初めての犬の散歩に!知っておきたい・抑えておきたいポイントをご紹介 初めての犬の散歩に!知っておきたい・抑えておきたいポイントをご紹介

犬の散歩・おでかけ

初めての犬の散歩に!知っておきたい・抑えておきたいポイントをご紹介

犬を飼育し始めると、一緒に散歩に行くのが楽しみですよね。急に散歩をしても愛犬がびっくりして歩かなくなってしまったり、逆に興奮しすぎてしまうこともあります。
初めて散歩に行くためにはいろいろ準備することがあります。ここでは愛犬の初めての散歩に知っておきたい・抑えておきたいポイントについてご紹介します。

初めてのお散歩の前に!用意するもの

 初めてのお散歩となると飼い主さんもわんちゃんも嬉しくなってしまいますよね。しかし、初めてのお散歩の前に用意するものについてご紹介します。

リードは必ずつけましょう

 お散歩をする時は必ずリードをつけましょう。少し前は散歩に行く際にリードをしないでいく「ノーリード」の人もいましたが、ノーリードで散歩するのは周りの方に迷惑をかける他にも交通事故などに合う確率が非常に高くなります。犬同士の喧嘩などトラブルや、ご近所の家に侵入し物を壊すなどの問題を起こしかねません。犬の散歩の時は必ずリードをしましょう。

リードはあらかじめ室内で慣らしておきましょう

 実際にリードをして散歩をすると言っても初めてリードをつけるとたいてい犬は嫌がります。リードにじゃれて噛みついたり、リードをつけると動かなくなってしまうということもあります。

 まず、室内でリードに慣らしてあげましょう。室内でリードを付けて模擬散歩を行いましょう。体にリードが当たる感触や首元でリードが揺れる感触などに時間をかけて慣れさせましょう。犬が興奮している時は、飼い主さんは騒がずに落ち着いて「ダメ」と伝えましょう。ここで飼い主さんが騒いでしまうと犬は遊んでいるのだと勘違いしもっとはしゃいで興奮する事があるので注意しましょう。リードにじゃれたりすることなく落ち着く事が出来たらしっかり褒めてあげましょう。

糞や尿の後処理は必ず行いましょう

 犬を飼育している方のマナーとして議論されることの多い、犬の糞や尿の後処理です。犬を飼育している方にも飼育していない方にも糞や尿の後処理をしていない飼い主さんの姿や糞や尿が放置されているところを見るのはとても残念な気持ちになります。近隣住民の迷惑になります。

 散歩をする時は糞をした場合はビニール袋などで取り自宅に持ち帰り処分し、便が緩く地面にこびりついてしまう場合は水などで洗い流しきれいにしましょう。尿だけの場合も水で尿を洗い流しましょう。ペットボトルなどに水道水を入れてお散歩バッグなどに入れて持ち歩くと便利ですよ。糞や尿の後処理は飼い主さんの義務です。しっかり行いましょうね。

必要品をまとめたお散歩バッグがあると便利です!

 犬の散歩にはお散歩バッグがあると便利です。お散歩バッグには糞や尿をした時に後処理できるようビニール袋、トイレットペーパー、ペットボトルなどを入れておきましょう。夏場は熱中症対策のため、水分補給できるように飲み水と容器などを入れておくといいでしょう。冬場はすぐに暗くなるので懐中電灯などを入れておくといいかもしれません。必要品をまとめるといってもたくさん入れ過ぎると重くなってしまうので量を調節してバッグに入れましょう。

ワクチンは接種していますか?お散歩デビューは必ず接種後に!

 お散歩デビューはワクチン接種をしてから行きましょう。子犬の時期は6種混合ワクチンなどの混合ワクチンの接種と狂犬病予防注射を摂取する必要があります。ワクチンの種類や回数などは犬により異なるのでかかりつけの動物病院で相談しながら決めましょう。だいたい最後のワクチン接種が終了してから2週間後にはワクチンの抗体がつくので、散歩に行けるようになります。

 ただ子犬の社会化期の散歩は犬の性格を決める大事なイベントです。散歩をすることにより車やたくさんの人、外の音などに慣れ、成長した後に大きな音やたくさんの人、車の音などに怯えることなく過ごすことができます。子犬の社会化期はだいたい生後4週齢~13週齢頃まででワクチンが終了し散歩に行ける頃に終わることが多いです。散歩が行けるようになるまで外に連れ出さないといざ散歩の時に外の環境に怯え歩く事が出来なくなることもあります。

 ワクチンが終了する前は、地面を歩かせるのではなく、抱っこして家の周りを歩き、外の世界を犬に見せてあげましょう。ワクチンが終了していない時期の散歩は危険なので、その時期は歩かせずに抱っこでたくさん外の世界を見せてあげてください。

いよいよ初めてのお散歩へ!

 お散歩に行く準備が整い、あとは家から出発するだけです。初めての散歩の距離や注意点についてお話しします。

自宅周辺を散策するくらいから始めましょう

 まず初めての散歩は自宅周辺の散策から始めましょう。初めての散歩は犬にとって負担となります。そのため、犬の知ってる自宅周辺で体力をつけましょう。最初は5分程度で問題ありません。犬が嫌がっているのに無理しないよう、初めての散歩は犬の様子を見ながらにしましょう。

徐々に外へ慣らして距離を広げていきましょう

 犬が自宅周辺の散歩に慣れてきたら徐々に行動範囲を広げていきましょう。寄り道をしながら少しずつ距離を広げて行き、たくさんの景色を見せてあげましょう。

騒がしい場所は避けたほうが良いでしょう

騒がしい場所に行くのは避けましょう。騒がしい場所に連れて行くと、犬が驚き、それ以降の散歩に行くのを嫌がる可能性があります。

他のわんちゃんと出会った・すれ違ったときには

散歩のトラブルとして多いのが、他の犬との出会い頭での喧嘩やすれ違う際に吠えたり飛びついたりなどの問題行動です。こちらから飛びかかってしまう場合や逆にされる側になることもあります。そんな時の対処法についてお話しします。

大丈夫。騒がず、慌てず、冷静に!

まず、こちらの犬が興奮して騒いでしまう場合は、一度立ち止まりましょう。そして「お座り」や「待て」の指示を出しましょう。一度犬を冷静にさせ落ち着かせます。この時飼い主さんが慌ててしまうと犬はもっと冷静でいられなくなります。犬が興奮した時は飼い主さんが一度深呼吸し、落ち着いてからにするといいでしょう。

 次に、向こうの犬が興奮し、こちらの犬は落ち着いている時は急に飛びかかられる危険性もあるので抱っこできる場合は抱っこ、難しい場合はその犬と反対の歩道にに移動して歩いていきましょう。すれ違う際は犬と犬の間に飼い主さんが入るようにし、犬と犬の距離をできるだけ取るように工夫しましょう。

こちらの犬は落ち着いてるように見える場合でも、いざすれ違うときにこちらから飛びかかってしまう時もあります。相手の犬が飛びかかった際に反撃する、ということも考えられますので、うちの犬はそんなことしないから大丈夫と過信せずに、犬同士のトラブルは未然に防ぐようにしましょう。

うんちやおしっこをしたときは

  散歩中うんちやおしっこをしたときは一度止まりきちんと後処理をしましょう。お散歩バッグに入っている後処理グッズを使用します。

 このときに注意して欲しいのが、後処理に集中し散歩中の犬を放置してしまうことです。後処理の最中に車や自転車が通るかもしれません。他の犬が横を通る可能性もあります。きれいにすることも大事ですが、きちんと犬が今何をしているのかを気にかけながら行うようにしましょう。

 飼い主さんの中にはリードを離して後処理をする人もいます。うちの犬は私から離れないから大丈夫、と思っている方もいるかもしれませんが、道路に飛び出してしまったり、他の犬に飛びついてしまったりする事があり、本当に危険ですのでやめましょう。

なかなか歩いてくれない…そんなときはどうすれば?

  初めてのお散歩でいざ歩き出そうとしても、なかなか歩かない、リードを嫌がってるわけではなさそうなのに、など犬が歩いてくれないこともあります。初めてのお散歩で歩いてくれない場合の対処法についてお話しします。

初めてだから当たり前。ゆっくり環境に慣れさせましょう

  初めての何かをする時は緊張してはじめの一歩がなかなか踏み出せないものです。いつも家の中ばかりいたのであれば尚更です。ゆっくり外の環境に慣れさせていきましょう。

 この時に無理やりリードを引っ張ったり、叱りつけないようにしましょう。歩いてくれないのであれば、抱っこで散歩をしましょう。犬が落ち着いたらまた歩けるかどうか試してみる、というのも繰り返してもいいでしょう。

飼い主さんとの信頼関係が歩いてくれる第一歩となります

  初めての散歩は見知らぬ場所へ自ら歩いて行くことになります。家の中は慣れていても急に知らない土地に行くとなると人でも緊張しますよね。

 そこで重要になるのが、飼い主さんとの信頼関係です。飼い主さんのことを信頼していると、この人がいるから大丈夫!と犬も安心して散歩をすることができるようになります。

 自宅で犬とおもちゃ遊びなどでコミュニケーションをしっかりとり、信頼関係を築いていきましょう。

愛犬のお散歩への認識を「怖い」から「楽しい」にしてあげましょう!

  犬にとって初めての散歩が「怖い」ものになってしまうと、その後散歩に慣れさせることがとても大変になります。そのため、初めての散歩は「楽しい」ものになるように、飼い主さんも無理やりリードを引っ張る、叱るなどの行動は控え、楽しく過ごせる時間を作ってあげましょう。

 途中でおやつをあげたり、歩いてるときに褒めてあげたり、散歩は楽しいものと認識させるような工夫が必要になります。

まとめ

 ここでは初めての犬の散歩で知っておきたい、抑えておきたいポイントをご紹介しました。

 犬といえば散歩が必要な動物ですが、その散歩に慣れてもらうためには準備や飼い主さんの工夫が必要になります。

 散歩は楽しいだけではなく、トラブルを引き起こす原因が隠れていることもあります。しっかり準備し、できるだけトラブルを回避しましょう。

 犬だけでなく飼い主さんにとっても楽しい散歩になるよう、参考にしてみてください。

 

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