犬が自分のしっぽを追いかける理由って何んだろう? 犬が自分のしっぽを追いかける理由って何んだろう?

犬のしつけ・お手入れ

犬が自分のしっぽを追いかける理由って何んだろう?

何気なく目を向けたら、犬がぐるぐると自分の尻尾を追いかけまわしている姿を見ることもありますよね。なんともかわいらしい行動ではありますが、なぜこのような動きをするのか、一度は疑問に思ったこともあるでしょう。
今回は、そんな犬の行動について原因などを紹介していきます。

しっぽを追いかける理由と原因は?

犬が尻尾を追いかけるのは、どうしてなのでしょうか。飼い主目線ではかわいいと感じる行動も、犬にとっては深刻な原因がある場合もあるので、気をつけなければなりません。

子犬の場合

子犬の場合はまだ生まれて間もないわけですから、人間の赤ちゃんと同じように自分の体のことをよくわかっていません。そのため、自分に尻尾が生えているということもわからず、追いかけると引っ込むため、それが気になって追いかけている場合がほとんどです。

好奇心旺盛な犬は子犬の頃にこの行動を取ってしまうこともありますが、尻尾が自分のものだと別れば次第に少なくなっていきます。

成犬の場合

子犬の頃であれば単に興味で尻尾を追いかけまわしていることもありますが、成犬になってもこのような行動が見られる場合には、注意しなければなりません。というのも成犬になってからの尻尾を追いかける行動は、精神的な不安定が要因になることがあるからです。

注目してほしい

飼い主が仕事などで犬に構ってあげられない時など、犬がくるくる尻尾を追いかけていることがあります。これは「こっちを見て!」「遊んで!」という犬の意思表示である場合が多く、かまってほしいと感じているのです。尻尾をくるくるした際に飼い主が「何をしてるの〜」と近寄って遊んでくれたという経験があると、犬は遊んでほしい時にこの行動をすることがあります。

ストレス

気をつけなければならないのは、尻尾を追いかけてくるくるしているのがストレスによる行動であった場合です。飼い主の持ち物で遊んでいて「ダメ」と怒られた時や、かまってほしいと甘えた時に飼い主が忙しそうで応じてくれなかった場合に、寂しさやモヤモヤが蓄積し、これを発散させるために尻尾を追いかけて回るのです。

また、シャンプーやドライヤー、耳掃除や爪切りなどが嫌いな子は、これをされることでもストレスを感じ、このような行動を起こしてしまうこともあります。

退屈

犬は退屈に感じている時にも、尻尾を追いかけ回すことがあります。例えば飼い主がかまってくれない時や、サークルに入れられている時、リードで繋がれていて自由に動けない時などに不満を感じてこのような行動をする場合があるのです。

あまり長い間かまってあげないと退屈さがストレスに繋がってしまうこともあるので、適度に時間を作って遊んであげるようにしましょう。

不快感

お尻の付近に違和感や不快感がある場合、犬が気にしてぐるぐる尻尾を追いかけ回すことがあります。尻尾全体や付け根、背中や肛門、性器の部分を床や壁にこすりつけるなどの行動が一緒に見られる場合は、何らかの病気の症状やケガなどである可能性があるので、注意が必要です。動物病院に連れて行き、診てもらったほうがいいでしょう。放っておくと悪化してしまうこともあるので、早急の対応が大切です。

病気の可能性もあるの?

犬が尻尾を追いかけ回す場合には、ケガなどの可能性もありますが、精神的な病気である可能性もあります。これは強迫神経症と呼ばれるもので、その行為をしていないと不安で、落ち着かなくなってしまうのです。精神的な症状ということもあり、原因はやはりストレスによるところが大きいので、注意しましょう。

この症状になってしまうと尻尾を追いかけ回す以外に皮膚を舐め続けてしまうこともあり、皮膚の炎症などを起こしてしまうことがあるので要注意です。犬がストレスを溜めないように散歩に連れて行って運動をさせたり、マッサージをしてあげたりすることが大切です。重度の場合には、病院で抗うつ剤などを打ってもらうこともできます。

まとめ

犬がしっぽを追いかけ回す行為はかわいいですが、それは精神的に不安定な状態になっている可能性もあります。犬は退屈だったりやることを制御されたり、運動不足になったりするとストレスを抱えてしまうものです。日頃からスキンシップやコミュニケーションをしっかりとって、愛犬が楽しく幸せに過ごせるようにケアしてあげましょう。

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