「爪切り」は、犬の健康を維持するために欠かせないお手入れの一つです。
しかし、「どれくらいの頻度で切ればいいの?」「自宅で切るのが怖い」「病院やサロンに任せたほうがいいのかな?」と悩んでいる飼い主さんも多いでしょう。
犬の爪は伸びすぎると歩きにくくなるだけでなく、折れたり肉球に食い込んだりして、ケガの原因になることがあります。
そのため、愛犬に合った頻度で、定期的にケアしてあげることが大切です。
この記事では、爪切りの適切な頻度や自宅でケアする際のコツ、注意点について詳しく解説します。
また、犬を飼っている成人男女200人を対象に、「犬の爪切り」に関するアンケート調査を実施しました。
アンケート結果や飼い主さんたちの体験談も踏まえて解説していますので、愛犬の健康管理のために、ぜひ参考にしてみてください。
愛犬の爪切り頻度はどれくらい?
愛犬の爪切りは、健康を維持するために欠かせないお手入れの一つです。
しかし、「どのくらいの頻度で切ればいいのか分からない」という飼い主さんも少なくありません。
まずは、実際に飼い主さんたちがどれくらいの頻度で爪切りを行っているのか、アンケート結果を紹介します。

【愛犬の「爪切り」の頻度(n=200)】1ヶ月に1回程度:128人(64.00%)/2ヶ月に1回以上:31人(15.50%)/2週間に1回程度:26人(13.00%)/基本的には行わない:15人(7.50%)
アンケートの結果、最も多かった回答は「1ヶ月に1回程度(128人)」でした。
全体の6割以上を占めていることから、多くの飼い主さんが月に1回を目安に爪切りを行っていることが分かります。
一方で、「2週間に1回程度」と回答した人も一定数いました。
犬種や運動量、爪の伸びるスピードによって、頻度には違いがあるようです。
「基本的には行わない」と回答した人は15人にとどまっており、多くの飼い主さんが定期的な爪のケアを必要だと考えていることがうかがえます。
ただし、爪切りのタイミングは、頻度だけで判断するものではありません。
愛犬の爪の状態を日頃から観察し、適切なタイミングでケアしてあげることが大切です。
爪切りをするべきタイミング
愛犬の爪切りは、必ずしも決まった日数ごとに行わなければならないわけではありません。
以下のようなサインが見られた場合は、爪切りのタイミングと考えていいでしょう。
- 歩行時に爪が床に当たり、カシャカシャと音がする
- 爪が絨毯などの布地に引っかかる
- 爪が伸びすぎて、歩きにくそうにしている
- 愛犬の歩き方に異変がある
- 爪が肉球に食い込みそうになっている
- 折れた爪が床に落ちていた
歩行時に爪が床へ当たる音が聞こえるのは、爪が伸びているサインです。
カシャカシャと音がしたら、爪を切ってあげましょう。
また、折れた爪が落ちていた場合は、爪だけでなく、指先から出血していないかも確認するようにしてください。
日頃から愛犬の足元を観察し、爪の状態をこまめにチェックしておくことで、ケガやトラブルの予防につながります。
爪切りは自分でする?

爪切りは自宅で行うこともできますが、動物病院やトリミングサロンに任せるという選択肢もあります。
飼い主さんたちは、どちらの方法を選んでいるのでしょうか。
続いては、先程のアンケートで「愛犬の爪切りをしている」と答えた飼い主さん185人を対象に、爪切りはどこで行っているかを尋ねました。

【愛犬の爪切りはどこで行うことが多いか(n=185)】自宅で行う:99人(53.51%)/動物病院・サロンに任せる:86人(46.49%)
アンケートの結果、「自宅で行う」と回答した人が99人、「動物病院・サロンに任せる」と回答した人が86人でした。
大きな差はなく、自宅派とプロに任せる派がほぼ半数ずつに分かれる結果となっています。
愛犬の性格や飼い主さんの経験、生活スタイルによって、最適な方法は異なるようです。
ここでは、自分でする派の理由と病院・サロン派の理由を紹介します。
自分でする派の理由
Q.愛犬の爪切りを「自宅で行う」理由を教えてください(自由回答 一部抜粋)
- 自宅で自分で行う方が経済的だからです
- 時間とお金の削減
- 自宅の方が犬のストレスなどの負担が少ないと思うから
- 病院はかわいそうなくらい震えて嫌がるので
※ 愛犬の爪切りを「自宅で行う」と回答した99人を対象
アンケートでは、「費用を抑えられるから」「通院や移動の手間がないから」といった理由で、自宅で爪切りをしている飼い主さんが多く見られました。
時間や費用の節約につながるのは、自宅で爪を切る大きなメリットだといえるでしょう。
また、「病院だと緊張してしまう」「慣れない場所が苦手」など、愛犬のストレスを考慮し、自宅での爪切りを選ぶ飼い主さんもいました。
病院嫌いなわんちゃんは、自宅のほうが落ち着いてケアできるようです。
病院・サロン派の理由
Q.愛犬の爪切りを「動物病院・サロンに任せる」理由を教えてください(自由回答 一部抜粋)
- 自分でやると深く切ってしまいそうなので、プロにやってもらうのが安心だから
- 自宅だと、切りすぎるのが怖くて、しっかり切れないから
- トリミングと一緒にお願いしている
※ 愛犬の爪切りを「動物病院・サロンに任せる」と回答した86人を対象
動物病院やトリミングサロンに任せている飼い主さんからは、「深爪してしまいそうで怖い」という声が寄せられました。
犬の爪には血管や神経が通っているので、切りすぎると出血や痛みの原因になります。
そのため、「自分では不安なのでプロに任せたい」と考える人が多いようです。
また、定期的なトリミングの際に、爪切りも一緒にお願いしているという回答も見られました。
安全性や安心感を重視する場合は、無理をせず専門家の力を借りるのがいいでしょう。
愛犬の爪切りをする時のコツ
自宅で爪切りを行う場合は、愛犬ができるだけストレスを感じないよう工夫することが大切です。
ここでは、愛犬の爪切りをする時のコツを解説します。
また、愛犬の爪切りを自宅で行うと回答した99人を対象に「愛犬が爪切りを嫌がらないために実践している工夫やコツ」についても聞いてみました。
飼い主さんたちの体験談も参考にしながら、愛犬の爪切りをする時のポイントについて押さえていきましょう。
おやつを与えながら切る
爪切りの最中や終わった後におやつを与えると、スムーズに行いやすいです。
ご褒美のおやつと爪切りをセットにすることで、「爪切り=良いことがある」と覚えてもらいやすくなります。
特に爪切りが苦手な犬の場合は、おやつで気をそらしながら行うことで負担を軽減することができるでしょう。
毎回ご褒美を与える習慣を作れば、少しずつ爪切りへの苦手意識を減らしていけるかもしれません。
飼い主さんからも、爪切り時の工夫として「おやつを与える」という声が多く寄せられました。
Q.愛犬が爪切りを嫌がらないために実践している工夫やコツを教えてください。(自由回答 一部抜粋)
- 好きなおやつなどで愛犬の気をそらしながら行うと、それほど嫌がらずに済む
- おやつでつる。爪切りを見せて、あとでおやつね、というとなぜかいやがりません
- 爪切りが終わったあとは好きなおやつをあげる
※ 愛犬の爪切りを「自宅で行う」と回答した99人を対象
何度かに分けて切る
犬によっては、一度にすべての爪を切ろうとすると疲れたり、嫌がったりすることがあります。
そのような場合は、「今日は前足だけ」「明日は後ろ足だけ」といったように、何回かに分けて行うといいでしょう。
また、嫌がる様子が見られたら、無理に続けないことが大切です。
短時間で終わらせることを意識すると、犬のストレス軽減につながります。
実際に、「何回かに分けて短時間で終わらせる」「一度にすべての爪を切り終えようとしない」という飼い主さんからの回答も多くありました。
Q.愛犬が爪切りを嫌がらないために実践している工夫やコツを教えてください。(自由回答一部抜粋)
- 一度にすべての足を終わらせようとせず、今日は前足だけ、明日は後ろ足だけというように何回かに分けて短時間で終わらせるようにしています
- 一本ずつ少しずつ爪切りをしてあげるようにしている
- 一度にすべての爪を切り終えようとせず、嫌がる素振りをみせたら「今日は1本だけ」と決めて無理をさせないようにしています。また、爪切り中や上手に切らせてくれた直後には、大好物のおやつを褒め言葉と一緒に与え、「爪切り=良いことがある」とポジティブに学習してもらう工夫をしています
※ 愛犬の爪切りを「自宅で行う」と回答した99人を対象
声をかけながら切る
爪切り中は、優しく声をかけながら行うことも大切です。
「いい子だね」「もう少しだよ」といった言葉をかけることで、犬は安心してくれます。
また、頭や体を優しく撫でながら行うことで、緊張を和らげる効果も期待できます。
飼い主さん自身が落ち着いて接することで、愛犬も安心して、爪切りを受け入れやすくなるでしょう。
飼い主さんからも、「優しく声をかけながら行う」という回答が多く寄せられています。
Q.愛犬が爪切りを嫌がらないために実践している工夫やコツを教えてください。(自由回答一部抜粋)
- 優しく声をかけながら行い、緊張を和らげるようにしています
- 声掛けをして「良い子だね」「偉いね」「もうちょっとだよ」と言って気を紛らわせている
- 頭をなでたり、優しい口調で話ながら、気をそらせて行う
※ 愛犬の爪切りを「自宅で行う」と回答した99人を対象
自分で爪切りをする時の注意点

自宅での爪切りは費用を抑えられる反面、やり方を間違えると愛犬を傷つけてしまう恐れもあります。
ここでは、自宅で爪切りをする時の注意点について解説します。
また、自宅で愛犬の爪切りを行うと回答した99人を対象に、爪切りで失敗した経験や危なかった経験についても聞いてみました。
具体的に気をつけるべきポイントや、アンケートに寄せられた体験談を参考にして、自宅での爪切りを失敗しないようにしましょう。
深爪に注意する
愛犬の爪を切るときは、深爪に気をつけるようにしましょう。
犬の爪には血管や神経が通っているので、切りすぎると出血や痛みの原因になることがあります。
特に黒い爪は血管の位置が見えにくいので、少しずつ慎重に切ることが大切です。
深爪によって痛い思いをすると、犬が爪切りを極端に嫌がるようになることもあります。
不安な場合は無理をせず、少しずつ様子を見ながら進めるようにしましょう。
飼い主さんからも「切りすぎて血が出てしまった」という声が多く寄せられました。
Q.愛犬の爪切りで失敗した・危なかった経験などがあれば教えてください。(自由回答一部抜粋)
- 血管が見にくく血が出てきてしまったことがある
- 切りすぎて「痛がられた」ことがあります
- 爪を切りすぎて出血させてしまったことがある
※ 愛犬の爪切りを「自宅で行う」と回答した99人を対象
嫌がってる場合は無理にしない
犬が強く抵抗しているにもかかわらず、無理やり押さえつけて爪切りを続けるのは危険です。
暴れた拍子にケガをする可能性がありますし、爪切りそのものに強い恐怖心を持ってしまうこともあります。
どうしても難しい場合は、一度中断して日を改めるか、動物病院やトリミングサロンへ相談するといいでしょう。
実際に、「無理に爪切りをして恐怖心を植え付けてしまった」「強引に爪を切ろうとして指を噛まれた」といった経験を挙げる飼い主さんも多く見受けられました。
Q.愛犬の爪切りで失敗した・危なかった経験などがあれば教えてください。(自由回答一部抜粋)
- ワンちゃんが嫌がるのを押さえつけて切ったせいで恐怖心を植え付けてしまった
- 強引にしようとした時、指を噛まれた
- 愛犬がものすごく嫌がって暴れてしまい、危うくハサミが目に当たりそうになった
※ 愛犬の爪切りを「自宅で行う」と回答した99人を対象
愛犬の健康を守るために定期的な爪切りを習慣にしよう
今回のアンケートでは、「1ヶ月に1回程度」の頻度で爪切りを行っている飼い主さんが最も多いことが分かりました。
また、自宅でケアする人と動物病院・サロンに任せる人は、ほぼ半数ずつという結果になっており、それぞれの家庭に合った方法が選ばれているようです。
自宅で爪切りをする場合は、おやつを活用したり、何回かに分けて行ったり、優しく声をかけたりすることで、愛犬の負担を軽減することができます。
深爪や無理な保定には十分注意し、難しい場合はプロに任せることも大切です。
愛犬の爪の状態を日頃からチェックし、無理のないペースで爪切りをしましょう。
【調査概要】
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査対象:犬を飼っている成人男性・成人女性
- アンケート母数:男女200名
- 実施日:2026年6月5日・8日
- 調査実施主体:株式会社ゆずず「コノコトトモニ」




















