愛犬との散歩に必ず揃えておきたいグッズをご紹介させていただきます。毎日の散歩は愛犬の健康管理に欠かせません。安全で快適であることはもちろん近隣や周囲へのマナーも心がけておきましょう。散歩専用バックに必要なグッズをまとめ入れておくとスムーズに散歩に出発できます。
犬の散歩に必要な道具のご紹介
犬の散歩に必ず持参したいグッズは下記の通りです。正しく使用することはもちろん、周囲への配慮も忘れずに意識しておきましょう。
首輪
首輪は愛犬が装着し、飼い主の指が一本通る程度の余裕があるようサイズを調整します。大人しいから、引張癖がないからといって首輪を緩いままで着用させることは大変危険です。
チョークカラーを使用する場合は、完全に締まった状態で上記のサイズになるよう調整します。
首と頭部の幅が同一の犬種の場合(パグやフレンチブルドッグ、イタリアングレイハウンド、ミニチュアピンシャーなど)は首輪に強い力がかかるとすり抜けてしまう危険性が高いのでハーネスの着用がおすすめです。
リード
リードは通行人の多い道、道幅の狭い箇所では短くまとめて持ちます。伸縮性リードを使用する場合、周囲に危険が無いかを十分に確認した上で使用します。伸縮性リードは飼い主の数メートル先を犬が歩き、咄嗟の場面で犬を確保できない危険があることを念頭において正しく使用しましょう。
ハーネス
ハーネスは犬の頸部にかかる負担がなく、見た目の抵抗感もない事から近年首輪にかかり主流になっています。ハーネスの着用時はそれぞれのベルトに人間の指が1本入る程度に調整し、余計なゆるみが無いよう使用します。
ハーネスは犬に負担がかからない反面、犬が全力でリードを引っ張ることが出来るというデメリットがあります。盲導犬や介助犬など都度力を発揮する必要がある場合には効果的な仕組みで出来ています。ただ散歩では引張癖や吠え癖、威嚇行動に抑制が効かず、助長してしまう危険性があるので愛犬の様子を見極め使用しましょう。
水
夏場の散歩には適度な休憩を設け水分摂取をさせましょう。犬は体温が上がると、口を大きく開け舌を出し早いリズムで呼吸をします。
この状態の時、愛犬に水を差しだしても飲むことが出来ません。このような状態になる前に適度な水分補給をさせ熱中症対策をしてあげましょう。炎天下や長距離のドライブなど水分をこまめに摂取させたい場合や飼い主の休憩のタイミングに合わせ都度水分を摂取させたい場合は飲み水に少量のブドウ糖や犬用粉ミルクを混ぜると進んで水を飲んでくれます。
うんち袋
散歩の必須グッズです。必ず持参し排泄後の片付けを済ませましょう。市販品では黒や緑色など中身が見えない工夫がされている製品も人気です。また消臭効果のある巾着を活用すれば、散歩中の持ち歩きによる不快感を軽減できます。
犬のうんちは自然と土にかえるものと考えられていますが、この情報は誤りではないものの誤解があります。現代の犬のうんちは人工的な加工が施された食材、添加物の影響で、排泄後完全に土にかえるまでに長い期間を要します。そのため当分の間は排泄されたうんちが放置されたままの状態が続きます。排泄後は必ず自宅に持ち帰り処分をしましょう。
犬用のライト
夜間や早朝の散歩では飼い主の足元を歩く犬の存在が見えづらく認知されにくいことが多いです。中には自転車やバイクが犬の存在に気が付かず衝突事故を起こしてしまうケースや、通行人が出合い頭に驚き転倒するケースもあり大変危険です。夜間に散歩させる際には必ず愛犬の存在をアピールできるライトを着用させましょう。ライトはネックレス状に首下に下げるよりもハーネスの背中部分、リードと首輪の接続部分など、一見で目立つ場所に付けておくとより視認性が高まる為おすすめです。
さらに、点灯と消灯を繰り返す製品や数色の光が繰り返し変化する製品などはよりインパクトがありおすすめです。
雨具
散歩中の雨に備え雨具を持参しましょう。雨具はレインコートが理想的です。犬連れで歩く場合、傘で片手がふさがってしまうと、不意のトラブルに対処が出来ないことがあります。通行人や自転車、バイクも傘に目が行きがちで足元の犬に気が付かない確率も高まります。
色合いの明るいレインコートで安全に散歩に出かけましょう。
携帯電話、防犯ブザー
必ず散歩時には持参するようにしましょう。自宅の近所だから、短時間だからつい安全だと考えてしまい持参しない方もいらっしゃるようです。
しかし万が一散歩中に愛犬が脱走してしまったり、交通事故に巻き込まれたりという事も想定しなければなりません。咄嗟の場面でもすぐに周囲に知らせることが出来るよう必ず忘れずに持参しましょう。
マナーを守り、楽しく散歩するために
犬の散歩は近隣トラブルの理由の上位に入ります。飼い主の無意識の行動が近隣の公園や公共施設で迷惑行為になっている場合もあるので、もう一度自身の散歩スタイルを見直してみましょう。
犬と散歩する際は水が役立にたちます!
愛犬との散歩には必ずペットボトル等に入れた水を持参しましょう。排泄後の片付けはうんちだけと考えている方が多くみられますが、オシッコの場合も排泄後十分な量の水で洗い流し、成分を希釈しなければいけません。
小型犬のおしっこであれば500mlのペットボトル1本分程度の水で洗い流します。オシッコの跡をそのままで放置してしまうと日中になり気温があがりオシッコのアンモニア臭が漂い、周囲に不快な臭いが充満します。またオシッコの成分で金属が腐敗したり、コンクリートが変色することもあるので、必ず洗浄を心がけましょう。
犬の散歩グッズを手作りしちゃいましょう!
ちょっと手の込んだ愛犬へのプレゼント!おやつポーチを手作り!
散歩は愛犬のしつけトレーニングにもコミュニケーションにも最適なタイミングです。しつけには愛犬が支持に従った瞬間、成功した瞬間にご褒美を与えることが最も効果的です。散歩中に手軽にさっとおやつを取り出すことの出来る手作りポーチの作り方をご紹介させていただきます。
▼用意する材料
表布(ナイロンまたはポリエステル)…ヨコ28×タテ20cm
※綿は雨などで濡れてしまうので撥水性の高い素材がおすすめです
裏布(ナイロンまたはポリエステル、撥水性のもの)…ヨコ28×タテ15cm
※ポーチの内側部分です。撥水性のある素材を使い汚れを防ぎます
バイアステープ(仕上がり幅8mm)…60cm
※縁取りの飾り用です
ナスカン(幅2cm)…1個
※リードや飼い主の腰ベルトに装着する部分です。使いやすいサイズを選びましょう
マジックテープ(縫製用・幅2.5cm)…6cm
※ポーチの開閉部分です
ミシン用糸
刺しゅう糸
しつけ糸、まち針
ミシン
カッターナイフ
定規(長さ30cm程度のもの)
布用ハサミ と ピンキングバサミ(ギザギザに切れるハサミ)
※ピンキンバサミは装飾用です。必須ではありません
チャコペンシル
※布に型紙の線をひくためです
カッティングシート
※カッターナイフで切るときに使う下敷きです。厚紙や段ボールでも代用できます
▼手順
①型紙をカッターで切り抜きます
②それぞれの布にチャコペンシルで転写します
③マジックテープ(フック)縫い位置、ナスカン通し布縫い位置、ラベル縫い位置なども忘れずに印をつけていきます
④チャコペンシルのラインに沿って裁断をします
⑤マジックテープ、装飾用ラベルは先に表布の印の位置にぬいつけます
⑥表布、裏布を重ね合わせ周囲をミシンで縫い上げます。
⑦縁どりようバイアステープを縫い付け(アイロン接着でもOK)完成です。
まとめ
毎日のお散歩は愛犬の健康管理、ストレス発散、運動不足解消にも効果的な上に飼い主にとっても近隣の愛犬家同士の交流になったり、ペット関連の情報収集が出来たりと様々なメリットがあります。ぜひ楽しく安全に散歩に出かけられるよう準備を万全にしておきましょう。