夏になると、ニュースやSNSで「犬の熱中症」という言葉をよく耳にするようになります。
「うちの子は大丈夫だろう」と思っていても、実はすぐそばに危険が潜んでいる可能性があるのです。
そこで今回は、犬を飼っている成人男女200人を対象に、「犬の熱中症」に関するアンケート調査を実施しました。
約4人に1人が愛犬の熱中症を経験しているという驚きの実態や、気づきのきっかけとなった初期症状を解説していきます。
愛犬を熱中症から守るための具体的な工夫についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば、大切なパートナーと夏を安全に過ごすためのヒントが必ず見つかるはずですよ。
約4人に1人が愛犬の熱中症を経験している

まずは、犬を飼っている成人男女200人に、愛犬が熱中症になったことがあるかどうか尋ねました。
その結果、200人中51人が「ある」と回答しており、約4人に1人が愛犬の熱中症を経験しているという実態が判明しました。
この結果から分かるように、熱中症はどの犬にとっても決して他人事ではない身近な病気といえます。
愛犬の命を守るためにも、まずは熱中症の恐ろしさを正しく知ることから始めてみましょう。
飼い主が早めに異変に気づいて対策をすれば、最悪の事態を防げる可能性も高くなります。
少しでも「おかしいな」と感じたときは、すぐに行動できる準備をしておくことが大切です。
熱中症に気づいた初期症状は「激しい呼吸」が最多

次に、愛犬の熱中症を経験した飼い主51人に、愛犬のどのような異変で熱中症に気づいたのかを尋ねました。
その結果、最も多かった回答は「ハァハァという呼吸が異常に速い(パンティング)」という症状でした。
犬は人間のように汗をかいて体温を下げることができないので、激しい呼吸で熱を逃がそうとします。
もし愛犬の呼吸がいつもよりずっと速いときは、体が限界まで熱くなっているサインなので注意しましょう。
他にも、「よだれが大量に出ている」や「歩き方がふらついている」といった異変も多く見られました。
こうした初期のサインを見逃してしまうと、命に関わる深刻な状態に進んでしまう恐れがあります。
普段から愛犬をよく観察して、少しでも体調が悪そうな様子が見られたら、すぐに対処するようにしてください。
熱中症になった場所は「日中の散歩」が最多

続いて、愛犬の熱中症を経験した飼い主51人に、どこで熱中症が起きたのかを尋ねました。
アンケートの結果、最も多かった場所は「散歩中(日中)」という回答でした。
日中の散歩は太陽の光が強いだけでなく、アスファルトの照り返しで犬の体感温度が急上昇してしまいます。
人間に比べて地面に近い場所を歩く犬にとって、お昼時の外出は想像以上に過酷な環境なのです。
また、「自宅の室内」で熱中症が起きたケースが2番目に多かったことも、注目すべき点だといえるでしょう。
家の中にいれば安心だと思われがちですが、室温や湿度の管理を怠ってしまうと、知らないうちに熱中症を引き起こしてしまう可能性があるのです。
お出かけ中はもちろんのこと、愛犬にお留守番をさせている間にも、室内が暑くなりすぎていないか注意する必要があるでしょう。
エアコンを適切に使って、愛犬がいつでも涼しく過ごせる環境を作ってあげるようにしてください。
夏の散歩の鉄則は「時間帯の変更」と「徹底した水分補給」

最後に、犬を飼っている成人男女200人に、夏の散歩の際に行っている工夫について尋ねました。
アンケートの結果、多くの飼い主が愛犬を守るためにさまざまな対策をしていることが分かりました。
特に回答が多かった上位4つの工夫について、具体的なポイントを詳しく解説していきます。
早朝や深夜に時間をずらす
夏の散歩で最も大切なのは、太陽が出ていない涼しい時間帯に外出することです。
アンケートでも160人の人が回答しているように、早朝や深夜に時間をずらすのが鉄則といえます。
日中の熱気が残っている夕方もまだ危険なので、地面がしっかり冷えてから散歩に出発するようにしましょう。
こまめに水分補給をさせる
暑い中を歩くと体の中の水分がどんどん失われてしまうので、意識的に愛犬に水を飲ませる必要があります。
のどが渇いてから与えるのではなく、歩いている途中でこまめに休憩を挟んで水分を補給させましょう。
普通の水をあまり飲まない場合は、犬用の経口補水液を活用して水分を補給させるのも一つの手です。
効率よく水分やミネラルを補給できるアイテムを準備しておけば、熱中症の予防に役立つでしょう。
日陰や芝生のコースを選ぶ
直射日光が当たる場所を避けて、できるだけ日陰や芝生のコースを散歩するように意識しましょう。
芝生はアスファルトに比べて表面温度が上がりにくいので、愛犬の足裏への負担を軽くすることができます。
散歩コースの中に公園や並木道など、日差しを遮れる場所をあらかじめ見つけておくのもおすすめです。
地面を手で触って熱さを確認する
「気温が下がったから大丈夫」と思っても、アスファルトには熱がずっと残っていることがあります。
散歩に行く前には、必ず飼い主さんが自分の手で地面を直接触って熱さを確認するようにしてください。
もし数秒も手を置いていられないほど熱いときは、肉球を火傷してしまう恐れがあるので外出を控えるようにしましょう。
熱中症になってしまった時の応急処置【認定動物看護師監修】
万が一、愛犬に熱中症の症状が見られたときは、一刻も早い応急処置が必要です。
病院へ行くまでの間、飼い主さんがすぐに行うべきポイントをまとめました。
- 涼しい場所に移動させる
風通しの良い日陰や、エアコンの効いた室内へすぐに移動させてください。 - 体を冷やす
常温の水を体全体にかけたり、太い血管が通っている首・脇の下・太ももの付け根を保冷剤などで冷やしたりしましょう。 - 水を飲ませる
意識がある場合は、冷たい水を少しずつ飲ませるようにしてください。 - 無理に飲ませない
ぐったりして意識がはっきりしないときは、誤嚥の危険があるので無理に水を飲ませてはいけません。
応急処置が済んだらすぐに病院へ
応急処置をして愛犬が少し落ち着いたように見えても、決して油断は禁物です。
熱中症は後から症状が悪化したり、内臓にダメージを受けていたりする場合があるので注意しましょう。
自己判断で様子を見るのではなく、必ずかかりつけの動物病院に連絡して診察を受けてください。
あらかじめ電話で状況を伝えておくと、到着後スムーズに処置をしてもらうことができますよ。
愛犬を熱中症から守るために日中の散歩は避けよう

夏のお出かけは、愛犬にとって想像以上に大きな負担がかかってしまいます。
「少しの時間なら大丈夫」という油断が、取り返しのつかない事態を招いてしまう可能性があるのです。
アンケートでも多くの人が行っているように、涼しい時間を選んだりこまめに水分を摂らせたりして、大切な愛犬を守ってあげましょう。
太陽が照りつける日中の外出を控えるだけでも、熱中症のリスクは大幅に下げることができます。
飼い主さんの正しい知識と優しい気遣いこそが、愛犬の命を救う一番の鍵となります。
暑い季節を安全に乗り越えて、大好きなパートナーと楽しい夏の思い出をたくさん作ってくださいね。
【調査概要】
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査対象:犬を飼っている成人男性・成人女性
- アンケート母数:男女200名
- 実施日:2026年4月2日
- 調査実施主体:株式会社ゆずず「コノコトトモニ」




















