愛犬が「ふぅ…」とため息をつく姿を見て、「何か不満があるのかな?」「体調が悪いのでは?」と気になったことはありませんか?
実は、犬も人間と同じように、さまざまな感情や理由からため息をつくことがあります。
リラックスしているときのため息もあれば、不満やストレスを感じているときのため息もあるのです。
そこで今回は、犬を飼っている成人男女200人を対象に、「愛犬のため息」に関するアンケート調査を実施しました。
この記事では、飼い主さんたちのリアルな体験談をもとに、犬がため息をつく心理や注意したいサインについて詳しく解説します。
愛犬の気持ちをより深く理解するための参考にしてみてください。
愛犬がため息をつく事はある?
犬を飼っていると、ふとした瞬間に愛犬がため息をつく姿を見かけることがあります。
実際にどのくらいの飼い主さんが、愛犬のため息を聞いた経験があるのでしょうか。
【愛犬がため息をついたことはあるか(n=200)】ある:106人(53.00%)/ない:94人(47.00%)
アンケートの結果、106人の飼い主さんが「ある」と回答しており、半数以上の人が愛犬のため息を聞いた経験があることが分かりました。
この結果から、犬のため息は決して珍しい行動ではなく、多くのわんちゃんが日常的に見せる仕草の一つだといえます。
一方で、「ない」と回答した人も94人おり、ため息をつく頻度や表現の仕方には個体差があることもうかがえます。
犬のため息には、リラックスしているときの気持ちの表れだけでなく、不満や要求を伝えたいときのサインが隠れている場合もあります。
愛犬がどのような場面でため息をついているのかを観察し、そのときの心理を読み取ることが大切です。
犬がため息をつく心理

犬がため息をつく理由は、人間のようにネガティブなものばかりではありません。
不満やストレスを感じているときに出ることもありますが、リラックスしているときに出ることもあります。
ここでは、犬がどのようなときにため息をつくのか、その心理について解説します。
また、 愛犬がため息をついたことがあると回答した106人を対象に「どんなときにため息をつくか」、シチュエーションについても聞いてみました。
ため息をつく心理と実際のシチュエーションを参考に、愛犬がため息をつく理由をぜひ探ってみてくださいね。
リラックスしている
犬は安心しきっているときや、満足感を得ているときに、気持ちを落ち着かせるためにため息をつくことがあります。
帰宅後のリラックスタイムや食事の後の満腹時など、ポジティブな場面で出るため息は気持ちの切り替えや休息のサインです。
また、眠いときや入眠前にも、心身をリラックスさせるために無意識にため息をつくこともあります。
体の力が抜けていたり、目を細めていたりする場合は、安心してくつろいでいる可能性が高いでしょう。
飼い主さんに聞いた、愛犬がため息をつくシチュエーションにおいても、「リラックスしているとき」という声が多く寄せられました。
Q. 愛犬はどんなときにため息をつきますか?(自由回答一部抜粋)
- なでられて気持ちよさそうにしている時
- 家でくつろいでいるとき
- リビングで横になっているタイミングでつきます
※ 愛犬がため息をついたことがあると回答した106人を対象
不満を感じている
何らかの不満を感じているときに、ため息をつくケースもあります。
人間が思い通りにならないときにため息をつくように、犬も不満な気持ちを落ち着かせようとして、ため息をつくことがあるのです。
また、暑さや恐怖、不快感など、ストレスを感じている際にため息をつくことも。
表情が硬かったり、周囲を気にしていたりするのなら、それは不満や緊張のサインかもしれません。
実際に飼い主さんが挙げたシチュエーションでも、「散歩に行きたい」「構ってほしい」「お腹が空いた」といった欲求が満たされない場面でため息をつくという回答が目立ちました。
Q. 愛犬はどんなときにため息をつきますか?(自由回答一部抜粋)
- 飼い主が忙しそうにしていて相手にしてくれない時が多いです
- 散歩に連れて行ってもらえないとき
- お腹がすいてそうなとき
※ 愛犬がため息をついたことがあると回答した106人を対象
飼い主の気を引きたい
犬は飼い主さんの気を引きたいときに、ため息をアピールとして使うことがあります。
ため息をついたときに声をかけてもらったり、撫でてもらったりした経験から、「ため息をつけば反応してもらえる」と学習している場合があるのです。
特に、飼い主さんをじっと見つめながら大きめのため息をつく場合は、「構ってほしい」「自分に注目してほしい」という気持ちが隠れている可能性があります。
愛犬がどのような表情や行動を見せながらため息をついているのかを観察すると、そのときの気持ちをより理解しやすくなるでしょう。
飼い主さんからも、「ため息をつきながら見つめてくる」というシチュエーションを挙げる声が多く見られました。
Q. 愛犬はどんなときにため息をつきますか?(自由回答一部抜粋)
- ソファに座ってのんびりテレビを見ている時、愛犬が私の足元へと歩いてきて、顎を私の足の上に乗せながら、大きいため息をつくことがよくあります
- 構ってほしそうに見つめてきてため息をつきます
- 忙しくてかまってあげられなかった時やご飯、おやつをしつこくねだって注意されたときなど
※ 愛犬がため息をついたことがあると回答した106人を対象
注意したほうがいいため息
犬のため息の多くは感情表現ですが、中には体調不良や病気のサインが隠れている場合もあります。
飼い主さんたちも、愛犬の様子に不安を感じることがあるようです。

【愛犬のため息を聞いて心配になった経験(n=106)】ある:29人(27.36%)/ない:77人(72.64%)
「愛犬がため息をついたことがある」と答えた106人に、愛犬のため息を聞いて心配になったことはあるか尋ねました。
その結果、約3割の飼い主さんが愛犬のため息を聞いて心配になった経験があると回答しました。
ほとんどの場合は問題ありませんが、ため息の様子によっては注意が必要なこともあります。
ここからは、特に気をつけたい3つのケースについて解説します。
ため息の回数が多い
愛犬が短時間のうちに何度もため息を繰り返している場合は、注意が必要です。
単なる感情表現ではなく、体の不調や強いストレスを感じている可能性があります。
特に、食後にため息やゲップを何度も繰り返している場合は、胃拡張や胃捻転などの消化器トラブルが関係しているケースも考えられます。
「お腹が張っている」「落ち着きなく歩き回る」「吐こうとしても吐けない」といった症状が見られる場合は、できるだけ早く動物病院へ相談しましょう。
呼吸が苦しそう
ため息とともに呼吸が荒くなっていたり、息苦しそうな様子が見られたりする場合も、注意が必要です。
鼻腔狭窄や短頭種気道症候群など、呼吸器に関わる疾患が隠れている可能性があります。
特に、パグやフレンチ・ブルドッグ、ペキニーズなどの鼻が短い犬種は、呼吸器系のトラブルが起こりやすい傾向があります。
「普段より呼吸音が大きい」「少し動いただけで息が上がる」といった変化が見られる場合は、早めに獣医師へ相談しましょう。
異音がする
ため息をつく際に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった異音が聞こえる場合も、見逃してはいけません。
こうした異音は、気管虚脱や気道の炎症などによって空気の通り道が狭くなっているサインの可能性があります。
特に小型犬やシニア犬は気管虚脱が見られるケースが多いため、注意が必要です。
一時的なものではなく何度も繰り返す場合や、咳を伴う場合は、自己判断せずに動物病院で診察を受けるようにしてください。
愛犬のため息がリラックスなのか不満なのか見極めてあげよう

今回のアンケートでは、半数以上の飼い主さんが愛犬のため息を聞いた経験があることが分かりました。
犬のため息には「リラックスしている」「満足している」といったポジティブな意味がある一方で、「かまってほしい」「不満がある」といった気持ちが込められている場合もあります。
ため息だけで判断するのではなく、そのときの表情や仕草、周囲の状況もあわせて観察することが大切です。
また、回数が極端に多かったり、呼吸が苦しそうだったり、異音を伴っていたりする場合は病気のサインかもしれません。
ため息の意味を知って、今まで以上に愛犬とのコミュニケーションを楽しんでください。
【調査概要】
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査対象:犬を飼っている成人男性・成人女性
- アンケート母数:男女200名
- 実施日:2026年6月5日・8日
- 調査実施主体:株式会社ゆずず「コノコトトモニ」




















