ドッグランは、愛犬をリードなしで自由に遊ばせることができる施設です。
しかし、連れていく犬種によっては、周りから嫌われやすかったり、入場させてもらえなかったりすることがあります。
この記事ではドッグランで嫌われやすい犬種や起きやすいトラブル、ドッグランで気をつけることを解説します。
ドッグランで嫌われがちな犬種
ドッグランによっては、特定の犬種の入場を禁止していることがあります。
以下の犬種をドッグランに連れていく場合は注意が必要です。
- 秋田犬
- 土佐犬
- 紀州犬
- グレートデン
- ジャーマンシェーパード
- ドーベルマン
- セントバーナード
- ロットワイラー
- アメリカンスタッフォードシャーテリア
- アメリカンピットブルテリア
上記の犬種に共通しているのは、「気性が荒いとされる子が多い」「中型〜大型犬で体格が大きい」ということです。
このような犬種の場合、一度暴れ出してしまうと手がつけられなくなる可能性が高いため、入場が制限されていることがあります。
もちろん、個体によって性格はさまざまなので、上記の犬種でも穏やかな性格の子はいるでしょう。
しかし、ドッグランは普段とは違う環境のため、普段は穏やかなわんちゃんでも興奮して予期せぬ行動をしてしまう可能性はゼロではありません。
上記の犬種を飼っている方でドッグランに連れて行きたいと考えている場合は、十分に注意する必要があります。
ドッグランに向かない犬種
ドッグランに向かない犬種は、「特定犬」に分類される犬種です。
特定犬とは、「人に危害を加えるおそれのある危険な動物とその交雑種」を指します。
たとえば、札幌市では以下の犬種が特定犬に分類されています。
- 秋田犬
- 土佐犬
- グレートデン
- ジャーマンシェーパード
- ドーベルマン
- セントバーナード
- ロットワイラー
- アメリカンスタッフォードシャーテリア
- スタッフォードシャーブルテリア
- アメリカンピットブルテリア
- スパニッシュマスティフ
- ドゴアルヘンティーノ
- ナポリタンマスティフ
- ブラジリアンガード・ドッグ
- ブルテリア
- ブルマスティフ
- ボクサー
- マスティフ
これらの犬種は、人間の力では制御が難しいため、ドッグランには向いていません。
他にも、「体高(背中の一番高い部分から地面までの高さ)が65cm以上の犬」や「住んでいる県の県知事が指定する犬」を飼っている場合、他の犬と一緒のドッグランは避けた方がいいでしょう。
ドッグランで起きやすいトラブル
ドッグランでは、
- 他の犬を噛む
- 他の犬にぶつかる
- 他の犬を踏んでしまう
- 他の犬にマウンティングをする
- 他の飼い主を噛む
- 予防接種を受けていない犬に噛まれる
などのトラブルが想定されます。
ドッグランは犬が自由に走り回れる素敵な場所ですが、事故が起きないように細心の注意を払わなくてはいけません。
大型犬と一緒にドッグランを楽しむためには?
大型犬をドッグランに連れていく際、大型犬専用エリアを利用するようにしましょう。
ドッグランは小型犬用と大型犬用に分かれているところがほとんどです。
例えば、ゴールデンレトリバーとチワワでは体格が何倍も違いますし、力の差もあります。
このような体格や力も違う犬種を同じドッグランの中で遊ばせてしまうと、事故が起きてしまう可能性が高まります。
このような危険を避けるためにも、大型犬は大型犬専用エリアで遊ばせることが大切です。
ドッグラン利用時に気をつけること
最後に、ドッグラン利用時に気をつけることを解説します。
以下の2点は特に重要なので、きちんとできているか今一度確認してください。
最低限のしつけはできていますか?
犬をドッグランに連れていく際には、最低限のしつけが必要になります。
少なくとも、「待て」「おいで」「おすわり」などのコマンドを理解できるまでは、ドッグランに連れていくことは控えるべきです。
また、ドッグランに入るときには、リードを付けて手に持ったまま周囲の様子を伺いましょう。
リードを持ったまましばらく犬と一緒に走り、周囲の安全や、ドッグランに慣れてきた頃合いを見計らってリードを外すのが無難です。
予防接種はきちんと受けていますか?
ドッグランに連れていく前に、必ず予防接種を受けさせておきましょう。
多くのドッグランでは利用の際に、狂犬病、混合ワクチン、ノミ・マダニ予防を義務付けており、利用時に1年以内の接種証明書を求められます。
そのため、予防接種を受けていない犬はドッグランに入ることができません。
まとめ
広く開放的なドッグランは、愛犬が自由に走り回ることができる楽しい場所です。
しかし、たくさんの犬が集まる場所だからこそ、ドッグランに連れていく際に必要なポイントを押さえておかなくてはいけません。
とくに、中型犬〜大型犬を飼っているという人は、他の犬に危害を及ぼさないようしっかりと注意しましょう。