犬が散歩嫌いになった!考えられる理由5つと克服方法4つを知って楽しい散歩タイムを取り戻そう 犬が散歩嫌いになった!考えられる理由5つと克服方法4つを知って楽しい散歩タイムを取り戻そう

犬の散歩・おでかけ

犬が散歩嫌いになった!考えられる理由5つと克服方法4つを知って楽しい散歩タイムを取り戻そう

犬を飼っている人の中には、愛犬との散歩が楽しいという人は多いでしょう。しかし、中には散歩が嫌いな犬がいるようです。犬が散歩嫌いになるのはいくつかの原因があるようです。犬にとって散歩はどのような効果があるのかを知り、散歩嫌いになった原因を探って対策を考えていきましょう。

犬が散歩嫌いになった理由

犬が散歩嫌いになったら 考えられる理由5つと克服方法4つを知って楽しい散歩タイムを取り戻そう

散歩中に怖い思いをしたことがある

今まで散歩を嫌がらなかった犬が急に散歩嫌いになったら、外で怖い思いをしたことがあるからかもしれません。

お散歩コースのそばで工事が始まって大きな音がする、自分よりも大きな犬に急に吠えられた、通りを行き交う車のクラクションの音に驚いてしまった、などさまざまな理由で犬が散歩嫌いになることがあります。

子犬のときに怖い思いをしたため、成犬になっても散歩を嫌がる子もいますし、ある日突然嫌がるようになる子もいます。

首輪やリードが身体に合っていない

犬が散歩を嫌がる理由に、リードや首輪が合ってないという理由があります。
子犬の頃から使っている首輪が小さくなっているのに気づかず、そのまま使っていることはありませんか。

また、小型犬のような小さな身体には首輪が予想以上に負担になることがあります。そしてお散歩中に飼い主さんがリードを引っ張ることで、苦痛に感じることもあるのです。外で走り回りたいのに自由にできないことで欲求が満たされず、散歩そのものが嫌いになってしまうケースもあります。

身体的に問題がある

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■ケガをしている可能性
今まで散歩が好きだったのに、急に嫌がるようになったらどこかケガをしていないか確認してみましょう。足の裏などの気づきにくい場所に傷はないか、普段と歩き方が違うことはないか、全身をチェックしましょう。

■病気の可能性
散歩を嫌がる理由に、歩くと足が痛いなどの理由があるかもしれません。
ミニチュアダックスに多い「椎間板ヘルニア」や大型犬に多い「股関節形成不全」は、歩くと痛みを伴うので散歩に行きたがらなくなることがあります。

また、他の病気で散歩を嫌がっている可能性も考えられます。食欲がない、下痢をしているなどの症状が出ている場合はすぐに動物病院で診察してもらいましょう。

■高齢のため
若い頃は散歩が大好きだった犬も、歳をとることでだんだん歩けなくなることがあります。犬も高齢になると足腰が弱って関節が痛くなったり、白内障になって視界が悪くなることがあります。

■肥満のため
肥満で身体が重くなっている犬は、歩くのを嫌がることがあります。足が短い犬は太るとお腹が床についてしまうため、外のアスファルトにお腹がすれて痛がって散歩を嫌がるようになります。

飼い主さんに甘えている

散歩の途中で座り込んでしまい、飼い主さんに抱っこしてもらっている犬を見たことがある方もいるでしょう。

これは、体調が悪いわけでもケガをしているわけでもなく、座り込めば飼い主さんに抱っこしてもらえると分かっていてやっていることかもしれません。このように飼い主さんに甘えて、抱っこをせがんでいる行動の場合もあります。

散歩を経験したことがない

散歩の経験が少ない犬は、散歩に慣れていないため怖がって嫌がる場合があります。子犬のときは、ワクチン接種が済んでから散歩デビューとなりますが、それまで家の中で過ごしてきたので外への不安から散歩に行きたがらないことがあるのです。

また、成犬の保護犬を引き取った場合、それまで散歩をした経験がなく、怖がっている場合も考えられます。

犬に散歩をさせたほうがいい理由

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犬が散歩が嫌いで行きたがらない場合、家の中で運動させればいいのではないかと考える方もいるかもしれません。

しかし、散歩は犬にとって心身ともによい効果を与えてくれます。これは、大型犬だけでなく小型犬にもいえることです。ここでは散歩のメリットをご紹介いたします。

運動不足の解消

散歩をすることで運動不足が解消されます。外を歩くのは犬にとっては大切な運動で、家の中だけでは足りない運動量を散歩で補うことができます。

肥満予防

犬を散歩させる目的に、肥満予防があります。

肥満は人間だけでなく犬の病気の中でも重大な問題となってきています。肥満から糖尿病などの病気を併発することがあり、また関節や骨にも負担をかけます。身体が重くなって歩くのが辛くなると、ますます散歩が嫌いになってしまいます。

飼い主さんとのコミュニケーション

散歩の時間は犬と飼い主さんの大事なコミュニケーションの時間です。普段、仕事などで遊んであげる時間が取れない方でも、1日1~2回の散歩をすることで犬にとっても大切な時間になります。

社会性を学ぶ・しつけのため

犬を散歩させることはしつけにも繋がります。散歩するときに飼い主さんがリードを持ち主導権を持つことで、犬に飼い主がリーダーだということを認識させます。毎日の散歩で飼い主さんのことをリーダーとして慕い、主従関係を確率させることで日々のしつけが上手くいくのです。

また、散歩の途中で他の犬や飼い主さん以外の人と出会い、交流することは犬の社会性を身につけるいい機会にもなります。

犬の散歩嫌いを克服する方法

外に慣れさせる

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散歩嫌いの理由が、外で怖い思いをしたからだという場合は無理やり散歩に連れ出すのはやめましょう。飼い主さんが犬に「外は怖い所ではない」と少しずつ理解できるように働きかけてあげることが大切です。

最初のうちは庭やベランダ、玄関先で遊びましょう。はじめのうちは無理せず、外の空気を吸わせるくらいの気持ちで始め、新聞を取りに玄関先まで行くときに犬を連れて行ったり、庭の水やりなどを一緒にやるなどして、外は怖くないと感じてもらいましょう。

それに慣れてきたら、家のまわりを一周してみましょう。少しずつ歩く距離を伸ばしていって、嫌がるようであれば引き返すことがポイントです。焦らず、愛犬のペースに合わせて散歩の距離を伸ばしていき、散歩嫌いを克服させましょう。

犬の首のサイズに合った首輪を付ける

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首輪やリードに問題がある場合、首周りに合ったサイズのものを付けてあげましょう。

散歩中に犬にストレスがかからないためには、犬の首周りのサイズを測り、指が2本入るくらいの大きさの首輪を選ぶことが大切です。指が入らない程ぴったりなものだと、散歩中に犬が引っ張ったときに首を締めて苦しくなってしまいます。
反対に、緩いと抜けてしまうことがあるので気をつけましょう。

小型犬の場合はハーネスのほうが首への負担が少ないため、首輪よりおすすめです。

散歩コースを変えてみる

散歩の最中に怖い思いをしたことがある犬には、散歩コースを変えてみることをおすすめします。または、可能だったら時間を変更してみるのもいいでしょう。

犬の散歩嫌いでストレスをためないために

雨の日は散歩をやめる

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犬の中には雨に濡れるのを嫌がる子がいます。身体が濡れるのが嫌だったり、足が濡れるのが嫌な場合があります。

犬用のレインコートや靴が売られていますが、違和感でしかない場合があるので、無理に散歩することはないでしょう。

暑い日は早朝か夜に散歩する

日中のアスファルトは歩かせないで
真夏の日中のアスファルトは、太陽の暑い日差しを受けて50℃にもなることがあります。お昼の散歩は肉球が火傷してしまう恐れもあるので、朝の日が出る前か、もしくは夕方の日が落ちてきて道路が熱くなくなってからにしましょう。

熱中症に注意する
人間よりも地面に近いところを歩く犬は、道路の熱や光の反射を直接受けてしまいます。そのため、散歩の際は熱中症にかかる可能性を考えてあげなければなりません。
暑すぎる時間帯の散歩は避けて、散歩するときは様子を注意深く観察し、様子がおかしい場合はすぐに動物病院で診察を受けましょう。

水分補給をしっかりする

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犬への水分補給は夏に限らず必要ですが、特に夏はこまめに水を飲ませるようにしましょう。

短時間であっても、散歩へ行く際は水を持ち歩いてこまめに飲ませないと熱中症になる恐れがあります。真夏は朝や夜でも気温が高いので、水分補給は欠かさず行いましょう。
そして、散歩中だけでなく帰ってきてからも水をたっぷり飲ませて休ませることが大切です。

関節などに問題がないか確認する

散歩が大好きだったのに、急に行くのを嫌がるようになったらケガや病気を疑いましょう。身体を触って、普段と変わりがないかどこかに傷はないか確認しましょう。

そして、家の中で歩いている様子を観察して、歩き方が普段と変わらないかをチェックしてみましょう。普段と違う場合や歩くと痛がる様子を見せるときは早めに動物病院へ連れて行きましょう。

また、犬も高齢になると長い距離を歩くのが辛くなります。そのため、散歩の途中で立ち止まったり行くのを嫌がることがあります。その場合は、今までよりも短い距離の散歩に変更してあげましょう。

30分の散歩を1日に2回していたら、10~15分の散歩を1日3回にするなど工夫してあげるといいでしょう。老犬でも散歩が好きな犬もいるので、健康維持のためにも散歩をやめるのではなく時間や距離を短くするようにして、犬にストレスを与えないようにしましょう。

散歩中に楽しい思いをさせて散歩嫌いを克服させましょう

犬との散歩は犬とのコミュニケーションがとれる大切な時間です。愛犬と外の空気を吸い、季節の変化を肌で感じられるため、散歩は飼い主さんにとってもリフレッシュの時間になるでしょう。犬が歳をとっても、散歩の時間を短くするなどして一緒に歩く時間を作って犬の健康維持を心がけましょう。

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