犬がドッグフードを未消化のまま吐いてしまうと、「どこか体調が悪いのかな?」「何か喉に詰まらせたのかな?」と不安になりますよね。
犬が食べたものを吐き戻す原因には、早食いなどによる一時的なものから、胃腸の不調や病気が関係しているケースまで、さまざまな可能性があります。
一時的な吐き戻しであれば様子を見ても問題ない場合もありますが、中には早めに動物病院を受診したほうがいいケースもあるので、愛犬の状態を適切に見極めることが大切です。
今回は、犬がドッグフードを未消化で吐く原因や、動物病院を受診すべき危険なサイン、自宅で実践できる対処法について詳しく解説します。
犬がドッグフードを未消化で吐く原因5選
犬がドッグフードを未消化のまま吐くと、「何か病気なのでは?」と心配になる飼い主さんも多いでしょう。
ここでは、犬がドッグフードを未消化で吐く主な原因を5つ紹介します。
当てはまるものがないか確認してみてください。
早食いや丸のみをしている
犬がドッグフードを未消化のまま吐く原因として、早食いや丸のみが挙げられます。
犬はもともと食べ物をあまり噛まずに飲み込む習性があるため、勢いよく食べると十分に消化される前に吐き戻してしまうことがあります。
とくに、多頭飼いで競うように食べる環境や、空腹時間が長く一気に食べてしまう場合は起こりやすい傾向があります。
食後すぐに未消化のドッグフードを吐いたものの、その後は普段どおり元気で食欲もある場合は、早食いや丸のみが原因である可能性が考えられます。
ドッグフードが合っていない
愛犬の体質にドッグフードが合っていないことも、未消化のまま吐いてしまう原因のひとつです。
例えば、急に別のドッグフードへ切り替えたり、愛犬の体質に合わない原材料が含まれていたりすると、胃腸に負担がかかり、吐き戻してしまうことがあります。
また、食物アレルギーや特定の食材に対する不耐性が関係している場合もあります。
胃腸の機能が低下している
胃腸の機能が低下していることも、ドッグフードを未消化のまま吐く原因として考えられます。
胃の動きが弱くなると、食べたものをうまく消化できず、胃の中に長くとどまった結果、吐いてしまうことがあります。
とくにシニア犬は、加齢によって消化機能が低下しやすく、以前と同じドッグフードでも吐き戻すことがあるので注意が必要です。
食後すぐに運動や興奮することがあった
食後すぐに運動したり興奮したりすると、未消化のドッグフードを吐いてしまうことがあります。
食後は胃の中で消化が始まるので、このタイミングで走り回ったり激しく遊んだりすると、胃に負担がかかり、吐き戻しが起こりやすくなるのです。
また、来客や散歩などで興奮して、胃の内容物を吐いてしまうこともあります。
ストレスや環境の変化に反応している
ストレスや環境の変化も、未消化のドッグフードを吐く原因のひとつです。
犬は環境の変化に敏感な動物であり、引っ越しや旅行、新しい家族を迎えたことなどをきっかけにストレスを感じると、胃腸の働きが乱れて吐き戻すことがあります。
また、長時間の留守番や生活リズムの変化が影響するケースも少なくありません。
犬がドッグフードを未消化で吐いた!病院に行くべきか見極めるポイント

犬がドッグフードを吐いたときは、様子を見ても問題ないケースもあれば、できるだけ早く動物病院を受診したほうがいいケースもあります。
ここでは、犬がドッグフードを未消化で吐いた際に、病院を受診すべきか見極めるポイントについて解説します。
【様子見】吐いた後も元気で食欲がある
未消化のドッグフードを吐いても、その後も元気があり、普段どおり食事をしているようであれば、しばらく様子を見ても問題ない場合があります。
早食いや丸飲み、食後の興奮などが原因で一時的に吐き戻したケースでは、吐いた後も普段と変わらない様子で過ごしていることが少なくありません。
ただし、短時間のうちに何度も吐いたり、未消化のドッグフードを繰り返し吐いたりする場合は注意が必要です。
元気そうに見えても症状が続く場合は自己判断せず、早めに動物病院へ相談するようにしましょう。
【要注意】食後3~6時間経ってから吐く
食後3〜6時間ほど経ってから未消化のドッグフードを吐いた場合は、注意が必要です。
食べてから時間が経っているにもかかわらずフードが十分に消化されていない場合は、胃の動きが低下していたり、消化機能がうまく働いていなかったりする可能性があります。
必ずしも病気が原因とは限りませんが、消化器の不調や病気が関係しているケースも考えられるので、愛犬の様子をよく観察することが大切です。
嘔吐を繰り返したり、元気や食欲が低下したりしている場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。
【受診推奨】元気がなくて下痢や発熱を伴う
未消化のドッグフードを吐くだけでなく、元気がなく、下痢や発熱を伴っている場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
嘔吐以外の症状もみられる場合は、一時的な吐き戻しではなく、感染症や消化器の病気などが原因となっている可能性があります。
とくに、「ぐったりして立つのもつらそう」「水を飲んでもすぐ吐いてしまう」といった症状がみられる場合は、脱水を起こしている恐れもあるので注意が必要です。
自己判断で様子を見続けるのではなく、できるだけ早く獣医師の診察を受けるようにしてください。
【受診推奨】吐いたものに血や黄色い液体が混ざっている
吐いたものに血液や黄色い液体が混ざっている場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。
血液が混ざっていたり、赤茶色やコーヒーかすのような色をしていたりする場合は、口の中や食道、胃などで出血が起きている可能性があります。
また、黄色〜黄緑色の液体は胆汁であることが多く、空腹時間が長い場合にもみられますが、消化器の不調や病気が関係しているケースも考えられます。
このような症状がみられる場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに獣医師の診察を受けましょう。
犬がドッグフードを未消化で吐くのを防ぐ対処法
愛犬がドッグフードを未消化のまま吐くことを繰り返している場合、食事の与え方や生活環境を見直すことが大切です。
ここでは、犬がドッグフードを未消化で吐くのを防ぐための対処法を紹介するので、普段の食事管理に取り入れてみてください。
1回の食事量を減らして回数を増やす
ドッグフードを未消化のまま吐くことが多い場合は、1回あたりの食事量を減らし、食事回数を増やす方法がおすすめです。
一度に多くの量を食べると胃に負担がかかり、吐き戻しにつながることがあります。
食事を複数回に分けることで、一度に消化する量を抑えやすくなり、胃腸への負担軽減につながる可能性があります。
また、食事の間隔が空きすぎると胆汁を吐く犬もいるので、愛犬の様子に合わせて調整するといいでしょう。
なお、食事回数を増やす場合でも、1日の総量は変えずに与えるようにしてください。
早食いをしないように工夫する
早食いや丸のみは、ドッグフードを十分に消化できないまま吐き戻してしまう原因のひとつです。
愛犬が未消化のままドッグフードを吐き出してしまったときは、食べるスピードをゆるやかにする工夫を取り入れましょう。
例えば、早食い防止用の食器を使用したり、フードを少量ずつ与えたりする方法があります。
食事に時間をかけると、胃への負担を抑えやすくなります。
食後は安静にさせる時間を設ける
食後すぐに激しく遊んだり運動したりすると、胃の内容物が逆流して未消化のドッグフードを吐き戻すことがあります。
食事を終えた後は、しばらく安静に過ごせる時間を設けるようにしてください。
興奮しやすい犬の場合も、食後は落ち着いて過ごせる環境を整えてあげましょう。
食後の過ごし方を見直すことで、吐き戻しの予防につながる可能性があります。
ドッグフードをぬるま湯でふやかしてから与える
ドッグフードをぬるま湯でふやかしてから与えることも、吐き戻し対策のひとつとして挙げられます。
やわらかくなることでフードを食べやすくなり、食事にかかる負担を軽減できる場合があります。
とくに、硬いフードが食べにくい犬やシニア犬におすすめの方法です。
未消化のドッグフードを吐くことが続く場合は、愛犬の状態を見ながら、フードをふやかして与える方法を検討してみましょう。
ドッグフードの種類を見直してみる
現在与えているドッグフードの種類を見直すのも効果的です。
犬によって体質は異なるので、フードの種類や原材料との相性によっては、吐き戻しにつながる場合があります。
愛犬の年齢や体質に合ったドッグフードへ変更することで、症状の改善が期待できるかもしれません。
ただし、ドッグフードを変更する際は急に切り替えるのではなく、現在のフードに新しいフードを少しずつ混ぜながら、時間をかけて移行することが大切です。
犬がドッグフードを未消化で吐くのは体調不良の可能性がある
犬がドッグフードを未消化のまま吐く原因には、早食いや食後の興奮など一時的なものから、胃腸の不調や病気が関係しているケースまで、さまざまな可能性があります。
吐いた後も元気があり、食欲も普段どおりであれば、しばらく様子を見ても問題はないでしょう。
しかし、嘔吐を繰り返したり、下痢や発熱を伴ったり、吐いたものに血液や黄色い液体が混ざっていたりする場合は、早めに動物病院へ相談することが大切です。
また、吐き戻しを防ぐためには、食事量や食べ方、食後の過ごし方などを見直すことも重要です。
愛犬の様子を日頃からよく観察し、普段と違う変化がみられた場合は、早めに適切な対応を取るようにしましょう。




















