コラム | コノコトトモニ https://konokototomoni.com わんちゃんの健康な毎日を商品と情報でサポート Thu, 28 Mar 2024 07:00:13 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6 防災コラム:愛犬を守る災害時の備えについてご紹介! https://konokototomoni.com/category-training/disaster%e2%88%92prevention%e2%88%92001/ https://konokototomoni.com/category-training/disaster%e2%88%92prevention%e2%88%92001/#respond Thu, 28 Mar 2024 07:00:13 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10930 災害はいつ起きるのか予測できないものです。
だからこそ、いざという時に愛犬を守るには、飼い主の日頃からの備えが重要になります。
愛犬やご家庭ごとの状況に合わせて、普段から出来ることを確認し、日常の中で災害が起きた時を想定して準備をしておきましょう。

なぜ備えが必要なのか

災害時、ペットと一緒に安全な場所へ避難することを同行避難といいます。
避難所でのペットの対応は、受け入れ可能かどうか自治体や避難所ごとに異なりますので、最寄りの避難所でペット受け入れ可能な場所があるか、事前に確認を行っておきましょう。

ただ、避難所がペット受入可能であっても、必ずしも人と同じスペースで過ごせるというわけではありませんので、注意が必要です。
避難所へ避難できたとしても、ペット用の物資の支給があるとは限りません。
愛犬に必要なものは、飼い主自身が事前に準備しておく必要があります。

命や健康を守るために必要なもの

  • ペットフード、水 (少なくとも5日分、できれば7日分以上)
  • アレルギーや病気がある場合は療法食、薬
  • キャリーバッグやケージ
  • 予備の首輪、リード(伸びないもの)
  • トイレ用品:ペットシーツ、排泄物の処理用具
  • 食器

 

ペットフード、水 (少なくとも5日分、できれば7日分以上)

避難所等にペット用の物資が届くまでには時間がかかる場合があります。
少なくとも5日分(できれば 7日分以上)は用意しておきましょう。

アレルギーや病気がある場合は療法食、薬

先にお伝えしたフードの必要量は、あくまで物資が届けられること前提の目安になります。
療法食や特別食を使用されているのであれば、さらに長期間分の用意が必要です。
薬を服用されている場合は、獣医師さんに相談の上多めにストックしておきましょう。

ローリングストック

フードには賞味期限がありますので、常に新しいフードを備蓄できるよう、古いものから使い、新しいものと入れ替えていく形でストックしましょう。

キャリーバッグやケージ

避難所によっては、愛犬をキャリーバッグやケージに入れた状態で長時間過ごすことになります。
状況により避難所の周りの方の配慮などで、愛犬とは違う場所で過ごすこともありますので、キャリーバッグやケージの中で静かに過ごせるように、普段から慣れておくことが大切です。
動物病院に連れて行く時だけに使っていると、怖がったり嫌がったりして、避難時にすぐに入ってくれない可能性があります。
愛犬がくつろいだり眠ったりする「安心できる場所」として慣れておくために、扉を開けた状態で部屋に置いておきましょう。

また、普段から様々な人や動物、環境に慣らしていく社会化をしておくことで、知らない人や動物が近くで過ごすストレスを減らすことができます。
子犬の頃から多くの人や動物に接することで社会性がつきますが、成長してからでも様々なものに触れることで慣らしていくことができます。
ただ、愛犬の性格によっては、知らない人や動物と接するのが苦手な場合もあります。
そういった場合は、慣らすために無理強いはせずに、おやつやおもちゃなど愛犬が好きなものを使って、焦らず慣れてもらうようにしましょう。
環境を変えるというとちょっと難しく感じるかもしれませんが、例えばいつもと違う散歩コースを選んでみるだけでも効果的です。普段と違う環境を体験できる旅行やキャンプなどの遠出もおすすめです。

予備の首輪、リード(伸びないもの)

いつも使っているものの他に、防災セットの中に予備のものを入れておきましょう。
避難所や慣れない場所でパニックになって暴れたり、リードを噛み切ってしまうこともありますので、首輪とハーネスを両方付けておく方が良い場合があります。

トイレ用品:ペットシーツ、排泄物の処理用具

排泄物を入れるための袋やマナーポーチ、ペットシーツも準備しておきましょう。
特にペットシーツには他にも様々な用途があるため、多めにストックしておくと安心です。
愛犬の排泄用にはもちろんのこと吸水性が高いので濡れた場所を拭いたり、雑巾代わりにも使えます。万が一の場合は人のトイレとしても使用できます。

食器

折りたたみができるタイプだとかさばらずに持ち運びできます。

 

情報を確認できるもの

▼情報を確認できるもの
∟・飼い主の連絡先、飼い主以外の緊急連絡先、預け先
∟・ペットの写真(飼い主と写ったもの)
∟・ワクチン接種状況、既往症、投薬中ならば薬の情報、かかりつけの病院の状況など

▽離ればなれにならないために
∟・首輪、迷子札
∟・鑑札、狂犬病予防注射済票
∟・マイクロチップ

飼い主の連絡先、飼い主以外の緊急連絡先、預け先

災害時、状況により飼い主がついていられない場合もあります。愛犬の首輪に付ける迷子札以外にも、手帳などに何かあった時の連絡先をまとめておきましょう。

ペットの写真(飼い主と写ったもの)

迷子になった際、状況によって紙媒体と電子媒体の両方のデータがあると助かります。
過去には飼い主以外の人に引き取られてしまったというトラブルもありました。飼い主と一緒に映っている写真は、身元の確認に役立ちます。

ワクチン接種状況、既往症、投薬中ならば薬の情報、かかりつけの病院の状況など

緊急連絡先と共に、必要な時に「これを見れば愛犬のことが分かる」というものを手帳などにまとめておきましょう。

 

離ればなれにならないために

首輪

室内で飼っていても、災害時にパニックになり開いた扉や倒壊した隙間から逃げ出してしまうことがあります。
首輪には迷子札や鑑札、狂犬病予防注射済み票など、もしもの時に必要な情報のため、普段から首輪を付けるようにしておくと安心です。

迷子札

首輪につける愛犬の身分証のようなものです。
何かあって愛犬と離ればなれになってしまった時、迷子札があればいち早く飼い主へ連絡がくることが期待できます。
必要な情報はきちんと記載しておきましょう。

>>>迷子札についてはコチラの記事でもご紹介しています!
関連記事:犬に迷子札をつけていざという時のために備えましょう!

鑑札

自治体に愛犬を登録した際に登録番号が発行されます。登録手続きは1頭につき、生涯1回です。

注射済票(注射済証)

狂犬病予防注射の接種を受けた際に注射済証明書が発行され、手続き後に注射済票が交付されます。※狂犬病予防注射は毎年必要なので年度ごとに発行されます。

マイクロチップ

災害時にはパニックになってしまい、逃げだしてしまうこともあり得ます。過去には迷子になった際、痩せて首輪が外れてしまう事例もありました。
万が一、はぐれてしまったときのためにも、「マイクロチップ」を愛犬に装着し、登録しておきましょう。

>>>マイクロチップについてはコチラの記事で詳しく解説しています!
関連記事:犬にマイクロチップを付けていますか?役割やメリットについて

 

あると便利なもの

  • タオル
  • ウェットタオル
  • ビニール袋
  • ブラシ、服(毛の飛散防止)
  • お気に入りのおもちゃ(音には注意)
  • ガムテープ、マジックペン
  • 大きめの布(風呂敷など)キャリー代わりにもなったりして色々使えて便利

タオル

普段愛犬用に使っているものだと慣れない環境でもストレス緩和が見込めます。敷物やキャリーバッグのカバー、防寒対策にも使えますので、スペースがあれば多めに準備しておきましょう。

ウェットタオル

足や目、耳、お尻などの掃除に役立ちます。

ビニール袋

使用済みのペットシーツや、糞など臭いのあるものをまとめておいたり、食品対応のものであれば人の食器に被せて使うこともできます。
※誤嚥を防ぐために、愛犬の食器での使用は避けましょう。

ブラシ、服(毛の飛散防止)

抜け毛の飛び散り防止のため、あると便利です。

お気に入りのおもちゃ(音には注意)

愛犬のストレス発散に使えます。周囲の人に配慮して、音のならないものにしましょう。

ガムテープ、マジックペン

ケージの補修やハウス作り、情報掲示など、様々な用途に使えます。

大きめの布(風呂敷など)

キャリー代わりやキャリーバッグの目隠しにもなったりして、色々使い道があります。
かさばらないので、防災セットに入れておきましょう。

 

まとめ

災害時の愛犬の安全は、飼い主がどれだけ備えることができているかにより大きく変わります。
人用の防災セットと一緒に、愛犬用の防災セットも準備しておきましょう。
また、防災用品だけではなく避難所情報のチェックや愛犬との予行練習など、今できることは多くあります。
愛犬とこれからもずっと一緒に過ごすためにできることは何か考えておき、普段できることから取り組んでみませんか。

>>>地震時の準備と対策についてはコチラの記事でご紹介しています。
関連記事:愛犬を地震から守りたい!今からできる準備と対策

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犬の白内障予防におすすめの食べ物は?目に良い食材で白内障のケアをしよう! https://konokototomoni.com/category-health/dog-cataracts/ https://konokototomoni.com/category-health/dog-cataracts/#respond Wed, 15 Nov 2023 00:00:08 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10720

犬もわたしたち人間と同じように目の病気にかかったり、視力が衰えたりします。

高齢になるにつれて病気の発症リスクは高まるため、日頃から対策をしておくことが大切です。

この記事では、犬の白内障予防におすすめの食べ物をご紹介します。

日々の食事にプラスして、愛犬の目の健康を守っていきましょう。

 

1.犬の白内障は治るの?

犬が白内障にかかった場合、病気を治すことはできるのでしょうか。

はじめに、犬の白内障についての基礎知識を紹介します。

 

1-1.白内障は完治しない病気

白内障は、完治しない病気といわれています。

犬が白内障を引き起こす原因はさまざまですが、加齢と遺伝によるものがほとんどです。

他にも紫外線や目のケガ、糖尿病などの原因が挙げられます。

犬の白内障は若齢でも発症しやすく、気づかないうちに症状が深刻化してしまうのが特徴です。

そのため、早期発見できるかが後の治療に大きく関わってくるのです。

 

1-2.視力を取り戻す方法は手術のみ

白内障の治療は、内科的治療と外科的治療の2つに分けられます。

低下した視力を取り戻す方法は現在、外科的治療(手術)のみ。

水晶体の濁りを取りのぞき、人工レンズを挿入することで犬の視力回復をはかります。

ただし、網膜に異常がある場合は神経を傷つけてしまうため、症状によって手術ができないこともあります。

また、シニア犬になると麻酔や入院など体への負担が大きくなるため、さまざまな点に考慮したうえで手術するかを判断しなければなりません。

 

1-3.予防ケアで白内障の進行を遅らせることは可能

白内障は一度発症すると治らない病気ですが、予防ケアで進行を遅らせることは可能です。

自宅でできる対策としては、点眼薬・内服薬(内科的治療)などがあります。

また、日々の食生活を整えることもおすすめです。

食事改善は取り入れやすく、食べることは犬にとっても楽しみな時間です。

自覚症状のない初期のうちからはじめることで、白内障の進行をおさえる効果が期待できます。

 

2.犬の白内障予防に効果が期待できる6つの栄養素

犬の白内障予防には、抗酸化作用のある栄養素を摂ることが有効だといわれています。

ここでは、白内障の進行を遅らせる効果が期待できる6つの栄養素を紹介します。

 

2-1.アントシアニン

ポリフェノールの一種。強い抗酸化力を持ち、目の老化防止に欠かせない栄養素です。

白内障や加齢黄斑変性などの眼病、視力低下予防に役立ちます。

アントシアニンは抗酸化力に優れた栄養素ですが、効果が長期間続かないため継続的に摂取することがポイントです。

 

2-2.ルテイン

ルテインは、目の水晶体や、視神経が集中する黄斑部に存在している成分です。

活性酸素をおさえ、目を酸化から守るサングラスのような働きをしています。

ルテインは犬の体内で生成できず、加齢とともに減少するため意識して摂りたい栄養素のひとつです。

 

2-3.βカロテン

強力な抗酸化作用を持つβカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。

ビタミンAには、視力を正常に保つ働きがあります。

角膜や目の粘膜を保護してくれるため、かすみ目・夜盲症(やもうしょう)・眼精疲労などの予防に効果的です。

 

2-4.ビタミンC

全身を酸化から守ってくれるビタミンCは、目の健康にも役立ちます。

水晶体の濁りの原因となるタンパク質を抑制してくれるため、白内障予防に最適です。

もともと犬は体内でビタミンCを生成できますが、ストレスや老化によって減少した分は補う必要があります。

ビタミンEとあわせて摂取すると、より効果的です。

 

2-5.ビタミンE

『若返りのビタミン』とも呼ばれ、強い抗酸化力で酸化から目を守ってくれます。

血流を促進する作用もあり、目の筋肉(毛様体筋)の疲労回復に効果的です。

ビタミンEを摂取することで、白内障の進行を抑制する効果があるといわれています。

 

2-6.アスタキサンチン

アスタキサンチンは、目の奥の組織に直接入り込むことができる成分です。

目のピント調節機能が整い、眼精疲労・かすみ目改善に効果が期待できます。

抗酸化作用以外にも、動脈硬化や免疫機能の低下を抑制する働きもあるため、とくにシニア犬におすすめの栄養素です。

 

3.【白内障予防】犬の目に良いおすすめの食べ物はコレ!

犬の白内障予防には、普段食べているドッグフードやおやつを見直すことも大切です。

目に良いといわれる食べ物を積極的に摂ることで、水晶体の濁りをおさえる効果につながります。

ここでは、犬が食べても安全かつ目に良いおすすめの食べ物をまとめました。

 

栄養素 代表的な食べ物 1日の摂取目安量(g)
アントシアニン 黒米

ブルーベリー

小型犬90〜150g・中型犬150〜300g・大型犬300g

小型犬14g ・中型犬38g・大型犬60g

ルテイン ほうれん草

ブロッコリー

小型犬〜50g・中型犬50〜90g・大型犬90〜140g

小型犬51〜101g・ 中型犬116〜231g・大型犬286〜569g

βカロテン にんじん

かぼちゃ

小型犬13g・中型犬32g・大型犬53g

小型犬50g・中型犬75g・大型犬100g

ビタミンC ピーマン

キウイフルーツ

ブロッコリー

小型犬94〜187g・中型犬215〜427g・大型犬530〜1053g

小型犬〜20g・中型犬20〜60g・大型犬60〜100g

※同上

ビタミンE トマト

かぼちゃ

小型犬36〜78g・中型犬13〜39g・大型犬7〜15g

※同上

アスタキサンチン 小型犬30g・中型犬50g・大型犬100g

 

同じ食材でも、犬種や年齢により1日に与えられる量は異なりますので、愛犬にあわせて量を調節するようにしましょう。

おやつとして与える場合は、1日に与える総合栄養食の約10%を目安にしましょう。

 

4.食事で犬の白内障ケアをする3つのポイント

犬の白内障ケアにおすすめの食べ物であっても、与え方に注意が必要なこともあります。

食事で犬の白内障ケアをするときのポイントを3つお伝えします。

 

4-1.適量を守って与える

白内障予防に効果的な食べ物を与えるときは、適量を守って与えるようにしてください。

摂取量を増やしたからといって、白内障予防の効果が比例して高まるわけではありません。

与えすぎると、肥満や消化不良(便秘・下痢)の原因となったり、糖尿病になったりする可能性もあるため注意が必要です。

1日の摂取量を守ることで、愛犬の体の負担軽減につながります。

また、日によって愛犬の体調も変わりますので、状況に応じて量を調節するようにしましょう。

 

4-2.進行を遅らせるためには継続が大切

目に良いとされる食べ物でも、摂取してすぐに効果があらわれるわけではありません。

また、一度与えたからといって、その効果がずっと続くわけでもありません。

白内障の発症・進行を遅らせるためには、継続して体に栄養素を与えることが大切です。

また、犬の白内障は、若齢のうちに発症するケースも多く見られます。

若いときからバランスの良い食事を継続して摂ることも、白内障の進行予防につながります。

 

4-3.白内障ケアのドッグフード(サプリメント)を取り入れる

白内障の予防をするには、抗酸化作用を含む食べ物を毎日摂取することが理想的です。

しかし、食材によっては献立を考えるのが難しかったり、「毎日手作りご飯をあげるのは大変…」と感じたりする飼い主さんもいるでしょう。

そのようなときは、白内障ケアができるドッグフードやサプリメントなどを取り入れるのがおすすめです。

白内障ケアのドッグフードを選ぶときのポイントは、以下の4つです。

 

  • アントシアニン、ルテインなど白内障ケア成分が複数配合されている
  • 国産である
  • 無添加で安心できる
  • 低脂肪高タンパク

 

愛犬が毎日安心して食べることができ、飼い主さんの負担も少ないことが、病気予防を継続するコツです。

ドッグフードやサプリメントの成分・種類に迷ったときは、獣医師に相談して判断するようにしましょう。

 

白内障予防が期待できる食べ物で愛犬の目の健康を維持しよう!

白内障は一度かかってしまうと、元の状態に戻すことはできない病気です。

愛犬が目の病気にかからないようにするためには、飼い主さんが日ごろから予防ケアをしてあげることがとても大切になります。

日々の食事では、抗酸化作用のある食べ物やドッグフードなどを取り入れて、愛犬の目を酸化ダメージから守ってあげましょう。

ただし、効果的といわれる食べ物でも与えすぎは禁物です。

適正量を守りながら、愛犬の食事をサポートしてあげてくださいね。

 

まとめ

・犬の白内障は、予防ケアで進行を遅らせることはできる

・白内障予防にはアントシアニン、ルテインなど目に効果的な成分を摂ると良い

・目に良いとされる食べ物は、適正量を守って与えるようにする

・ドッグフードやサプリメントを活用する際は、成分や品質をよく確認する

・白内障予防は、食事とあわせて規則正しい生活を心がけることが大切

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犬のイボの良性・悪性は色(ピンク・黒)で見分けられる?イボの対処法も解説! https://konokototomoni.com/category-health/dog-warts/ https://konokototomoni.com/category-health/dog-warts/#respond Wed, 01 Nov 2023 00:00:41 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10703

愛犬にイボがあるのを見つけたら、体に影響はないのかと心配になりますよね。
犬のイボには種類があり、良性・悪性を適切に判断することが大切です。
この記事では、イボの色から良性・悪性を見分ける方法とイボができたときの対処法について紹介します。

愛犬の健康維持のため、ぜひ参考にしてください。

1.犬の体にイボ(できもの)ができる主な原因

犬の体にイボ(できもの)ができる原因は、主に加齢とウイルス感染の2つです。
それぞれの原因について、解説します。

1-1.加齢によるターンオーバーの遅れ

ひとつ目は、加齢によるターンオーバーの遅れによるものです。
皮膚が古い細胞から新しい細胞に入れ替わることをターンオーバーと言い、犬は約20〜22日(約3週間)が周期とされています。
加齢により代謝機能が衰えると、ターンオーバーの周期も遅れ、皮膚に残った古い細胞がイボを発生させてしまいます。

犬の皮膚は丈夫そうに見えますが、厚さは人間の1/3程度と薄く、外部からの刺激にとても弱いです。
健康状態が良好なワンちゃんでも、歳をとると肌のバリア機能は弱くなるため、老化現象のひとつとして理解しておきましょう。

1-2.免疫力低下によるウイルス感染

犬にイボができる2つ目の原因は、免疫力低下によるウイルス感染です。
感染源のほとんどが『パピローマウイルス(乳頭腫ウイルス)』によるもので、このウイルスは日常空間に普通に存在しています。
免疫力があればウイルスの侵入を防ぐことができますが、肌が乾燥していたり、切り傷ができていたりするとそこからウイルスが入り込み、イボの原因へとつながってしまいます。
ハピローマウイルスは生存能力が高く、犬から犬へ感染する可能性も高いです。
また、生後間もない子犬や高齢犬は免疫力が弱いため、とくにかかりやすくなります。

2.犬のイボは病気?良性・悪性の一般的な見分け方

犬のイボが病気かどうかは、色や硬さで判断することができます。
ここでは見た目の特徴から、イボの良性・悪性を見分ける方法について解説します。
受診前のひとつの目安として、参考にしてみてください。

2-1.ピンクの柔らかいイボは良性かも


※画像はイメージです

良性イボの場合、サイズは比較的小さく1cm未満であることがほとんどです。
イボは、主にピンクや白などの明るい色味をしていて、触ると柔らかさがあります。
良性イボの多くの原因はウイルス性(乳頭腫)であり、1〜2ヶ月程度で自然に取れるのが特徴です。
カリフラワーのような見た目をしており、犬自身も痛みや違和感をあまり感じないため、気にする様子はほぼ見られないでしょう。
自然治癒後も、体に大きな影響はありません。

良性イボの特徴

  • ピンク、黄、白など淡い色をしている
  • 大きさは1cm以下で、柔らかい
  • イボは大きくならない
  • 数週間〜数ヶ月で自然に消失する

2-2.黒っぽい硬いイボは悪性かも


※画像はイメージです

悪性イボの場合は、サイズが良性のものよりも大きく、時間とともに肥大化することが特徴です。
色味は黒っぽく、イボに触ると硬さがあります。
イボが急速に大きくなっている場合は、がんの可能性があるため注意が必要です。
悪性の特徴にひとつでも当てはまる場合は、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。
悪性イボの特徴

  • 赤黒、黒、紫など濃い色をしている
  • 大きさが1cm以上あり、硬い
  • 肥大化している
  • 形状の変化が見られる
  • 3ヶ月ほど経っても消えない

2-3.自己判断は難しい!病院でくわしく検査しよう

イボが良性であれば「自然に治るまで様子を見よう」と考える飼い主さんも多いかもしれません。
しかし、良性のイボだと思っていたものが実は悪性だったというケースもあります。
悪性腫瘍であれば、手術によってイボの周辺を切除することになるため、犬の負担が大きくなってしまいます。
悪化すると負担が増えるため、早期診断・早期治療が大切です。
また良性のイボであっても、化膿や炎症が起こると痛みをともなう場合もあるので、早めのケアが大切です。
「これくらいのイボで受診しても大丈夫かな?」と思わず、気になるときは病院でくわしく検査しましょう。

3.イボができやすいのはどんな犬?

イボはどんな犬にもできる可能性がありますが、できやすい犬種がいることが確認されています。
ここでは、イボができやすい犬種と年齢について解説します。

3-1.イボができやすい犬種

体質的にイボができやすい犬種は、下記のとおりです。

  • パグ
  • シー・ズー
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ラブラドール・レトリバー
  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
  • アメリカン・コッカー・スパニエル など

該当の犬種がさらに歳をとって免疫力が低下すると、イボだらけになる可能性があります。
飼い主さんは、早期発見のために日頃からスキンシップをはかり、愛犬の体を確認するようにしましょう。

3-2.イボができやすい犬の年齢

イボがもっともできやすい年代は、シニア層といわれています。
老化現象のひとつとして、7〜9歳頃からイボやできものが見られるようになります。
老犬にイボができる理由は、主に免疫力低下と新陳代謝の衰えによるものです。
高齢になり免疫力が低下すると、菌やウイルスに感染しやすくなるためイボが増えます。
また、新陳代謝が衰えることで肌に古い角質が溜まり、硬くなった皮膚の一部がイボを引き起こす原因となるのです。

4.犬にイボができたときの対処法


愛犬にイボを見つけたら、まずは動物病院で診察を受け、原因を知るようにしましょう。
自己判断で市販薬を使用したり、放置したりするのは良くありません。
ここでは、犬にイボができたときの対処法について解説します。

4-1.受診後もイボの経過観察をする

病院に受診し、イボが良性と診断された場合でも経過観察を行うようにしましょう。
パピローマウイルスが原因であれば、イボは通常、数週間〜数ヶ月ほどで自然に消失することが多いです。
犬の健康に大きな害はなくても、イボの数が増えたり、愛犬が舐めて炎症を起こしたりすることもあるため、状態を確認しておくことをおすすめします。
イボの経過を確認するポイントは、下記のとおりです。

見た目:色、形、大きさ、数

状態:硬さ、皮膚への固着具合

症状:出血、かゆみ、化膿、破裂の有無

イボの様子を記録しておくことで、受診時に経過の症状を伝えやすくなります。
イボの変化に合わせて適切なケアができるように、こまめに確認しておきましょう。

4-2.頻繁にイボを触らない

顔や頭、背中などイボは全身のどの部位にもできます。
目につくため飼い主さんはイボが気になってしまうかもしれませんが、手で触れずに様子を見守るようにしましょう。
頻繁に触ると刺激によってイボが大きくなり、別の部位に飛び火する可能性もあります。
人間が神経質になると、犬もストレスを感じて舐めたり、噛んだりして症状悪化につながってしまいます。
犬のイボは、できてしまった以上に数を増やさないことも大切です。
気になるときはシャワーやブラッシングの際に、自然な流れで状態を確認するようにしましょう。

5.犬のイボを予防する方法

犬のイボを予防するには、日頃の生活環境を見直すことが大切です。
ここでは、愛犬のイボを増やさないために飼い主さんができる対策を4つ紹介します。

5-1.身のまわりを清潔にする

イボの原因となるウイルス感染を防ぐため、犬の身のまわりは清潔に保つように心がけましょう。
小屋やケージの中はこまめに掃除を行い、皮膚に触れる毛布やクッションなどの布類は、定期的に洗濯をすると効果的です。
また、散歩から帰ったあとはブラッシングをしたり手足を洗ったりして、体についた汚れを落としてあげましょう。
ウイルスは小さな切り傷、擦り傷から入り込むため、傷口を清潔に保つこともイボの予防につながります。
月に1〜2回、低刺激シャンプーで体を洗ってあげるのもいいでしょう。

5-2.ターンオーバーを正常に保つ

肌のターンオーバーを正常に保つことも、犬のイボ予防には大切です。
皮膚の細胞が一定の周期で入れ替わるように、代謝を促してあげましょう。

ターンオーバーの促進に役立つおすすめ食材には『ハトムギ』があります。
ハトムギは、たんぱく質、鉄分、ビタミンB1・B2などの栄養素が含まれており、炎症抑制や体内の水分バランスを整えてくれる肌の回復に優れた栄養素です。

ハトムギの種の殻を乾燥させた『ヨクイニン』は、人間のイボ治療でも処方されている栄養素でもあります。
ハトムギは下処理をし、ごはんやスープに混ぜて体の内側からケアしてあげましょう。

5-3.免疫力を高める

犬のイボ予防には、免疫力を高めることも効果的です。
自宅でできる方法には、以下のものがあります。

  • バランスの良い食事をとる
  • 適度な運動(散歩)をする
  • 日光を浴びる
  • 腸内環境を整える
  • マッサージで血行を促進する

犬の免疫力アップにおすすめの食材は『りんご』です。

りんごに含まれるクエン酸、りんご酸などの有機酸には、殺菌効果があります。
また、皮に多く含まれるりんごポリフェノールには強い抗酸化力があり、免疫力向上に役立ちます。
ただし、りんごの皮は犬にとって消化しにくいため、細かく刻んで与えるようにしましょう。

5-4.いぼケアができるドッグフードを与える

犬のいぼケアは、改善までに時間がかかる場合もあるため、無理なく継続していくことが大切です。

毎日の食事に、いぼケアができるドッグフードを取り入れて、予防効果を高めるようにしましょう。
いぼケアにおすすめのドックフードは、以下のものです。

  • ハトムギやりんごなど、いぼケアに効果的な成分が含まれている
  • 国産である
  • 無添加、低カロリーである
  • 子犬やシニア犬でも食べやすい形状になっている

判断に迷うときは獣医師に相談し、愛犬の体質やイボの状態を見ながらケアを続けてくださいね。

犬のイボを見つけたら早めに受診&ケアしよう!

愛犬の体にイボを見つけたら、飼い主さんは色・大きさ・硬さなどの状態を確認し、早めに動物病院を受診しましょう。
犬のイボは、すぐに治療が必要なものと自然治癒するものがあります。
良性・悪性の特徴を紹介しましたが、見た目だけで自己判断を行うと、悪性腫瘍を見逃してしまう可能性がありますので注意しましょう。
犬のイボを悪化させないポイントは、早期に気づいて予防対策を行うことです。
免疫力を高める食事や皮膚を清潔に保つなど、できることから愛犬の体をケアしてあげてくださいね。

まとめ

・犬のイボはターンオーバーの遅れ、免疫力低下によるウイルス感染が主な原因である
・良性イボはピンク色、悪性イボは黒色の可能性が高い
・イボができやすい犬種、老犬はとくに注意が必要
・犬にイボができたときは状態を確認し、むやみに触らないようにする
・免疫力を高める食事や身の回りを清潔に保つ生活を心がけ、犬のイボ予防をする

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シニア犬(老犬・高齢犬)におすすめのドッグフードはコレ!国産無添加の安心フードを紹介 https://konokototomoni.com/category-food/dogfood-for-older-dogs/ https://konokototomoni.com/category-food/dogfood-for-older-dogs/#respond Thu, 26 Oct 2023 07:39:48 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10701

愛犬がシニア期を迎え、ドッグフードの選び方に悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。

シニア犬が長く健康でいられるように、安心できる食事を与えてあげたいですよね。

この記事では、シニア犬用フードを選ぶときのポイントと、老犬・高齢犬におすすめのドッグフードをご紹介します。

愛するワンちゃんのため、ぜひ参考にしてください。

 

1.シニア犬用ドッグフードはいつから切り替える?

ドッグフードを成犬用からシニア犬用に切り替える時期は、犬の種類や大きさによって個体差があります。

一般的に大型犬は5歳頃から、小型・中型犬は7歳頃からシニア期に入るといわれています。

見た目には元気なワンちゃんも多いですが、身体の機能は徐々に衰えるものです。

シニアの年齢期に入ったら、愛犬の老化サインにあわせてフードを切り替えるようにしましょう。

シニア期に見られるサインには、以下のものがあります。

 

  • 歩くスピードが遅くなる
  • 寝ている時間が増える
  • 呼びかけても反応が鈍くなる
  • 顔まわり(目や口)に白い毛が生える
  • 水分量や食欲が減る など

 

犬によって、体にあらわれる変化はさまざまです。

愛犬のサインに気づくためにも、飼い主さんは日頃から様子をよく見てあげましょう。

 

2.シニア犬用ドッグフード選びのポイント

シニア犬のドッグフードを選ぶときは、シニア期に起こりやすい身体のトラブルに配慮されているか確認することが大切です。

ここでは、シニア犬用フードを選ぶうえでチェックしたいポイントを解説します。

 

2-1.心臓・腎臓への負担に配慮されているか?

シニア犬になると、体内に必要な栄養素を吸収し、不要なものを排出するバランスが崩れやすくなってきます。

ドッグフードを選ぶときは、栄養成分表示の値がシニア期に適しているか確認しましょう。

栄養素の中でも、灰分に含まれるリン・ナトリウムは、過剰に摂取すると犬の心臓や腎臓に負担がかかりやすいといわれています。

灰分は、犬にとっても必要な栄養素ですが、シニア犬には含有量が少ないものを選ぶようにしましょう。

 

2-2.低脂肪であるか?

シニア期に入ると、成犬期と比べて運動量が減り、徐々に筋力や代謝が低下していきます。

脂肪分の高いフードを続けると、肥満や消化器官の負担につながるため、低脂肪フードに切り替えるようにしましょう。

シニア犬には、脂肪分(粗脂肪)の値が12%以下のフードがおすすめです。

また、老犬の筋力を支えるためには、タンパク質の摂取も重要になります。

肉・魚を中心とした、質の良い動物性タンパク質を与えるようにしましょう。

一方で、ハイシニアや病気持ちのワンちゃんには、低タンパクの摂取が推奨されています。

判断に迷う場合は、かかりつけ医に相談のうえ、体にあったフードを選んでくださいね。

 

2-3.お悩みケア成分が複数配合されているか?

シニア犬の身体に起こる多くの悩みに、関節トラブル・白内障・イボが挙げられます。

犬の身体のトラブルは、一度発症すると元には戻らないことも少なくありません。

シニア期を健康に過ごすためには、日々の食事を通じて、身体の内側から予防ケアすることがとても大切になります。

しかし、悩みごとに効果的な成分は違うため、フードやサプリメントを分けるとコストがかかり、管理も大変ですよね。

ドッグフードを選ぶときは、ひとつのフードでシニアの健康を複数サポートできるものがおすすめです。

 

<シニア犬の健康をサポートする成分>

効果的な成分/食材
関節 コンドロイチン、グルコサミン、オメガ3脂肪酸など
白内障 アントシアニン、ルテイン、アスタキサンチンなど
イボ(皮ふ) ハトムギ、りんごなど

 

2-4.アレルギーに配慮されているか?

愛犬がアレルギー診断を受けていたり、特定のドッグフードを与えると、かゆみ・下痢嘔吐が見られたりする場合は、アレルゲンとなる原材料が使われていないか確認しましょう。

ドッグフードの中には、動物性タンパク質の代わりに、小麦・大豆・とうもろこしといった穀類が混ぜられているものもあります。

穀類は、犬がアレルギーを発症しやすい食べ物ですので、注意が必要です。

小麦アレルギーのあるワンちゃんには、大麦や玄米を使用したグルテンフリーのフードを選んであげましょう。

また、大豆アレルギーのあるワンちゃんには、黄えんどう豆を原料とするピープロテインフードがおすすめです。

 

2-5.国産・無添加であるか?

ドッグフードに含まれる添加物には、犬が口にするとアレルギーやがんなどを引き起こす原因となるものがあります。

そのため、フードはできるだけ無添加のものを選ぶようにしましょう。

人間向けの食品と同じ基準で製造された添加物フリーのヒューマングレードや、ローズマリーやハーブなどの天然由来添加物を使用したフードがおすすめです。

また、生産国についても確認しましょう。

海外製のドッグフードは、人気商品でも輸入までの時間・温度管理を踏まえると、品質が落ちていることも考えられます。

一方、国産のドッグフードは運搬時の負担が少なく、トラブルが起きた際のサポートも受けやすいのが利点です。

 

3.シニア犬におすすめのプレミアムドッグフードは『シニアのためのこのこのごはん』!

シニア犬の健康を維持するためには、安全でしっかり栄養が摂れるフードを選んであげましょう。

ここでは、老犬・高齢犬におすすめのプレミアムドッグフード『シニアのためのこのこのごはん』をご紹介します!

 

3-1.【おすすめポイント①】シニア犬が消化しやすい低脂肪フード

『シニアのためのこのこのごはん』は、シニア犬の健康を考え、体作りに必要な動物性タンパク質を質の良い国産肉で補っています。

主原料には鶏のささみ・鶏胸肉を使用、まぐろ肉・鶏レバーもバランス良く配合した低脂肪フードです。

 

3-2.【おすすめポイント②】リン・ナトリウム含有量をオフ

シニア犬の腎臓・心臓の負担を減らすため『シニアのためのこのこのごはん』は、リン・ナトリウム含有量を控えめにして作られています。

当社『このこのごはん』と対比すると、リンは約45%、ナトリウムは約58%オフとなっています。

運動量や身体の機能が衰えてくる、シニアのワンちゃんの健康を最大限考慮したフードです。

 

3-3.【おすすめポイント③】原材料はすべて国産の安心安全ヒューマングレード

『シニアのためのこのこのごはん』は、すべての食材が人間も食べられるヒューマングレード。

良質な肉と魚(動物性タンパク質)をメインにモリンガやりんご、かぼちゃなどの野菜・果物もたっぷりブレンドされたバランスの良いフードです。

また、アレルギーの原因になりやすい小麦・とうもろこしは使用していません。

代わりに栄養たっぷりの大麦・玄米などをフードのつなぎにしているため、犬が安心して食べることができます。

 

3-4.【おすすめポイント④】瞳・皮ふ・関節サポート成分配合

シニア犬の悩みに多く挙げられる、瞳・皮ふ・関節のトラブル。

『シニアのためのこのこのごはん』は、これら3つの悩み解消に効果的な成分が、バランス良く配合されています。

 

  • 目を守るために役立つ『ルテイン・アントシアニン』
  • 関節ケアに必須の『グルコサミン・コンドロイチン』
  • 皮ふの健康維持を助ける『ハトムギ・りんごポリフェノール』

また、従来の『このこのごはん』に含まれる、におい・毛並み・目元を保護する成分はそのまま。

シニア期の身体の悩みをサポートする成分がプラスされ、より機能性に特化したごはんです。

 

3-5.【おすすめポイント⑤】人工添加物不使用!鰹節の風味で食いつきUP

味覚や嗅覚が衰えてくるシニア犬用フードには、食いつきや味を良くするために酸化防止剤、保存料が使われることがあります。

『シニアのためのこのこのごはん』は、香料・着色料・保存料・防カビ剤・増粘剤・発色剤・酸化防止剤(BHA・BHT)といった人工添加物は使用していません。

市販のドッグフードを開封したときの独特な匂いをおさえ、原材料と鰹節のやさしい香りでシニア犬の食欲UPをはかっています。

 

3-6.『シニアのためのこのこのごはん』商品詳細

『シニアのためのこのこのごはん』の商品についてより詳しく知りたい方は、下記の表をご参照ください。

 

商品名 『シニアのためのこのこのごはん』
原材料名 鶏肉(ささみ、胸肉、レバー)、玄米、大麦、鰹節、ビール酵母、大麦ぬか、米油、甜菜繊維、まぐろ、エンドウ豆たんぱく、黒米、青パパイヤ末、モリンガ、昆布、ハト麦、むらさきいも、かぼちゃ、りんご、乳酸菌、豚軟骨抽出物(コンドロイチン硫酸含有)、セレン酵母、マリーゴールド(ルテイン含有)、グルコサミン、ミネラル類(貝殻未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム、塩化コリン)
内容量 1kg
カロリー 335kcal/100g
栄養成分表示 たんぱく質 20.3%以上

脂質    5.6%以上

粗繊維   1.6%以下

灰分    4.8%以下

水分    10.0%以下

安全性 ・香料、着色料、保存料、防カビ剤、増粘剤、発色剤、酸化防止剤(BHA・BHT)不使用

※1日に必要な量を補うため、ビタミン・ミネラルのみ合成物を使用

・有機JAS認証の国内工場で製造

各種サポート成分 ・瞳(アントシアニン、ルテイン)

・関節(コンドロイチン、グルコサミン)

・皮ふ(ハトムギ、りんご)

国産
小麦グルテンフリー
ヒューマングレード
内臓サポート

 

▶『シニアのためのこのこのごはん』をチェックする

 

4.シニア犬に新しいドッグフードを与えるときの注意点

ドッグフードを新しくすると、愛犬が今までのようにご飯を食べてくれない可能性があります。

ここでは、シニア犬に新しいフードを与えるときのコツを3つご紹介します。

 

4-1.10日前後かけて新フードに切り替える

新しいドッグフードは、10日前後かけてゆっくり切り替えるようにしましょう。

いきなりフードを変えると、内臓に負担がかかり、食欲不振や下痢・嘔吐を引き起こしてしまいます。

まずは元のフードを9割程度、新しいフードを1割程度の比率から始め、徐々に新しいフードの量を増やしていくのがおすすめです。

 

<新フードへの移行例>

元のフード 新しいフード
1日目 90% 10%
3日目 70% 30%
5日目 50% 50%
7日目 30% 70%
9日目 10% 90%
10日目 0% 100%

 

ライフステージにあわせた食事を与えることは大切ですが、老犬がご飯を食べられなくなってしまうのは良くありません。

愛犬の食いつきやお腹の状態を見ながら、柔軟に対応しましょう。

 

4-2.給餌量を見直す

シニア犬用フードに切り替えたら、1日の給餌量を見直すことも大切です。

ドッグフードに含まれるカロリーや栄養素は、商品によって違いがあります。

給餌量が適切でないと、体調を崩す原因になるので気をつけましょう。

はじめは、パッケージに記載されている給餌量の目安に沿って与えてください。

1週間〜1ヶ月の間に体重の増減があれば、フードの量も調節していきます。

シニア初期のワンちゃんは肥満になりやすく、さらに後期になると体重が落ちる傾向にあります。

愛犬の年齢や個体にあわせて給餌量を見直し、体重管理ができるようにしましょう。

 

4-3.食事回数を1日3~4回に増やす

シニア期の犬は、成犬期と比べて一度に食べられる量が減り、フードの消化吸収にも時間がかかります。

新しいフードに切り替える際は、食事回数を1日3〜4回に増やすようにしましょう。

ただし個体差もあるため、1日の給餌量が適切であれば、2〜5回と回数に幅を持たせても問題ありません。

噛む力も弱くなりますので、時間がかかるときはタイミングを見て切り上げ、シニア犬の負担を減らしてあげることも大切です。

ドライフードのほか、柔らかいウェットフードやセミモイストフードをあわせて活用してもいいでしょう。

 

シニア犬のドッグフードは国産無添加の『シニアのためのこのこのごはん』がおすすめ!

運動量が落ち、食欲や消化機能が衰えてくるシニア期のワンちゃん。

加齢による身体のトラブルを未然に防ぐためにも、シニア犬にとって毎日の食事から必要な栄養をしっかり補うことは非常に大切です。

『シニアのためのこのこのごはん』は、原材料はすべて人間も食べられるものを使用し、国産・添加物不使用なので、安心してシニア犬に与えることができます。

瞳・関節・皮ふの健康をサポートする成分も豊富ですので、シニア期を過ごすうえで強い味方になるフードです。

ぜひ『シニアのためのこのこのごはん』を毎日の食事に取り入れて、愛犬の健康をサポートしてあげてくださいね。

 

まとめ

・シニア犬用ドッグフードは、5〜7歳を目安に愛犬の変化にあわせて切り替えるようにする

・ドッグフードは、シニア期に起こりやすいトラブルに配慮されている商品を選ぶ

・シニア期の健康維持には、低脂肪フードであることが大切

・新しいドッグフードは、10日前後かけて徐々に切り替えるようにする

・ドッグフード選びに迷ったら、シニアの健康と食いつきに特化した『シニアのためのこのこのごはん』がおすすめ

 

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犬の白内障の初期症状は?見え方や進行スピード・予防についても解説! https://konokototomoni.com/category-health/dog-cataract/ https://konokototomoni.com/category-health/dog-cataract/#respond Thu, 07 Sep 2023 00:00:42 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10597

「愛犬の目が白くなっている」「この頃物にぶつかったり、目をこすったりしている…」このような症状が見られる場合、犬が白内障を引き起こしているかもしれません。
この記事では、犬の白内障の初期症状や見え方について解説します。
白内障の予防や治療方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.犬の白内障とは

そもそも『白内障』とは、どのような病気なのでしょうか。
はじめに、白内障の原因や症状について解説します。

1-1.白内障はこんな病気

白内障とは、本来は透き通っていてレンズの役割をしている『水晶体』が白く濁り、次第に視力が失われていく病気です。
はじめはうっすら濁って目がかすむ程度ですが、進行すると目の中全体が真っ白になり失明することもあります。
目が白く濁るのは、水晶体に含まれるタンパク質の酸化によるものです。
犬は嗅覚・聴覚が優れており、視力は0.2〜0.3程度といわれています。
もともと物にピントを合わせる力が弱く、目を使って細かい作業をすることもないため、白内障初期段階では、多少目が見えづらくてもいつも通りの生活ができてしまいます。
白内障は少しずつ視力が落ちていくので、飼い主さんが気づかないうちに進行しやすい怖い病気ともいえるでしょう。

1-2.犬の白内障の初期症状は?

犬が白内障になったときに現れる初期症状には、以下のものがあります。

<犬の白内障の初期症状>

黒目に白い影・濁りがある
物にぶつかりやすくなる
階段の昇降を怖がるようになる
段差につまづくことが増える
散歩に行きたがらなくなる
投げたボールを見失う など

愛犬に上記のような症状が出ていないかよく観察しましょう。

1-3.白内障の犬の視界はどう見えている?

白内障の犬は視界が白く濁り、物や人の輪郭がぼやけて見えます。
また、まぶしさを感じやすくなったり、距離感をつかみにくくなったりします。
ぼんやり見えている状態なので、暗闇を怖がったり、人間の急な動きに驚いたりすることもあるかもしれません。

1-4.犬の白内障は何歳ぐらいから始まる?

犬の白内障は、先天性と後天性の2つに分類され、それぞれ発症年齢が異なります。

【先天性白内障の特徴】
先天性白内障は、生まれつき犬が疾患を持っている状態を指します。
先天的に水晶体の中にある代謝機能がうまくはたらかず、早ければ生後数ヶ月〜5歳頃までに発症するのが特徴です。
多くは遺伝によるものなので、犬種や家系を見て判断することができます。
人間の白内障は加齢が主な原因ですが、犬の場合は遺伝性(先天性)が大きな要因とされています。

【後天性白内障の特徴】
犬の後天性白内障の多くは、6〜8歳ぐらいのシニア犬が発症します。
後天性白内障の主な要因は、以下の通りです。

  • 老齢性
  • アトピー性皮膚炎・糖尿病などの疾患性
  • 紫外線・怪我による外傷性

1-5.白内障になりやすい犬種

症例報告により、白内障になりやすい犬種がいることが分かっています。

【遺伝的になりやすい犬種】

  • トイ・プードル
  • チワワ
  • 柴犬
  • アメリカンコッカー・スパニエル
  • ボストン・テリア
  • イタリアン・グレーハウンド
  • ミニチュア・ピンシャー
  • ヨークシャーテリア
  • ジャック・ラッセル・テリア
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ゴールデンレトリバー
  • ラブラドールレトリバー など

愛犬が上記の犬種に当てはまる場合、若齢のうちから定期的に眼科検診を受けるようにしましょう。

また、フレンチブルドッグやシーズー、パグペキニーズ・ボストン・テリアなど、鼻が低い犬種も注意が必要です。
鼻が低いことで木の枝が目に触れたり、家具の角に目をぶつけたりしやすくなるため、外傷性の白内障にかかりやすくなります。

2.【ステージ別】犬の白内障の症状・見え方

白内障は水晶体の混濁程度によって、初発白内障〜過熟白内障の4つのステージに分類されます。
段階が上がるにつれて、症状や見え方も深刻になることが特徴です。

2-1.初発白内障

【症状】
濁りは全体の15%以下。
水晶体のふちが少し白く濁った状態で、視力にはほとんど影響はありません。
犬自身の自覚症状もなく、飼い主さんも気づきづらいです。

【見え方】
霧がかかったようにうっすら視界が濁る程度。

2-2.未熟白内障

【症状】
濁りは全体の10〜15%以上。
水晶体の混濁が少しずつ広がって、目をこするサインが見られます。
暗い場所では空間を認識しづらくなるため、夜の散歩や薄暗い部屋を怖がるワンちゃんも出てきます。
【見え方】
視界がぼやけたり、かすんだりするようになる。

2-3.成熟白内障

【症状】
濁りは100%。
明らかに水晶体が濁っていることが分かるほど、目が真っ白になります。
物の距離感が分からずにぶつかったり、見えない不安から攻撃的になったりすることもあるかもしれません。
一般的に、成熟白内障から手術の適応となります。

【見え方】
視力が著しく低下し、水の中にいるような見え方になる。

2-4.過熟白内障

【症状】
白内障の最終段階。
失明の手前であり、目の炎症や水晶体が硬くなるだけでなく、合併症を引き起こす危険な状態です。
水晶体が溶け出して一時的に濁りが消えることがありますが、治ったように見えても実際は悪化しているため誤認に注意が必要です。

【見え方】
視力はほぼ消失。

3.犬の白内障は治る?

もしも愛犬が白内障を引き起こしていたら、飼い主さんは治るのかどうか不安になりますよね。
ここでは、犬の白内障の進行スピードと完治するかについて解説します。

3-1.白内障は一度発症すると治らない

残念ながら、犬の白内障は一度発症してしまうと元の状態(視力低下前)に戻すことはできません。
目の濁りを取りのぞいて再び見えやすくするためには、手術によって人工レンズに置き換えることが犬の白内障を治す唯一の方法です。
ただし、症状が水晶体だけでなく網膜にまで進行している場合は、濁りはおさえられても視力が回復することはないといわれています。
「一度発症すると治らない」と聞くと、飼い主さんは心配になるかもしれません。
手術をする場合は、年齢や体質、網膜への影響など幅広く考慮した上での判断となりますので、獣医師と相談のうえ対処するようにしましょう。

3-2.犬の白内障の進行具合は?

犬の白内障は、先天性と後天性でそれぞれ進行スピードが異なります。

【先天性白内障の進行スピード】
先天性白内障のうち、若齢で発症した場合は進行が早く、犬種によっては1週間ほどで成熟期まで重症化してしまう例もあります。
進行が早い分、ブドウ膜炎や緑内障など他の合併症を引き起こす確率も高いです。

【後天性白内障の進行スピード】
後天性白内障は、多くの場合が数ヶ月〜数年単位でゆっくり進行していくのが特徴です。
とはいえ、犬の寿命は人間に比べると短いため、全体的な進行スピードはわたしたち人間よりも早いといえます。
後天性白内障の多くは加齢によるものなので、進行スピードがゆっくりであっても手術のダメージや身体のケアなど細かな面での配慮がより必要になります。

4.犬の白内障の治療と手術

犬の白内障は、進行度合いによって治療方法を判断します。
治療は大きく分けて、以下の2通りです。

4-1.【治療】点眼薬・内服薬で進行を遅らせる

点眼薬や内服薬による治療は、犬の白内障を早期発見できたときに有効な方法です。
一度失った水晶体のタンパク質を元に戻すことはできませんが、点眼薬を使うことで白内障の進行を遅らせる効果が期待できます。
一般的に処方されるのは『ピレノキシン点眼液』で、白内障の起因となる物質をおさえ、白濁化するのを防いでくれます。
生活に支障がない程度の視力が残っているときは、点眼薬のほかにも、目に良い成分入りのフードやサプリメントなどで、視力を維持してあげることが大切です。

4-2.【手術】人工レンズを入れる

日常生活に支障をきたすほど犬の白内障が進行している場合は、手術で視力を取り戻す方法があります。
濁った水晶体を取り除き、人工レンズをつけることで視力の回復を行います。
ただし、犬の白内障手術は症状が進むほど施術が難しくなり、すべての犬がすぐに受けられるわけではありません。
網膜や視神経に異常がないかを調べ、犬の性格・体力など総合的に見て判断します。
麻酔や入院が必要になるため、治療の方向性について獣医師とよく相談するようにしましょう。

【犬の白内障手術の詳細】
時間:約30分
入院:約4〜5日
費用:片目あたり20〜35万程度(別途検査費、麻酔代、投薬代、通院代等)

※病院によって異なります。

【手術の流れ】

角膜を3mmほど切開
超音波の振動によって、濁った水晶体を破壊・吸引
該当部をよく洗浄し、人工レンズを入れる
角膜を縫合

4-3.犬の白内障を放置するとどうなる?

犬の白内障を放っておくと、生活の質が著しく低下してしまいます。
衝突・転倒といった怪我のリスクが高まり、犬にとっても大きなストレスとなるでしょう。
また、白内障の進行が進むと合併症を引き起こす可能性が高まります。
放置している間に、ブドウ膜炎や緑内障など別の病気にかかってしまうと、失明する恐れもあるので注意が必要です。
白内障の手術をしない場合でも、進行を遅らせるための内科的治療でケアした方がよいでしょう。

5.犬の白内障予防におすすめの成分

白内障を防ぐには、犬も人間と同じように日々の食事で目に良い成分を摂取することが大切です。
ここでは、犬の白内障予防におすすめの成分を3つ紹介します。

5-1.アントシアニン

アントシアニンはポリフェノールの一種で、青紫色をした天然色素です。
アントシアニンの持つ抗酸化作用は、視覚機能の回復・眼病予防に効果があります。
食べ物ではブルーベリー、紫いもなどがワンちゃんにはおすすめです。
日々の食事に混ぜたり、食べやすく調理したものをおやつで与えたりするといいでしょう。

5-2.ルテイン

ルテインは、老化や酸化によりダメージを受けた目を保護してくれるはたらきがあります。
ルテインはもともと、犬の目の水晶体や黄斑部(おうはんぶ)に存在している成分ですが、減少すると体内で合成できないため食事やサプリメントで補給することが大切です。
ルテインが多く含まれているのは、にんじんやかぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜です。
その一方で、野菜からルテインを補給するためにはある程度の量が必要となり、過剰摂取につながる恐れもあります。
脂質を含む肉や魚類と一緒に摂ると、効率よく補給することができます。

5-3.アスタキサンチン

アスタキサンチンは、鮭、真鯛などに多く含まれている赤色の天然色素です。
白内障予防をはじめ、目の乾燥や疲労回復にも効果があります。
アスタキサンチンの抗酸化力は非常に強く、そのパワーはビタミンCのおよそ6000倍。
普段のフードに、火を通したほぐし身を加えて与えるといいでしょう。

犬の白内障は早期発見・早期治療が大切!

白内障は、年齢・犬種を問わずすべての犬がかかる可能性のある病気です。
発見が遅れて手術が必要になると、手術時のリスクや合併症の恐れも出てしまいますので、ささいなことでも愛犬の異変を見逃さないようにしましょう。
一度発症すると寿命まで付き合っていく必要がありますが、早期発見・早期治療により進行を遅らせることはできます。
日頃から愛犬の目や行動を観察し、愛犬が心地よく生活できるように見守ってくださいね。

まとめ

・白内障は水晶体が白く濁り、次第に視力が低下する病気
・犬の白内障は先天性のものが多く、白内障になりやすい犬種がいる
・犬の白内障治療は、点眼薬・内服薬で進行を遅らせる方法と、手術で視力回復させる方法がある
・白内障の進行を防ぐためには、抗酸化作用を含む成分を摂取するのがおすすめ

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老犬(シニア犬)が下痢を繰り返す原因は?飼い主にできる4つの対処法! https://konokototomoni.com/category-health/senior-dog-diarrhea/ https://konokototomoni.com/category-health/senior-dog-diarrhea/#respond Thu, 10 Aug 2023 07:02:57 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10572

大切な愛犬(シニア犬)が突然下痢になると、飼い主さんは心配になりますよね。

自宅で様子を見るべきか、受診を急いだほうがいいのか判断に迷ってしまうかもしれません。

この記事では、老犬が下痢を繰り返す原因と飼い主さんにできる4つの対処法をご紹介します。

下痢の症状に合わせて適切なケアが行えるよう、ぜひ参考にしてください。

 

1.老犬が下痢をしやすい(繰り返す)原因

老犬の下痢は、突然起こる『急性下痢』と何日も繰り返す『慢性下痢』の2つがあります。
はじめに、老犬の下痢を引き起こす原因について知っておきましょう。

 

1-1.消化機能が低下している

犬は加齢とともに、消化機能のはたらきが低下していきます。

消化液の分泌が減少するため、食べ物の消化吸収がスムーズに行えず、下痢を引き起こしてしまうのです。

とくに脂質の多い食べ物は分解がしづらく、老犬の腸内に残りやすい傾向があります。

食事を見直して1〜2日経っても改善しないときは、消化器系の病気の可能性も考えられます。

 

1-2.体温調節機能が低下している

加齢によって、体温調節機能が低下することも、老犬の下痢を引き起こす原因になります。

老犬は成犬期と比べて活動量が減るため、熱を生産する筋肉のはたらきが衰え、血行不良になりやすいです。

とくに、寝たきりの高齢犬が気温の低い環境やクーラーの効いた室内で長時間過ごすと、お腹が冷えてしまいますので気をつけましょう。

また、冷たい飲み物や水分の摂りすぎも、内臓を冷やす原因となるため注意が必要です。

 

1-3.腸内環境が変化している

犬の腸内には善玉菌と悪玉菌が存在し、それぞれのバランスが均衡に保たれることで腸の健康を維持しています。

しかし、加齢とともに善玉菌の数は減り、悪玉菌の数が増殖していきます。

こうして腸内環境が乱れることで、下痢が引き起こされてしまうのです。

悪玉菌は、加齢のほかにも運動不足やストレス、食べ物によっても増殖します。

 

1-4.ストレスを感じている

老犬は、ストレスを感じたときにも下痢をすることがあります。

ストレスによる下痢は、不安や緊張から自律神経が乱れて腸が過敏になっている状態です。

たとえば、ペットホテルでの宿泊や慣れない来客があると、普段とは違った環境に不安を感じやすくなります。

そのほかにも騒音や気候の変化、老化で思うように体を動かせないこともストレスとなってしまいます。

犬がストレスを感じる部分はそれぞれ違うため、飼い主さんは今まで以上に気を遣ってあげなくてはなりません。

 

1-5.アレルギー反応が出ている

特定の物を食べたあとに下痢をする場合は、アレルギー反応が出ている可能性が高いです。

アレルゲンとして挙げられる食品には、肉類(牛・鶏)、乳製品、卵、小麦などがあります。

フードに含まれている食品添加物に反応して、下痢が起こる子もいます。

アレルゲンは血液検査で調べることができますが、犬の場合ほかの過敏症も混在していることが多いので、目安程度にするのがいいでしょう。

 

1-6.寄生虫・ウイルス・細菌に感染している

目には見えない寄生虫やウイルス、細菌に感染することで下痢になる場合もあります。

免疫力が低下している高齢犬がかかると、下痢だけでなく、さまざまな合併症にもつながってしまうので注意が必要です。

 

◯寄生虫

・鞭虫症(べんちゅうしょう)

・鉤虫症(こうちゅうしょう)

・コクシジウム症

・ジアルジア症

・トリコモナス症 など

 

◯ウイルス

・犬パルボウイルス感染症

・犬ジステンパーウイルス感染症

・犬コロナウイルス感染症

 

◯細菌

・クロストリジウム症

・カンピロバクター症

・レプトスピラ症

・サルモネラ症 

 

感染源は、便検査・PCR検査で判別することができます。

予防薬や適切な時期にワクチン接種を行うことで、防げる病原体もあります。

ただし、中には人間や他の犬に移ってしまうものもあるため注意が必要です。

 

1-7.異物や毒物を誤飲してしまった

犬が、本来口にすべきでない異物や毒物を誤飲したときにも下痢が起こります。
室内・室外を問わず、犬の身近には危険物がいっぱいです。

とくに、下記のものには注意しましょう。

<老犬が注意すべき物>

  • たばこ
  • 人間用の薬
  • 腐った食べ物(生ゴミ)
  • 食用油
  • 観葉植物、花
  • ペットシーツ、ティッシュなど

 

犬がこれらの異物を飲み込んでしまうと、有毒成分が消化機能を刺激して、下痢症状が引き起こされてしまいます。

老犬になり寝たきりの時間が増えたとしても、わたしたち人間は誤飲予防に努める必要があります。

 

1-8.病気にかかっている

下痢が続き、愛犬がぐったりしている様子が見られる場合には、何らかの病気にかかっている可能性が高いです。

シニア犬が下痢をしたときに考えられる病気には、以下のものがあります。

 

がん、腎臓病、肝臓病、腸疾患、糖尿病、腫瘍、子宮蓄膿症など

 

老犬が病気にかかっている場合は、下痢以外の異変も同時に見られることが多いです。

病気を特定し、適切な治療を受けられるように早めに動物病院で受診するようにしましょう。

 

2.老犬が下痢をしたときの4つの対処法

老犬が下痢をしたときは、飼い主さんは慌てずに落ち着いて対応しましょう。

まずは老犬の様子と、便の状態を忘れずに確認することが大切です。

ここでは病院で受診する前に、自宅でできる対処法について解説します。

 

2-1.柔らかくて消化の良い食事を与える

老犬が下痢をしたときは、胃腸の負担を減らすために柔らかくて消化の良い食事を与えるようにしましょう。

フードをぬるま湯でふやかしたものや、ウェットフード、温めたスープ類が適しています。

手作りの場合は、下記の食材がおすすめです。

 

  • すりおろしりんご
  • ヨーグルト
  • 豆腐
  • 白身魚(タラ、カレイなど)

 

給餌量は普段より少なめにし、老犬が食べられるようになったら徐々に戻すようにします。

下痢をしているからといって、自己判断で絶食をするのは大変危険です。

悩んだときは、かかりつけ医に相談をしてから行うようにしましょう。

 

2-2.水分をこまめに補給する

下痢をすると、犬の体に必要な水分も一緒に体外に排出されてしまいます。

老犬は喉の渇きを感じづらく、進んで水を飲む回数も減るため、飼い主さんが気づかないうちに脱水状態になっていることがあります。

失われた水分を補給するためにも、少量ずつこまめに水を与えるようにしましょう。

老犬の脱水は、皮膚の状態を見ることで判断できます。

目や舌の乾燥があり、皮膚をつまんでも形が元に戻りづらいときは脱水を引き起こしている状態です。

 

2-3.体を温める

もともと犬は、自分で体温調節をしづらい動物です。

とくに老犬になると、体温調節機能が低下するため、わたしたち人間は意識して体を温めてあげる必要があります。

冬場は、暖房やヒーターを使って室温を暖かくし、夏場はクーラーの風が直接体に当たらないように調整してください。

そのほかにも犬用の腹巻きや温めたタオル、湯たんぽで体を包むのも効果的です。

体を温めながら一緒にマッサージをしてあげると、老犬がリラックスして過ごせるでしょう。

 

2-4.生活環境を見直す

下痢の改善には、老犬の生活環境を見直すことも重要です。

犬はストレスを感じると、震えたり体をこわばらせたりといった、普段とは違う仕草を見せることがあります。

室温や騒音が不快になっていないか、老犬が過ごす環境を一度、確認してみましょう。

寝たきりで元気がないときは、様子を見ながら散歩の頻度を増やすのもおすすめです。

体を動かすことで気分が変わり、お腹の調子にも良い影響を与えてくれます。

犬の生活環境を見直すときは一気に変化を与えるのではなく、老犬が慣れた空間でリラックスできるように行ってくださいね。

 

3.【要注意】老犬にこんな下痢・症状があれば動物病院へ

老犬の下痢には、速やかに動物病院で受診した方がいい場合もあります。

犬は高齢になるほど容体が急変しやすいため、以下の症状が見られたらすぐにかかりつけ医に相談しましょう。

 

<下痢の症状>

  • 短い間隔で下痢がある
  • 3日以上、下痢が止まらない
  • 白色便、血便、黒色便である
  • 大量の下痢が頻繁に起こる

 

<下痢以外の症状>

  • 震え
  • 嘔吐
  • 発熱
  • 食欲、元気がない
  • 誤飲の可能性が高い
  • お腹に触れると怒るなど

 

病院に行く際は、原因をスムーズに特定できるように下痢便を持参しましょう。

持ち運ぶのが難しい場合は、写真に残して獣医師に見てもらうのも有効です。
できるだけ症状を詳しく伝えることで、適切な処置のもと老犬の負担を減らすことにつながります。

 

老犬が下痢をしたら適切に対処しよう!

老犬の下痢には、身体機能の低下やストレス、感染症にかかっているなど、さまざまな原因が考えられます。

原因によって、症状の重さや対処法はそれぞれ異なるため、飼い主さんは日ごろから愛犬の便の状態をよく確認するようにしましょう。

 

下痢以外の症状がなければ、フードの見直しや生活環境を整えるようにし、老犬の負担を減らしてあげることが大切です。

一方で、色や量がおかしかったり、下痢以外に気になる症状があったりした場合は、すぐに動物病院で受診しましょう。

老犬がいつまでも健康に過ごせるように、体と心のケアも忘れずに行ってあげてくださいね。

 

まとめ

・老犬の下痢は、内臓機能の低下やストレスによって引き起こされる

・細菌やウイルス、アレルギーなどの外的刺激も老犬の下痢を起こす原因となる

・下痢が治るまでは、柔らかくて消化の良い食事を与えるようにする

・老犬が下痢のときは水分補給をこまめに行い、体を温めると効果的

・下痢が治らず食欲不振や元気がないなどの症状があるときは、すぐに動物病院で受診する

 

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【老犬の食事】食べさせ方や介護のポイント・流動食の作り方まで徹底解説! https://konokototomoni.com/category-food/senior-dog-care/ https://konokototomoni.com/category-food/senior-dog-care/#respond Tue, 11 Jul 2023 00:00:36 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10548

老犬が自力で食事を食べられなくなると、人間のサポートが必要になります。

しかし、食事介助の方法や老犬に適したフード選びに悩んでしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、老犬の食事の食べさせ方や介護のポイントについてお伝えします。

流動食の作り方も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

1.寝たきりの老犬(高齢犬)の食事はどうすればいい?介護のポイント5つ

はじめに、高齢犬の食事介護でおさえておきたいポイントを5つ紹介します。

 

1-1.栄養価の高い食べ物を選ぶ

体重減少や食欲不振がみられる老犬には、食事から効率よくカロリーを摂取する必要があります。

内臓のはたらきも衰えてくるため、少量でもしっかりと栄養補給ができる食材を選ぶようにしましょう。

 

<高齢犬が摂取したい栄養素>

①動物性たんぱく質

老犬の関節や筋力維持に役立つ栄養素です。

動物性たんぱく質を多く含む食品には、ささみや鶏むね肉、白身魚、乳製品などが挙げられます。

 

②オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸とは『αリノレン酸』『EPA』『DHA』の3つの必須脂肪酸の総称で、老犬の皮膚や脳を健康に保つ効果があります。

熱に弱く酸化しやすい栄養素のため、亜麻仁油やエゴマ油などのオイルを活用して、普段のフードに加えてあげるといいでしょう。

 

③コンドロイチン・グルコサミン

コンドロイチンとグルコサミンは、老犬の弱った骨や関節ケアに役立つ栄養素です。

きのこ類や、牛・豚・鶏の軟骨などに豊富に含まれています。

 

④プロバイオティクス・プレバイオティクス

プロバイオティクスとプレバイオティクスは、加齢とともに胃腸のはたらきが低下しやすくなる老犬の腸内環境を整えてくれる栄養素です。

2つの成分が簡単に摂れるおすすめの食材は、『バナナ✕ヨーグルト』の組み合わせ。

また、りんごやキウイ、キャベツ、アスパラなどにも多く含まれています。

 

1-2.柔らかいフードまたは流動食を与える

飲み込む力や消化機能が低下してきた高齢犬には、柔らかいフードや流動食が適しています。

まずは、普段食べ慣れているドライフードをふやかしたり、ウェットフードに水分を足したりして、柔らかさを調整してみてください。

ふやかしたフードを与えても老犬がうまく飲み込めずに吐いてしまう場合は、流動食を検討しましょう。

流動食に切り替えるときは、一度かかりつけ医に相談することをおすすめします。

 

1-3.食事時間をできるだけ短くする

寝たきりの高齢犬になると、食事をするだけでも体力を消耗します。

食事時間は15分を目安に、長くても20分以内にしましょう。

食事介助に使う道具は事前に用意しておくと、効率よく食事を済ませることができます。

もしも愛犬のご飯が進まないときは、一度食事を下げてタイミングを見直したり、フードを別のものに替えたりして柔軟に対応することが大切です。

老犬の体力を考慮しつつ、飼い主さんの介助の負担も減らすように心がけましょう。

 

1-4.水分を積極的に与える

老犬は、加齢とともに脳のはたらきが鈍くなることから、喉の渇きを感じにくくなります。

高齢犬になると、水飲み場までの短距離の移動でも億劫になることもあるので、飼い主さんが積極的に水を与えるようにしましょう。

水分を取ることで脱水症状を防ぐだけでなく、口の中を清潔に保つ効果もあります。

老犬が水をあまり飲まないときは、かつおぶしのだし汁やヨーグルトなどで味を足してあげるのもおすすめです。

味のある犬用ミルクやスープなどを活用してもいいでしょう。

 

1-5.食事回数を3~4回に分ける

シニア期(高齢期)の食事は、1日3〜4回に分けて与えるようにします。

高齢犬になると、成犬期と比べて一度に食べられる量が減り、消化吸収に時間が必要になるためです。

この時期は、食事の時間や間隔にはあまりとらわれず、愛犬が食べられるものを食べられるときに与えるのがポイントになります。

1日の給餌量を守りながら、老犬によっては2〜5回と幅を持たせて対応してもいいでしょう。

 

2.老犬の食事(流動食)の食べさせ方

老犬に流動食を与えるときは、飼い主さんが効率よく介助をすることが大切です。

慣れないうちは時間がかかって大変かもしれませんが、老犬が安心して食事ができるように流れを把握しておきましょう。

 

老犬の食事(流動食)の食べさせ方は、次の通りです。

 

  1. 上半身を起こす
  2. シリンジ(注射器)で流動食を含ませる
  3. スポイトで水を飲ませる
  4. 食べ終わったら口の中をきれいにする
  5. そのままの体勢で20分様子をみる

 

それぞれ詳しく解説します。

 

2-1.①上半身を起こす

はじめに身体を優しく支えて上半身を起こしてあげましょう。

頭を高くすることで、飲み込んだ食べ物が胃の中に落ちやすくなります。

犬種によっては体が大きかったり、動くのを嫌がったりする老犬もいるかもしれません。

その際は、厚みのあるクッションや毛布を体の下に敷き、上体を高くしてあげてください。

 

2-2.②シリンジ(注射器)で流動食を含ませる

上半身を起こしたら、シリンジ(注射器)を使って流動食を与えます。

シリンジの先端を老犬の口の横側(犬歯の後方)から入れて、口先に向けて少しずつ流動食を注入するのがポイントです。

正面よりも横側から介助することで、流動食がこぼれにくくなります。

また、口を軽く閉じさせて、喉をさすってあげると飲み込みを促進する効果があります。

 

2-3.③スポイトで水を飲ませる

流動食の進みが良いと続けて与えたくなりますが、老犬は飲み込む力が低下しているため、食事の合間に水を飲ませるようにしてください。

水分補給には、スプーンよりもスポイトがおすすめです。

シリンジ同様、スポイトの先を老犬の口の横側から入れて水を垂らすようにしましょう。

水を飲むことによって、喉や食道に残っている流動食が胃に流れやすくなります。

 

2-4.④食べ終わったら口の中をきれいにする

シニア犬は免疫力も低下しているため、歯周病にかかりやすくなります。

歯周病を放っておくと、さらなる病気につながってしまうので注意が必要です。

食後は歯ブラシを使って口の中をきれいにし、口腔内を清潔に保つようにしましょう。

歯ブラシのほかにも、湿らせたガーゼや歯磨きシートで拭き取るのも効果的です。

前歯から奥歯へと順に、やさしく拭き取ってあげてください。

 

2-5.⑤そのままの体勢で20分様子をみる

食事を終えたら上半身を起こしたままの姿勢で、20分ほど様子をみます。

老犬は食べ物の消化吸収に時間がかかるため、問題なく食べ終えても異変が起きていないか確認するようにしましょう。

様子をみている間に、老犬の体をやさしく撫でてあげると、スキンシップもとることができるのでおすすめです。

 

3.老犬の食事介助をする際の注意点

老犬の食事介助を間違った方法で続けると、体に負担をかけてしまうため注意が必要です。

ここでは、老犬の食事介助をする際の注意点についてお伝えします。

 

3-1.あごを上に向けない

老犬のあごを上に向けて食事を与える行為は、絶対にしないでください。

食べ物が誤って気管に入り、誤嚥(ごえん)を引き起こしてしまいます。

食事介助をするときは、あごを上に向けるのではなく、老犬の視線が自然と真正面を向く位置が適切です。

老犬を支えながら食事を与えるのが難しいときは、クッションや毛布を重ねて姿勢を維持するようにしましょう。

 

3-2.しっかり飲み込めているか確認する

流動食を与えるときは、老犬がしっかり飲み込めているか確認してください。

ひと口与えたら、愛犬の喉元に手を触れるようにします。

「ゴクン」と動きがあれば、飲み込めている証拠です。

飲み込めずに吐き戻した場合は、フードの硬さや与えるときの姿勢が合っていないことが考えられます。

その場合は、介助の仕方を一度見直してみましょう。

 

3-3.嘔吐したら獣医師に相談する

あきらかに嘔吐症状だと分かる場合、すぐに病院を受診するようにしてください。

とくに嘔吐を繰り返すときは、急性胃炎や胃腸炎など消化器系の疾患を引き起こしている可能性が考えられます。

嘔吐のほかにも、ぐったりしていないか、下痢をしていないかなど、愛犬の様子をよくみるようにしましょう。

飼い主さんの都合によっては、すぐに受診ができないこともあるかもしれません。

そのときは、電話でかかりつけの獣医師に症状を相談するといいでしょう。

 

4.【基本】老犬(シニア犬)のための流動食の作り方

最後に、自宅で老犬(シニア犬)の流動食を作る方法を紹介します。

基本をおさえておけば、ほかの食材に応用できるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

老犬の流動食の作り方は、次の通りです。

 

  1. ドッグフードをぬるま湯でふやかす
  2. ミキサーでペースト状にする
  3. 水分を足しながら硬さを調整する

 

それぞれくわしく解説します。

 

4-1.【手順①】ドッグフードをぬるま湯でふやかす

まずは普段食べているドッグフードに水分を足して、ふやかしていきます。

フードをふやかすときのポイントは以下の3つです。

 

  • ぬるま湯を足す(熱湯は使用しない)
  • 水分を加えたら10〜15分放置する
  • 水分量が多くなり過ぎないようにする

 

熱湯を足すと、ドッグフードに含まれる栄養素が壊れてしまうことがあるので気をつけましょう。

毎食ふやかすのが難しい場合は、レンジで20秒ほど温めてもOK。

指先でフードをつまんだときに、力を入れなくても形が崩れるくらいの柔らかさが最適です。

一度ふやかしたフードは菌が繁殖しやすくなっているため、残っても保存せずに処分しましょう。

 

4-2.【手順②】ミキサーでペースト状にする

フードをふやかしたら、残った水分ごとミキサーにかけてペースト状にしましょう。

フードの繊維や粒などの細かい部分がなくなり、喉越しの良いトロトロした流動食になります。

また、シリンジの注入もしやすくなります。

 

4-3.【手順③】水分を足しながら硬さを調整する

ミキサーでペースト状にしたら、少しずつ水分を足して流動食の硬さを調整しましょう。

水分が少ないと、老犬はうまく飲み込むことができません。

反対に水分が多くなると、流動食の量が増えてしまうため、消化不良や愛犬の体の負担につながってしまいます。

愛犬の食事の様子や体調をみながら、硬さを調整してあげましょう。

 

老犬の食事介助をして元気になってもらおう!

犬は、わたしたち人間よりも早いスピードで歳をとっていきます。

愛犬が歳を重ね、自力で食事ができなくなったり、介護食が必要になったりしても、日々の食事が老犬の健康維持に大事な要素であることは変わりません。

介護が必要になると、飼い主さんの負担が増えて大変な面もありますが、全てを完ぺきにやろうとせずに出来ることから愛犬の食事をサポートしてあげましょう。

飼い主さんが愛犬を想って関わる姿勢が、老犬の何よりの活力になるはずですよ!

 

まとめ

・シニア期の食事は栄養バランスを考えた食材を取り入れる

・愛犬の様子に合わせて食事の回数や柔らかさを調整する

・老犬には水分補給を意識して行う

・食事介助の際は上体を高くし、あごを上に向けない

・流動食を作るときは、ぬるま湯を使用する

 

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老犬がご飯を食べないのはなぜ?食欲が回復するおすすめの食べさせ方も解説! https://konokototomoni.com/category-food/%e8%80%81%e7%8a%ac%e3%81%8c%e3%81%94%e9%a3%af%e3%82%92%e9%a3%9f%e3%81%b9%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%ae%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%ef%bc%9f%e9%a3%9f%e6%ac%b2%e3%81%8c%e5%9b%9e%e5%be%a9%e3%81%99%e3%82%8b/ https://konokototomoni.com/category-food/%e8%80%81%e7%8a%ac%e3%81%8c%e3%81%94%e9%a3%af%e3%82%92%e9%a3%9f%e3%81%b9%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%ae%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%ef%bc%9f%e9%a3%9f%e6%ac%b2%e3%81%8c%e5%9b%9e%e5%be%a9%e3%81%99%e3%82%8b/#respond Fri, 26 May 2023 00:00:17 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10502

犬も人間と同じように、加齢にともなう体の変化が見られるようになります。
食欲が落ちるのもそのひとつですが、愛犬が急にご飯を食べなくなると飼い主さんは心配ですよね。
この記事では、老犬が食欲不振に陥ってしまう原因と食欲がないときにおすすめの食べさせ方をご紹介します。
年齢にあわせた食事ケアで、愛犬の健康を守っていきましょう。

1.老犬(シニア犬)がご飯を食べない原因は?

はじめに、老犬(シニア犬)が食欲不振を引き起こす原因についてお伝えします。

1-1.味覚や嗅覚が低下している

犬の老化現象のひとつに、味覚や嗅覚の低下が挙げられます。
感覚機能の衰えによって食べ物の匂いや味が脳に伝わりづらくなり、おいしさを判断できなくなることが食欲低下の原因です。
老犬の目の前で食事を出しても食べない場合は、食べ物自体を認識できていない可能性が考えられます。

1-2.消化機能や基礎代謝が低下している

老化によって、消化機能や基礎代謝が落ちることも、食欲不振を引き起こす大きな原因です。
消化吸収に時間が必要になるため、食べ物が消化器官の負担となり、食欲が減少します。
また、老犬期に入ると成犬期のころに比べて運動量が落ちてしまうものです。
体内のエネルギーが消費されず、お腹が空きにくくなっていることも考えられます。

1-3.歯や歯茎にトラブルがある

老犬になると、歯や歯茎にもトラブルが生じやすくなります。
具体的には歯茎が縮んだり、歯周病によって歯が抜け落ちたりして、食事のときに痛みや噛みづらさを感じている可能性があります。

1-4.筋力や関節機能が低下している

犬も年をとるにつれて、筋力や関節機能が低下していきます。
足腰が弱ってくると食事中の姿勢を保つことが難しくなり、体に負担となってしまいます。
とくに犬が前かがみで食事をする体勢は、重たい頭を首の筋肉で支えなければならないので、老犬にとってはつらいものです。
首をかばうために、関節に余計な負担がかかることもあります。
さらに、あごの筋力や飲み込む力も弱ってくるため、食べることが億劫になってしまいます。

1-5.ストレスを感じている

老犬になると体の衰えだけでなく、精神面にも不調が起こりやすくなります。
変化に敏感な犬はとくにその傾向が強く、何らかのストレスからご飯を食べなくなることがあります。
室外犬のなかには、気圧の変化によってお腹の調子が悪くなる老犬もいるほどです。

2.老犬の食欲がないときはどうしたらいい?シニア犬におすすめの食べさせ方


老犬が今まで食べていたフードを食べなくなったら、飼い主さんが食事の与え方にひと工夫入れてあげましょう。
ここでは、シニア犬の食欲がないときにおすすめの食べさせ方を5つご紹介します。

2-1.ドッグフードの香りを強くする

愛犬の味覚や嗅覚が鈍くなっていると感じたら、ドッグフードを温めるのが効果的です。
ドッグフードを温めると香りが強くなるため、老犬の食欲を刺激でき、食べ物を認識しやすくなります。

【老犬におすすめの温め方】
・電子レンジ、湯せんなどでフードの香りを引き立たせる
・温めたスープにドライフードを混ぜる

フードを温めたときは、犬がやけどをしないように熱さを確かめてから与えるようにしましょう。
食事を毎回温めるのが難しい場合は、香り自体が強い食材を取り入れるのもおすすめ。
とくにチーズ類、肉類(高タンパク質)、かつお節は、老犬でも匂いを感じられやすい食材です。

2-2.一度の食事量を少なくする

老犬の場合、一度に食べる量を少なくすることで、内臓への負担を減らす効果があります。
愛犬の様子を見ながら、3〜4回に分けて食事を与えるようにしましょう。
一日の給餌量が適正範囲内であれば、食事の回数が増えても問題ありません。

2-3.ご飯を柔らかくする

消化機能が低下していたり、口内トラブルがあったりする老犬は、ご飯を柔らかくして与えるのがおすすめです。
ドッグフードに白湯やだし汁、スープなどを混ぜあわせることで、飲み込みやすくなります。
手作りご飯の場合は、食材を細かく切り、水分を多めに煮込んであげるといいでしょう。
ふやかすことで同時に水分補給もできるので、脱水症状をふせぐ効果も得られますよ。

2-4.食器の位置を高くする

老犬がご飯を食べづらそうにしていたら、食器の位置を高くしてあげましょう。
食器台や、角度調整ができるフードボウルの使用がおすすめです。
老犬が食事をするときに楽な姿勢は、両手足で立ったときに首が少し下がる程度にしてあげましょう。
体の大きさにもよりますが、肩の高さを目安に食器を配置してください。
食事中の体勢が楽になると、首や足腰の筋肉・関節の負担を減らすことができます。

2-5.マッサージでリラックスさせる

犬もわたしたち人間と同じように、ストレス状態が続くと、食欲が湧きづらくなります。
そのようなときは、老犬がリラックスできる環境を整えてあげることが大切です。
軽い散歩を増やしたり、飼い主さんが体に触れてマッサージしてあげたりするといいでしょう。
血行がよくなることでストレスが軽減し、食べる気持ちもきっと湧いてくるはずですよ。

【老犬におすすめのマッサージ】

①頭からしっぽに向かって、手のひらで包むように優しく揉む。
②つま先から足の付け根にかけて筋肉をほぐすようにさする。嫌がらないワンちゃんは爪を指で軽くつまんであげる。
③両手で顔を包み、目の下から耳にかけて親指でさする。
④足首を優しく持ちあげて、ゆっくりと関節の曲げ伸ばしをする。

3.【要注意】こんなときはすぐに動物病院へ!

食欲不振のほかにも、愛犬の体に異変を感じたときは早めに動物病院で受診しましょう。
ここでは、注意しておきたい症状を解説します。

3-1.食欲不振のほかに症状がある

食欲不振のほかに下記の症状が見られるときは、病気の可能性が考えられます。

【老犬が注意したい症状】

  • 元気がない
  • ふらふらしている
  • 動こうとしない
  • 嘔吐や下痢がある
  • 多飲多尿をくり返す
  • お腹をさわると嫌がる
  • 呼吸が荒い、吠える など

病気の進行を防ぐためには、飼い主さんが普段から愛犬の様子を観察し、変化に気づいてあげることが大切です。
動物病院で受診する際は、いつから異変が起きているか医師に伝えるようにしましょう。
適切な診断を受けることによって、愛犬にあわせた治療や食事のケアができるようになります。

3-2.ご飯を食べない状態が続く

老犬が1日以上食事を取らない場合は、注意が必要です。
体の栄養が不足している状態ですので、さまざまな病気につながりやすくなります。
なかでも注意したいのは『胃潰瘍(いかいよう)』と『低血糖症』です。

【胃潰瘍】
胃潰瘍は、食事を取らないことで胃酸が過剰に分泌されて、胃の炎症が起きる病気です。
基礎疾患や薬を服用しているシニア犬は、かかりやすいです。
症状には以下のようなものが見られます。

  • 嘔吐が続く
  • お腹を痛がる
  • 黒いうんちが出る

【低血糖症】
低血糖症は、血液中のブドウ糖が極端に低くなっている状態です。
老犬の場合、腫瘍があったり空腹状態で激しい運動を行ったりすると、低血糖症を引き起こす恐れがあります。

  • ぐったりして元気がない
  • 体のふらつきが見られる
  • 脈拍が早く体温が低い

上記の症状が見られたら、すぐに動物病院で受診しましょう。

4.【Q&A】老犬がご飯を食べないときによくある質問

老犬がご飯を食べないときに飼い主さんからのよくある質問についてまとめました。
愛犬の様子に困ったら、ぜひ参考にしてみてください。

4-1.Q.おやつは食べるのですが、欲しがるだけあげてもいいですか?

A.おやつを食べることで、一時的にエネルギーが補給できるなら与えるのは問題はありません。
老犬の場合、空腹状態が続くと体が衰弱し、命の危険もあるため食べ物を口にすることが優先です。

ただし、長期的におやつをあげ過ぎるのは、おすすめしません。
まずは普段食べているフードにトッピングを加えたり、ふやかして食感を変えたりするなど食事内容を見直すようにしましょう。
犬が甘さを求めているなら、さつまいもやバナナなど甘味のある食材を使用して、手作りのおやつを与えるのもひとつの手です。

4-2.Q.ご飯を食べないのに、水は飲むのはなぜですか?

A.老犬がご飯を食べないのに水をよく飲む場合は、内科系の病気が疑われます。
病気の初期症状として多飲があらわれる、以下の病気に注意してください。

【糖尿病】
糖尿病は、シニア犬に多く見られる疾患です。
体に必要な水分が排出されすぎてしまうことから、多飲多尿を引き起こします。
水分量とあわせて、おしっこの量も注意して見るようにしましょう。

【慢性腎臓病】
腎臓の機能が低下することによって尿を濃縮できず、うすい尿を繰り返し排出する病気です。
水を頻繁に欲しがるようになります。

【子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)】
避妊手術をしていないメスの老犬がかかりやすい病気です。
子宮内に細菌が感染して膿がたまるため、多飲、食欲低下、腹部のふくらみが見られます。

これらの病気以外にも、口内のトラブルによって水分だけを欲しがる場合もあります。
病気の初期症状や口内の異常は気づきにくいため、気になるときは早めに動物病院で受診しましょう。

4-3.Q.老犬の栄養補給におすすめの食べ物は何ですか?

A.食欲が落ちている老犬には、体に必要な栄養素を効率よく摂れる食材がおすすめです。

①ささみ
ささみは低カロリーかつ、筋肉のもとになる良質なタンパク質が含まれています。
加齢とともに減少する血流や筋力を支えるために役立ちます。
老犬には、茹でたささみをペースト状にして与えましょう。
ドライフードをささみの茹で汁でふやかしてあげるのもおすすめです。

②キャベツ
キャベツは、お腹の調子を整える食物繊維や抗酸化作用のあるビタミンCなど、栄養素が豊富です。
摂取することで、内臓機能の衰えを助けてくれます。
生のままが一番効率よく栄養補給できますが、老犬の場合は葉先のやわらかい部分を選び、茹でたものを与えるようにしましょう。

③魚(まぐろ、鮭、いわしなど)
まぐろや鮭、いわしなどには、アミノ酸スコア100の良質なタンパク質が含まれています。
カルシウムや脳のはたらきを活性させるDHA・EPAも豊富なので、老犬の健康維持におすすめの食べ物です。
すり身やパウダータイプであれば、いつものフードに混ぜることで手軽に摂取できます。
手作りで与えるときは必ず加熱調理し、骨や皮を取り除いたものを与えるようにしましょう。

④さつまいも
さつまいもに含まれる炭水化物は、エネルギー補給に役立ちます。
甘味もあり、少量で多くの栄養素を摂ることができるので、食欲不振の老犬にぴったりの食べ物です。
与えるときは、茹でるか焼いてからあげましょう。

⑤チーズ
チーズは、タンパク質と脂質が豊富に含まれ、香りもしっかりと感じられる食材です。
チーズのなかでも塩分の少ないモッツァレラチーズ、カッテージチーズが老犬にはおすすめ。
ただし、心臓病・腎臓病のあるワンちゃんには、チーズを与えないように注意しましょう。

老犬がご飯を食べないときはひと工夫して食事を与えよう!


犬はシニア期に入ると、さまざまな老化現象が見られるようになります。
愛犬の食欲が落ちている様子を見るのは飼い主さんも不安かもしれませんが、食事の量や回数を見直して、食生活をサポートしてあげましょう。
栄養価の高い食材を取り入れたり、食器の位置を変えたりするひと工夫も愛犬の健康維持につながります。
また、シニア期は体の衰え以外にも、ストレスや環境の変化に敏感になる時期です。

飼い主さんとのスキンシップの時間や、心のこもった手作りの食事が老犬にとっては癒しとなります。
愛犬がいつまでも健康に過ごせるように、今日からできることを実践していきましょう!

まとめ

老犬は、味覚や嗅覚、筋力などの低下によって食欲が落ちやすくなる
愛犬の様子に応じて、食事の回数や量を調整する
良質なタンパク質や抗酸化作用を含む食材を積極的に取り入れる
食器の位置を高くして、老犬の体の負担を減らす
食欲不振+ほかの症状が見られたら、動物病院を受診する

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犬の肝臓の数値が高い…原因や注意したい症状は?肝臓に良い食べ物も解説! https://konokototomoni.com/category-health/dog_liver/ https://konokototomoni.com/category-health/dog_liver/#respond Fri, 28 Apr 2023 10:57:03 +0000 https://konokototomoni.com/?p=10475

見た目は元気なのに、健康診断の血液検査で愛犬の肝臓の数値が高く出ると不安になりますよね。
飼い主さんは肝臓の役割を知り、原因を考えることが大切です。
この記事では、犬の肝臓の数値が高くなる原因や注意したい症状をお伝えします。
肝臓に良い食べ物もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!

1.肝臓ってどんな臓器?

まずは、肝臓が体内でどんなはたらきをしているか理解しておきましょう。
肝臓には、大きく4つの役割があります。

1-1.栄養を蓄える

肝臓の役割のひとつに、栄養を蓄える機能があります。
脳や活動のエネルギー源となるブドウ糖をグリコーゲンに変換して備蓄し、体内で糖が不足したときにブドウ糖を再生し、いつでも補給できるようにするはたらきがあります。
こうした肝臓のサイクルによって、血糖値を一定に保つことができるのです。

1-2.有害なものを分解する

肝臓には、食べ物や薬物などを介して体内に入った有害物質を分解し、体外に排出させるはたらきがあります。
体にとって有害なアンモニアを、無毒化して尿と一緒に出すのも特徴です。
肝機能が低下して有害物質やアンモニアが血液中に溜まると、脳や体にダメージを与えてしまいます。
肝臓の解毒作用は、体を守るうえでとても大切な機能です。

1-3.胆汁をつくる

肝臓では、脂質の消化吸収を助ける『胆汁(たんじゅう)』が常につくられています。
胆汁のつくられる量が減って脂質が分解されなくなると、胃もたれや胸のつかえなどの症状につながります。
また、胆汁の流れが悪くなると、黄疸を引き起こすビリルビンという物質が処理できず、眼や皮膚が黄色くなってしまうこともあるのです。
肝臓が胆汁をつくり、循環させることで、体に起こる不快な症状が抑えられています。

1-4.血液を固める物質をつくる

血液を固める『血液凝固因子(けつえきぎょうこいんし)』をつくるのも、肝臓の役割です。
ケガで血管が傷ついたときは、この物質のおかげで止血することができるのです。
また肝臓には、血液量を調整するはたらきもあります。
余分な血液を肝臓に貯め、足りなくなったら全身に血液を送り出して再循環させています。

2.【犬の肝臓病】肝臓の数値が上がる原因は?


血液検査で肝酵素の測定や肝臓細胞を検査しても、犬の肝臓の数値が上がる原因は断定しづらいことがほとんどです。
ここでは、犬の肝臓の数値が上がる原因として可能性のある病気について解説します。

2-1.慢性肝炎

慢性肝炎は、肝臓に慢性的な炎症が起こる病気です。
慢性肝炎の主な原因は以下の通りです。

<犬の慢性肝炎の主な原因>

  • 肝臓への銅蓄積
  • ウイルス感染(犬アデノウイルス1型)
  • 細菌感染(レプトスピラ症)
  • 薬物投与
  • 毒物摂取 など

目立った特徴がないため、各種検査でもはっきりとした原因を見つけることができません。

なお、銅蓄積による肝炎については、遺伝的にかかりやすい犬種があります。

<銅蓄積が起こりやすい犬種>

  • ベドリントン・テリア
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • ドーベルマン・ピンシャー
  • ダルメシアン
  • ラブラドール・レトリバー など

一部の食べ物やおやつが体に合わず、気づかないうちに犬の肝臓の負担になっている場合もあります。

2-2.急性肝炎

急性肝炎は、犬の体に急激な刺激が与えられることによって、肝臓に炎症が起こる病気です。
急性肝炎の主な原因は以下の通りです。

<犬の急性肝炎の主な原因>

  • ウイルス感染
  • 細菌感染
  • キシリトール
  • マッシュルーム
  • カビ
  • 農薬、殺虫剤、肥料、洗剤
  • 玉ねぎ、球根
  • 別の病気からの誘発(熱中症、ずい炎、敗血症ほか)
  • 寄生虫(回虫)など

身の回りにある化学薬品・毒物を犬が口にすることでも発症します。
犬が誤って食べてしまった可能性があるときは、速やかに獣医師に相談しましょう。

2-3.脂肪肝

脂肪肝は、犬の肝臓細胞のなかに脂肪が蓄積し、肝臓が正常に機能しなくなってしまう病気です。
脂肪が溜まる主な原因は以下の通りです。

  • 糖尿病や甲状腺機能低下症などの内分泌疾患がある
  • 脂肪分を多く含む食べ物のを過剰に摂取している
  • 肥満体質である

脂肪肝の症状が末期になると、『肝硬変』を発症する恐れがあります。

2-4.胆のう粘液嚢腫

胆のう粘膜嚢腫(たんのうねんまくのうしゅ)は、肝臓から分泌された胆汁が胆のう内にゼリー状に溜まり、胆管をふさいでしまう病気です。
はっきりした原因は不明ですが、粘液の過剰分泌、胆のうの運動機能低下、内分泌疾患などが関係しているとされています。
中高齢犬での発症率が高く、加齢により細菌やウイルスにかかりやすいことも原因のひとつです。

2-5.先天性門脈シャント

先天性門脈シャントは、本来なら門脈と呼ばれる血管を介して肝臓で無毒化されるはずの有害物質が、別の異常血管(シャント血管)を通ることで解毒されないまま全身へと送られてしまう病気です。
先天性の文字通り、生まれつきシャント血管があるため、きっかけとなる大きな原因はありません。
しかし、毒素が血液中に溜まると『肝性脳症』を引き起こす恐れがあるので、早期発見が大切です。
先天性門脈シャントは、ヨーキー、マルチーズ、シー・ズーなどの小型犬がなりやすいとされています。

2-6.薬物性肝障害

薬物性肝障害は、医薬品や化学薬品などの薬物摂取によって肝臓障害が引き起こされる病気です。
原因としては、犬に投与している治療薬が体に合っていなかったり、誤って人間用の薬を飲み込んでしまったりすることが考えられます。

どのような薬にも副作用やリスクはありますが、なかでも犬が気をつけたい薬は以下の4種類です。

・抗がん剤
全身をめぐる抗がん剤は、肝臓によって体外に排出されます。
摂取量が増えると、肝臓の細胞が壊され死に至るため大変危険です。

・風邪薬
犬に風邪薬を使用することはほとんどないため、人間の薬を誤飲してしまうことが原因です。

・ステロイド剤
アレルギー治療やリンパ腫のような癌治療にも使われる、犬にとっては身近な薬品です。
数回の投与では危険はありませんが、長期間使用を続けると肝臓の負担となってしまいます。

・抗カビ剤(抗真菌薬)
マラセチア症やカンジダ症の治療として使われます。
治療が長引くことによって、肝臓にダメージが蓄積されていきます。

これらの薬を使用しているからといって、治療の途中で薬を減らしたり中止したりする自己判断は危険ですので、心配なときは獣医師に相談しましょう。

2-7.肝臓腫瘍(肝臓癌)

肝臓腫瘍(肝臓癌)には、良性と悪性があり、犬の場合は悪性腫瘍の発生率が高いとされています。
なかでも『肝細胞癌(かんさいぼうがん)』にかかる犬は全体の約7割で、10歳を超えると発症リスクは高まります。

犬の肝臓癌の原因のひとつは『発がん性物質』の摂取です。
具体的には、食べ物やドッグフードに含まれる保存料や着色料、人間のたばこの煙などを体内に取り込むことでがんにつながりやすくなります。

肝細胞癌の余命は、手術でがんを完全除去すると約4年。無治療の場合は約9ヶ月〜1年とされています。
ただし、個体差があるため、あくまでも一般的な目安です。

3.犬の肝臓が悪いときに出やすい症状

肝臓病を発症しても初期段階では症状がはっきりしないため、悪化するまで飼い主さんが気づかないこともあります。
犬の肝臓が悪い場合、一般的に以下のような症状が見られます。

  • 食欲がない
  • 元気がない
  • おしっこの量が増える
  • お腹が膨らむ(腹水)
  • 黄疸
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 痙攣
  • 黒いウンチが出る
  • 血が固まりにくい
  • 足元がふらつく

愛犬の様子をよく観察し、これらの症状があるときは早めに受診しましょう。

なお、『おしっこの量が増える』『お腹が膨らむ(腹水)』症状については、ステロイド薬の副作用でステロイド肝障害を引き起こしている可能性があります。
ステロイド薬は、犬猫の病気治療に使用されるものですので、肝臓への影響が気になる場合は、かかりつけ医に相談するようにしましょう。

4.肝臓の数値が高い犬におすすめの食事ケア!肝臓に良い食べ物5選


愛犬の肝臓の数値が高いときは、日々の食事ケアで病気を防ぐようにしましょう。
肝臓のはたらきを良くしてくれる栄養源を取り入れて、肝臓の負担を減らすことが大切です。
ここでは、犬の肝臓に良いおすすめの食べ物を5つご紹介します。

4-1.さつまいも

さつまいもは、エネルギー源となる炭水化物をはじめ、ビタミン、食物繊維、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
さつまいもに含まれるビタミンCは、犬の体内で自己生成できるものですが、肝臓の数値が気になるワンちゃんは意識して摂取したい栄養素です。
消化不良を避けるためにも、皮はむいて加熱調理したものを与えましょう。

4-2.まぐろ赤身

まぐろは食べる部位によって栄養素が異なりますが、ワンちゃんの肝臓には『赤身』がおすすめです。
まぐろの赤身に含まれるセレンという栄養素には抗酸化作用があり、細胞の傷つきを抑えてがん予防に役立ちます。
また、血合いには血管(鉄分)が多く含まれており、肝臓を強くするタウリンを摂ることができます。
まぐろは生でも食べられますが、心配なときは火を通したものを少量ずつ与えるようにしましょう。

4-3.納豆

多くのタンパク質を含み、健康食材として馴染みが深い納豆も積極的に摂取したい食品です。
肝臓の数値が高くなる原因として、腸とつながっている胆管のトラブルが挙げられます。
納豆の発酵作用によって腸内環境が改善し、胆管のトラブルが減ることで肝臓の状態も良くなります。
ひきわりタイプの納豆がおすすめですが、粘り気が苦手なワンちゃんは、フリーズドライされたものやふりかけもよいでしょう。

4-4.キャベツ

キャベツに含まれる『ビタミンU(別名:キャベジン)』には、肝臓のはたらきを促したり、肝臓脂肪を防いだりする機能があります。
生でも加熱しても食べやすい野菜ですが、ビタミンUは熱に弱い性質があるため、そのまま食べるのがおすすめです。
さつまいもと同様ビタミンCも豊富なので、ストレスや加齢によって肝機能が低下しているワンちゃんは、積極的に摂取するとよいでしょう。

4-5.すりゴマ

ゴマに含まれる『セサミン』という抗酸化物質には、肝臓機能を高めるはたらきがあります。
セサミンには肝臓の負担を減らすだけでなく、がん予防やコレステロール値・血圧などを正常に保つ効果もあるので、他の症状が気になるときにも効果的です。
ゴマの殻は消化しづらいため、すりつぶしたものを与えるようにしましょう。

愛犬の肝臓ケアをして健康を守ろう!


犬の肝臓の数値が高くなる原因は、病気だけでなく、普段の食生活や身の回りの環境が影響していることも考えられます。
肝臓病は症状があらわれにくいうえに、原因を特定することが難しい病気です。
「気がついたときには症状が進行していた」なんてこともあり得ます。
日ごろから愛犬の様子をよく観察して、気になる症状や変化があるときは、些細なことでもかかりつけ医に相談することが大切です。
肝臓に良い食べ物もうまく取り入れながら愛犬の肝臓ケアをして、健康維持に役立ててくださいね。

まとめ

  • 犬の肝臓の数値が高くなる原因には、慢性肝炎、脂肪肝、胆のう粘膜嚢腫などがある
  • 犬の肝臓が悪いと食欲不振、下痢、黄疸などの症状があらわれる
  • 犬の肝臓に良いおすすめの食べ物は、さつまいも、まぐろ赤身、納豆、キャベツ、すりゴマなどがある
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【愛犬が喜ぶ】簡単手作りおやつレシピ7選!よくない食材や注意点も解説! https://konokototomoni.com/category-food/dog-homemade-snacks/ https://konokototomoni.com/category-food/dog-homemade-snacks/#respond Wed, 28 Sep 2022 00:00:37 +0000 https://konokototomoni.com/?p=9411

愛犬に美味しいおやつを手作りしてあげたいと思っても「作るのに手間がかかりそう」「どんな食材を選べばいいの?」と悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、簡単に作れる犬用のおやつレシピと、与える際の注意点や犬が食べてはいけない食材について紹介します。

 

1.犬に手作りおやつを与えるときの注意点

愛犬に手作りおやつを与えるときは、人間が食べる感覚と同じように与えてはいけません。

次に紹介する3つの注意点を守るようにしましょう。

 

1-1.与えすぎは禁物!

犬がおやつを喜んで食べる姿は可愛らしいので、つい必要以上にあげたくなってしまいますよね。
しかし、おやつの過剰摂取は以下の症状につながる可能性があるため、飼い主さんがきちんとコントロールをする必要があります。


・肥満

・心臓病、糖尿病のリスク

・アレルギー症状(特に小麦使用の犬用クッキー、ボーロは要注意)

 

犬に与えてもいいおやつの量は、一日の食事量の10%以下です

愛犬の健康のためにも、おやつは適量を守って与えるようにしましょう。

 

1-2.犬用おやつに味付けはNG

犬用のおやつに味付けをする必要はありません。
犬は、味覚よりも嗅覚で食べ物のおいしさを感じているからです。
人間の感覚で味付けをした食材に慣れてしまうと、塩分の過剰摂取になったり、ドッグフードを食べなくなったりする可能性があります。
人間にとっては物足りない味付けでも、材料そのものの風味や食感を活かして調理をするようにしましょう。

1-3.犬が食べてはいけない食材リスト

犬が食べると、最悪の場合死に至る可能性もある危険な食材があります。

ここでは、絶対に食べさせてはいけない危険な食材と、過剰に与えると危険な食材に分けて紹介します。

調理をする前に把握しておきましょう。

 

【犬に与えてはいけない危険な食材リスト】

ネギ類(ネギ、玉ねぎ) にんにく
チョコレート 生卵
レーズン、ぶどう アロエ
キシリトール ココア
ニラ コーヒー

 

上記の食材は少量でも犬にとっては危険なため、絶対に食べさせないようにしましょう。

ドッグフードにトッピングするならこれがおすすめ!素材別の注意点とNG食材もあわせて紹介

 

【犬に過剰に与えると危険な食材リスト】

牛乳
生卵の白身
加工食品(ハムやソーセージ)
魚介類(イカ、タコ、貝)

 

人間用の加工食品や乳製品は、塩分や脂肪分の過剰摂取、消化不良の原因になります。

また、生卵の白身の過剰摂取は、『アビジン』というアレルギー抑制効果のあるビタミンが不足し、皮膚病や無気力などの症状につながる可能性があります。

肉や魚介類、卵は加熱処理をし、犬種やサイズに応じた摂取の目安量を守るようにしましょう。

 

2.愛犬が喜ぶ!簡単手作りおやつレシピ7選!

ここからは、犬用のおやつレシピを7つ紹介します。

簡単に作れるおやつレシピを集めたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

2-1.レンジで簡単!さつまいもプリン

[材料]


 さつまいも   1/3個(約70g)

 無糖ヨーグルト 30g

 お湯      100ml

 ゼラチン    1/2袋(2.5g)

 

[作り方]

1 .600wの電子レンジで、さつまいもを5分加熱

2. 潰してペースト状にする

3. 熱湯100mlとゼラチン2.5gを入れて混ぜる

4. さらに、ヨーグルト30gを加えて混ぜる

5. 冷蔵庫で冷やして固まったら完成

 

砂糖不使用のヨーグルトを選びましょう。

また、さつまいもの皮は喉に詰まりやすいので取り除いてください。

 

2-2.切って焼くだけ!ささみチップス

[材料] 

ささみ 1回で食べ切れる量

 

[作り方]

1. ささみを1本ずつラップで包み、冷凍しておく(筋は取る) 

2. 調理の際は、半解凍の状態にする

3. 2のささみを2〜5mmの厚さにスライス

4. 油はひかず、弱めの中火で両面焼く

5. ささみから出る水分がなくなったら完成

 

材料はささみだけなので、簡単に愛犬用チップスが作れます。

ささみをスライスするときの厚さは、犬の年齢や口にあわせて調節してください。

長期保存には向かないので、その日のうちに食べ切りましょう。

 

2-3.グルメなわんちゃんに!レバークッキー

[材料]

 鶏レバー   150g

 薄力粉    50g

 オートミール 30g

 太白ごま油  10g

 

[作り方]

1. 鶏レバーを茹でて、フードプロセッサーでペースト状にする

2. ビニール袋にペーストしたレバー、オートミール、薄力粉を入れてよく揉む

3. 太白ごま油を入れて、生地がまとまるまで揉む

4. 生地を3mmほどの厚さに伸ばして、格子状に切る

5. 140℃のオーブンで25〜30分焼いて完成

 

【フードプロセッサーがない場合】
茹でた鶏レバーを包丁で細かく切ったあとに叩くか、またはすり鉢で擦るとペースト状になります。

 

太白ごま油がない場合は、オリーブオイルやココナッツオイルに置き換えても問題ありません。
生では与えられないレバーも、クッキーにすると手軽に栄養補給ができますよ。

 

2-4.ヘルシー野菜!にんじん&さつまいもボーロ

[材料]

 さつまいも      150g(約15cm1本)  

 にんじん       1/3本

 小麦粉(または米粉)   大さじ2

 犬用ミルク(なければ水) 大さじ1

 

[作り方]

1. さつまいもを600wのレンジで4分加熱

2. 熱が冷めたら、皮を剥いてマッシュ状にすり潰す

3. にんじんは擦りおろす

4. 2、3をボウルにあわせ、小麦粉と犬用ミルクを入れて混ぜる

5. 耳たぶくらいの固さになったら、丸める

6. 220℃のオーブンで15〜20分焼いて完成

 

小麦粉と犬用ミルクを入れるときは、ダマにならないようにゆっくり入れるのがコツです。

 

【アレンジレシピ】

擦りおろしたにんじんに、小麦粉とオリーブオイルを混ぜて焼くと『犬用にんじんクッキー』に!

簡単にアレンジできるので、ぜひあわせて作ってみてください。

 

2-5.誕生日にぴったり!かぼちゃのマフィン


[材料]

 かぼちゃ      50g(煮物サイズ1個強)

 薄力粉(または米粉)  25g  

 油         5g

 豆乳        5g
 卵         1個

 無糖ヨーグルト   適量

 

[作り方]

1. かぼちゃの皮を除いて、600wの電子レンジで3〜4分加熱

2. 熱があるうちにかぼちゃをマッシュする

3. 卵白を泡立ててメレンゲを作る

4. ボウルにかぼちゃ、卵黄、油、豆乳を入れて混ぜる

5. さらに薄力粉とメレンゲを入れて混ぜあわせる

6. 型に入れて、180℃のオーブンで20分焼いて完成

 

マフィンの上に水切りした無糖ヨーグルトを乗せれば、犬用ケーキの完成です!

手作りかぼちゃマフィンで、お誕生日を一緒にお祝いしてあげましょう。

愛犬用に取り分けたあと、人間用には砂糖を足して焼くのもおすすめですよ。

 

2-6.作り置きOK!鶏むね肉のジャーキー

[材料](1週間分)

 鶏むね肉 1枚

 

[作り方]

1. 事前に鶏むね肉を冷凍しておき、半解凍したものを使う

2. 鶏むね肉を1〜2mm程度の厚さに切る

3. 2を茹でる

4. ザルにあげ、キッチンペーパーで水気を切る

5. 180℃のオーブンで20分ほど焼いて完成

6. 冷めたら保存容器に入れて、冷凍庫へ


鶏むね肉は少し凍った状態の方が、薄く切りやすいです。

市販のジャーキーだとカロリーオーバーが心配な飼い主さんでも、鶏むね肉のジャーキーは低カロリーなので、安心してワンちゃんに与えられます。

冷凍庫で1週間は保存できるので、作り置きにもぴったりな手作りおやつです。

 

2-7.余りもので作れる!ごはん煎餅

[材料](小さめ8個分)

 余ったごはん   45g

 ゴマ       小さじ1

 海苔       1/2枚

 

[作り方]

1. クッキングシートの上にごはんを乗せる

2. シートを重ねて綿棒で伸ばす

3. 米粒が潰れたらゴマを加えて、ひとつにまとめる

4. 8等分にして綿棒で伸ばす

5. 海苔を巻いたらトースター(1200w)で5〜7分焼いて完成


余ったごはんで、簡単に犬用の煎餅ができます。

子犬用には、1枚あたりの量を少なくして焼いてください。

また、海苔は味付けなしのタイプを使い、塩分を過剰に与えないようにしましょう。

 

3.手軽に食べるなら!無添加おやつ『このこのおやつじゅれ』がおすすめ

愛犬には、できるだけ手作りのおやつをあげたいけれど、忙しくて時間が取れない日もありますよね。

そんなときには、無添加おやつを活用するのがおすすめです。
今回は、手軽に食べられる無添加おやつ商品の『このこのおやつじゅれ』を紹介します。

 

3-1.無添加で安心安全!

『このこのおやつじゅれ』は、化学合成添加物を一切使用していません。

「市販のおやつは添加物が気になる…」という飼い主さんも、安心して愛犬に与えられます。

 

  • 保存料
  • 着色料
  • 酸化防止剤
  • 香料
  • 発色剤
  • 防カビ剤
  • 防腐剤

 

これらの気になる添加物が入っていないうえ、人間用の食品と同じ厳しい基準で製造されているため安心安全なおやつです。

 

3-2.ジュレタイプで楽しいおやつタイムに

『このこのおやつじゅれ』は、1回のおやつで満たされるようにジュレタイプになっています。

おやつを与えたあと物足りなさそうな愛犬の姿を見ると、なんだか可愛そうになることもあるのではないでしょうか。

『このこのおやつじゅれ』は少量をゆっくり食べられるジュレタイプなので、しっかりとお腹が満たされます。

今まで、おやつタイムで罪悪感のあった人も、今後は楽しい時間を愛犬と過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

3-3.低カロリーでダイエットに最適

『このこのおやつじゅれ』は、1包あたり6.5kcalと低カロリー。(※1包=10g)

実は、わんちゃんが好きなささみやさつまいもなどを使ったおやつは、カロリー表示で換算すると1日にあげられる量が少ないのです。

 

・ささみのカロリー…10.5kcal(10gあたり)

・さつまいものカロリー…13.2kcal(10gあたり)

・『このこのおやつじゅれ』のカロリー…6.5kcal(10gあたり)

 

低カロリーの『このこのおやつじゅれ』は、肥満気味なわんちゃんのダイエットにも役立ちます。

 

3-4.高タンパク&低脂肪の鹿肉入り

『このこのおやつじゅれ』は、高タンパク・低脂肪である『鹿肉』を使用しています。
ペットの手作りごはんに鹿肉を使うのはなかなか難しいですよね。
『このこのおやつじゅれ』は、おやつとして手軽に鹿肉が食べられるので、愛犬の毎日の健康維持に役立ちます。

3-5.筋肉&関節ケアができる

『このこのおやつじゅれ』は、犬の筋肉や関節サポートに役立つ『緑イ貝』『コンドロイチン』『グルコサミン』などの成分が入っています。

成長期の子犬や筋肉が弱っている老犬にもおすすめです。

▶『このこのおやつじゅれ』をチェックする

愛犬が安心して食べられるおやつを与えよう!

今回は、犬のおやつを手作りするうえで知っておきたい食材の基本と、犬用おやつの簡単レシピを紹介しました。

手作りのおやつは、愛犬の健康を考えて作ることができるので、安心して与えられます。
ただし、調理をする際は使用する食材に十分注意をし、味付けや与える量をきちんと守るようにしましょう。
忙しくて時間が取れないときは、手軽にあげられる無添加のおやつもあわせて取り入れてみてください。
愛犬がいつまでも元気でいられるように、上手におやつを与えましょう!

まとめ

・犬用のおやつは味付けをしないようにする。

・与える量はきちんと守る。

・使ってはいけない食材を把握してから調理をする。

・長期保存に向かない手作りおやつはその日の内に食べ切れる量を作る。

・市販の無添加おやつも取り入れて犬の健康を支える。

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