めクエン酸やビタミンCが豊富で、夏場の水分補給や疲労回復に適した果物です。

しかし、与え方を間違うと中毒症状や消化不良を引き起こし、危険な食べ物でもあります。

正しい与え方を学習して、犬の暑さ対策に活用してください。

 

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