【動物看護師監修】犬が高いところから落ちたときの対処法!落下事故を防ぐために大切なこと 【動物看護師監修】犬が高いところから落ちたときの対処法!落下事故を防ぐために大切なこと

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【動物看護師監修】犬が高いところから落ちたときの対処法!落下事故を防ぐために大切なこと

愛犬から目を離したすきに怪我をさせてしまったら…と思うとゾッとしますよね。

実は、家の中でのちょっとした段差から落ちて、犬が怪我をしてしまう事故は決して少なくないのです。

この記事では、犬が高いところから落ちたときの正しい対処法や、事故を未然に防ぐコツを詳しく解説します。

「もしものときにどう動けばいいかわからない」という人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

 

犬が高いところから落ちたときに考えられる怪我

実は、犬が体高よりも高い場所から落ちると、体には想像以上の衝撃がかかるものなのです。

まずは、犬が高いところから落ちたときに考えられる代表的な怪我を4つ確認しておきましょう。

 

脱臼や骨折

犬が高いところから落ちた際に、最も多い怪我の一つが足の脱臼や骨折です。

着地の衝撃に耐えきれず、細い前足や後ろ足の骨が折れてしまう可能性があります。

特に関節に強い力が加わると、肩や膝のお皿が外れる脱臼を引き起こす恐れもあるでしょう。

落下後に足を地面につけない変な方向に曲がっている、といった場合はすぐに受診が必要です。

 

内臓の損傷

見た目には傷がなくても、衝撃によって内臓がダメージを受けていることがあります。

肝臓や脾臓などの臓器が損傷し、お腹の中で出血が広がっているケースは非常に危険だといえます。

落下後にぐったりしている、あるいは元気がまったくないときは、内出血のサインかもしれません。

一刻を争う事態も考えられるので、すぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

 

頭部外傷や脳震盪

打ち所が悪く頭を強く打ってしまうと、頭部外傷や脳震盪を引き起こす恐れがあります。

意識がぼーっとしている足元がふらつく何度も吐くといった症状には注意しましょう。

脳へのダメージは命に関わることも多く、一見大丈夫そうに見えても安心はできません。

少しでもいつもと様子が違うと感じたら、迷わず獣医さんに相談してください。

 

背骨や神経の損傷

落下した角度によっては、背骨や神経に深刻なダメージを負うことがあります。

神経が傷つくと、下半身が麻痺したり歩行障害が残ったりする後遺症のリスクも高まるので注意が必要です。

後ろ足を引きずっている」「足に力が入っていない」といった症状は、神経トラブルの典型といえます。

無理に歩かせようとせず、安静な状態を保ったまま急いで診察を受けてください。

 

【ケース別】犬が高いところから落ちたときの対処法

愛犬が高いところから落ちたときの対処法を知っておけば、万が一のときに落ち着いて行動することができます。

ここからは、犬が高いところから落ちたときの対処法をケース別に見ていきましょう。

 

元気そうに見える場合

落下したあとに元気そうであっても、まずは安静にして24時間経過を観察しましょう。

まずは意識がはっきりしているか飼い主の呼びかけに正しく反応するかを確認してください。

いつも通りにご飯を食べて、普通に歩けている場合でも、実は痛みを隠しているだけのケースも多いです。

特に、小型犬は数時間後に急変することもあるので、当日は激しい運動をさせないようにしましょう。

 

足を引きずっている場合

足を引きずったり触ろうとすると怒ったりする場合は、早急に動物病院を受診してください。

目に見える外傷がなくても、骨折や脱臼をしている可能性が非常に高いです。

パニックになった犬は痛みで飼い主を噛むこともあるので、無理に患部を触るのはやめましょう

病院へ運ぶ際は、バスタオルなどで体を優しく包み、ケージに入れて揺らさないように運ぶのがコツです。

 

吐いたりぐったりしたりする場合

落下したあとに吐いたり、ぐったりして動かなかったりするときは、一刻を争う事態です。

頭やお腹を強く打ったことによって、脳震盪や内臓破裂を引き起こす危険性があります。

すぐに病院へ連絡し、「どのくらいの高さから落ちたか」を正確に伝えてください。

移動の際はなるべく頭を水平に保ち体を揺さぶらないように細心の注意を払いましょう。

 

遅れて症状が出る場合

落下から数日が経ってから、おしっこに血が混ざったり急に元気がなくなったりすることもあります。

これは内臓の損傷による出血が、ゆっくりと広がっているサインかもしれません。

「数日前は大丈夫だったから」と油断せず、違和感があればすぐに病院を受診しましょう。

特に、脳のダメージは後から症状が出ることも多いので、数日間は見守りが必要です。

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愛犬の落下事故を防ぐために大切なこと

落下したあとの対処も重要ですが、一番大切なのは事故を未然に防ぐことです。

家の中の危険を減らすために、今日からできる3つの対策を紹介します。

 

正しい抱き方をする

愛犬を抱っこするときは、胸とおしりをしっかり支えて体に密着させるのが正しい形です。

脇の下だけで支えようとすると、犬が暴れたときにすり抜けて落下する危険があります。

もし犬が暴れて落としそうになったら無理に耐えず、自分がしゃがんで地面の近くで離しましょう

高い位置から落とすよりも、低い位置から着地させるほうが怪我のリスクを格段に減らすことができます。

 

高いところに登らせない工夫をする

ソファーやベッドなど、犬が飛び乗りそうな場所にはあらかじめ対策をしておきましょう。

小型犬にとって人間用のソファは、自分の背丈よりも高い崖と同じだと考えてください。

ドッグステップやスロープを設置して、段差の衝撃を和らげる工夫をするようにしましょう。

また、2階のベランダや階段の入り口にはペットゲートを置き、侵入を防ぐのが最も確実な方法ですよ。

 

床を滑りにくくしておく

意外な落とし穴なのが、着地したときの床がフローリングで滑ってしまうことです。

ジャンプして降りたあとに足が滑ると、関節や骨に過度な負担がかかってしまいます。

犬がよく通る場所にはカーペットやマットを敷き、滑り止め対策を徹底しましょう。

これだけで着地時の事故を防げるだけでなく、腰への負担も大幅に軽減することができます。

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犬が高いところから落ちたときは様子をしっかりと観察しよう

どれだけ気をつけていても、ふとした瞬間に愛犬が怪我をしてしまうことはあります。

もし高いところから落ちてしまったら、まずは慌てずに愛犬の状態をじっくり観察するようにしましょう。

足の異常や呼吸の乱れがないかを確認し、少しでも違和感があればすぐに動物病院へ相談してください。

見た目が元気でも内臓にダメージがある場合もあるので、数日は散歩を控えて静かに過ごさせることが大切です。

愛犬が安全に暮らせる環境を整えて、悲しい落下事故を未然に防いでいきましょう。

《犬の理学療法士 仲平先生監修》犬の体について

 

この記事の監修者

  • 村田 舞

    認定動物看護師

    村田 舞

    トリミングサロンで3年5ヶ月間勤務し、2023年よりペットフードメーカー株式会社ゆずずに勤務、2019年に認定動物看護師の資格を取得。
    わんちゃんのしつけ・健康管理・食事指導などの知識を活かして飼い主さま向けの情報提供や指導に従事。
    これまでの業務経験や多くの飼い主さまと関わってきた経験をもとに、現在もペットとの豊かな暮らしを支援しています。

  • 本村 隆典

    ドッグライフアドバイザー

    本村 隆典

    2020年よりペットフードメーカー株式会社ゆずずに勤務、2022年にドッグライフアドバイザーの資格を取得。
    わんちゃんのしつけ・健康管理などの知識を活かして飼い主さま向けの情報提供や指導に従事している。
    過去にゴールデンレトリーバーと暮らしていた経験をもとに、自社ブランドのドッグフード「このこのごはん」の大型犬向け商品「大型犬のためのこのこのごはん(2025年2月発売)」の商品開発にも携わった。
    これまでの業務経験や多くの飼い主さまと関わってきた経験をもとに、現在もペットとの豊かな暮らしを支援しています。

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