暑い夏場の水分補給やおやつとして活用できる「夏みかん」。
ほどよい酸味が特徴の果物ですが、実は犬に与えることもできます。
夏みかんには、水分やクエン酸、ビタミンC、食物繊維などが含まれており、愛犬の健康維持に役立つ栄養素も含まれています。
一方で、与え方を間違えると消化不良や体調不良の原因になることもあります。
皮や種を取り除く、適量を守るなど、正しい与え方を知ることが大切です。
この記事では、犬に夏みかんを与えるメリットや含まれる栄養素、与える際の注意点について詳しく解説します。
犬に夏みかんを与えても大丈夫
夏みかんをはじめとする柑橘類の果物は、犬が食べても問題ないとされています。
そのため、水分補給やおやつとして愛犬に与えることができます。
しかし、夏みかんは水分や食物繊維が多いので、与えすぎると下痢や消化不良の原因になることがあります。
犬に与えても問題ない果物ですが、適量を守ることが大切です。
夏みかんの皮や加工品を与えても大丈夫?
犬に夏みかんを与える場合は、皮や種を取り除き、果肉部分だけを与えるようにしましょう。
夏みかんの皮や種は消化しにくく、犬の胃腸に負担をかける可能性があります。
また、薄皮や白い筋の部分も食物繊維が多く、消化不良を起こすことがあるので、取り除いてから与えるようにしてください。
また、夏みかんの缶詰やゼリー、ジュースなどの人間用に加工されたものは、犬にとって害になる可能性があるので絶対に与えないようにしましょう。
犬に与えても問題ない夏みかんの量
夏みかんは犬が食べても問題ない果物ですが、与える量には注意が必要です。
1日に与えても問題ない量は、犬の体格・体重や運動量、体調によって異なります。
以下の量を目安に、少量ずつ与えるようにしましょう。
| 体格 | 夏みかんの目安給与量/日 |
| 小型犬 | 1房程度まで |
| 中型犬 | 1〜2房程度まで |
| 大型犬 | 2房程度まで |
※上記はあくまで目安です。犬の体質や健康状態によって適量は異なります。
夏みかんは水分や食物繊維を多く含むので、与えすぎると下痢や消化不良の原因になることがあります。
問題なく食べられる果物だからといって、毎日たくさん与えるのは避けましょう。
また、おやつを与える場合は、1日に必要なカロリーの10%程度を目安にし、普段の食事とのバランスを考えることも大切です。
夏みかんに含まれる犬にも嬉しい栄養素とは
夏みかんにはどのような栄養があり、与えることで犬にとってどのようなメリットが存在するのでしょう。
ここでは、夏みかんに含まれる犬にも嬉しい栄養素を紹介します。
栄養価が高く水分も豊富
- クエン酸
クエン酸は、体内を弱アルカリ性にする作用があります。
この作用により、疲労回復や免疫力アップ、自然治癒力の促進に効果的です。
また、熱中症対策にもクエン酸は効果的です。
熱中症は体内のミネラルのバランスが崩れ、体内の調節機能がうまく働かなくなることで発症します。
熱中症による脱水症状の改善には、水分だけでなくミネラル摂取が大切です。
夏みかんに含まれるクエン酸には、ミネラルの吸収を助ける働きがあります。 - ビタミンC
夏みかんにはビタミンCも豊富に含まれています。
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、体内に溜まったサビである活性酸素を除去する働きがあります。
これにより、老化を遅らせることができ、老化による疾患を予防することが可能です。
ビタミンCは、多くのホルモンが作られる副腎でも活躍しています。
特に、体の活動を活性化させるアドレナリンの合成に関わっています。
ビタミンCが不足すると、アドレナリンの合成がうまく行き渡らず、ストレスを感じやすくなったり、落ち込みやすくなったりしてしまいます。
食物繊維も豊富でおなかの調子も整える
夏みかんには食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境の改善や便秘解消にも効果があります。
腸の働きを刺激し、腸内の有害物質の排除を助け、排便を促します。
また、善玉菌が増えることにより、腸内環境改善の効果も期待されます。
食物繊維は大腸がんの予防にも効果があるとされ、食物繊維の量が不足していると、大腸がんを発症するリスクが高まるとされています。
食欲不振時の水分補給にもオススメ
夏みかんは水分を豊富に含むため、食欲不振時などの水分補給にも活躍します。
少しの量でたくさんの水分が取れるほか、クエン酸も含んでいるためミネラルの吸収を助けます。
夏みかんは、夏バテや冷房病、熱中症などの夏場特有の食欲不振時の水分補給にも向いている果物です。
夏みかんを犬に与える際の注意点
犬に夏みかんを与える際、なにか気を付けることはあるのでしょうか。
そのまま与えて良いのかも気になるところです。
ここでは、夏みかんを犬に与える際の注意点を紹介します。
皮は与えるのはNG
犬に夏みかんを与える際には、皮は絶対に与えないように注意してください。
夏みかんを含めた柑橘類の皮には、犬にとって中毒を起こしてしまう成分が含まれています。
中毒症状には下痢や嘔吐を伴うため、夏場の暑い時期は、特に脱水症状を起こしやすく危険です。
皮は犬が食べないように必ず処分してください。
薄皮と筋も取り除いてから与える
夏みかんを与える際には、薄皮と筋も取り除き、果肉のみを与えましょう。
夏みかんの筋や袋は消化に悪く、下痢など消化不良を起こしてしまいがちです。
また、種にも中毒を起こす成分が含まれているため、種も事前に取り除いてください。
与えすぎはおなかを下す原因
夏みかんはクエン酸やビタミンCが豊富に含まれており、栄養満点の果物です。
しかし、果実の部分であっても消化に悪いことに変わりはありません。
たくさん与えてしまうと、下痢や嘔吐の原因になってしまいます。
毎日与えるのではなく、たまのおやつとして与えるようにしてください。
また、消化しやすいように、ミキサーなどで液状にしてフードにトッピングする方法もおすすめです。
初めて夏みかんを与える際には、少量を食べさせ胃腸に問題がないか様子を見るようにしてください。
夏みかんの加工食品は与えない
夏みかんの缶詰やゼリー、ジュースなどの加工食品を与えてはいけません。
加工食品には砂糖やシロップなどが多く含まれていることがあり、犬の健康に負担をかける可能性があります。
また、人間用の加工食品には、犬に適さない原材料や食品添加物が含まれている場合もあるので絶対に与えないようにしましょう。
まとめ
夏みかんは、犬が食べても問題ない果物です。
水分が豊富で、クエン酸やビタミンC、食物繊維などの栄養素も含まれているので、暑い時期のおやつや水分補給として活用できます。
ただし、皮や種、薄皮、白い筋などは取り除き、果肉部分だけを与えるようにしましょう。
また、与えすぎると下痢や消化不良の原因になるので、愛犬の体格や体調に合わせて適量を守ることが大切です。
正しい与え方を理解したうえで、夏みかんを愛犬の暑さ対策や健康維持に役立ててみてください。




















