ゴールデンレトリバーの性格・特徴は?飼い主様・飼いたい方必見徹底解説! ゴールデンレトリバーの性格・特徴は?飼い主様・飼いたい方必見徹底解説!

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ゴールデンレトリバーの性格・特徴は?飼い主様・飼いたい方必見徹底解説!

ゴールデンレトリバーと言えば温和な性格とゴールデンスマイルと呼ばれる笑顔が印象的です。ただ温和で甘えん坊という可愛らしい犬種ではあるものの、子犬の時期のやんちゃぶりは想像以上なのでしっかりとしたしつけが必要です。これからゴールデンレトリバーを家族に迎えたいという方、ゴールデンレトリバーについてもっと詳しくなりたいという方に徹底解説させていただきます。

 

ゴールデンレトリバーの性格・特徴

 

聡明でかしこい性格のわんちゃんです

ゴールデンレトリバーと言えば海外ではごく一般的な家庭犬の代表格です。特にアメリカではトップ5に入るほどの人気犬種となっています。ゴールデンレトリバーの魅力はなんといってもその聡明さです。ゴールデンレトリバーの知能レベルは人間の3~5歳程度と一般的な犬と同等で、決して犬の中ではトップクラスではありません。しかしゴールデンレトリバーは大変人間好きな面があり、人間の感情や表情、行動を常に気にかけ、共に過ごし、気持ちを共有することを望んでいます。そのため他犬種よりも人間の言葉や感情を理解できている、聡明だと言われるのです。

大変知能が高い犬種と言えばシェパードやボーダーコリーです。もちろんゴールデンレトリバーの知能を軽く上回ります。しかしこれらの犬種はゴールデンレトリバーほど人間への共感性が高くないので、若干の距離を感じることがあります。つまり聡明さという点だけでは人気犬種トップに君臨できないことがわかります。

たまにハメを外しちゃう悪い一面も?

ゴールデンレトリバーと言えば、何歳になってもイタズラ好きな甘えん坊、さらに食いしん坊というチャームポイントがあります。時にはあまりの大掛かりなイタズラぶりに家族でさえあっけにとられることもあるほどです。
例えば、ゴールデンレトリバーのイタズラといえば

・買い置き分のドッグフード数㎏分を留守番中に完食してしまった
・リビングのお気に入りのソファを掘り返し、完全に破壊してしまった
・網戸を破り、庭への出入口をかってにつくってしまった
・食卓に並ぶ夕食を全員分完食してしまった

など挙げればきりがないほどです。

ゴールデンレトリバーのイタズラはその大きな体に見合った大変ダイナミックなものばかりです。もちろん家電製品のコードを数秒で噛みちぎることも容易いものです。家族に迎える時は、室内の安全対策、家具の配置、イタズラ対策を万全にしておきましょう。

基本的には優しくて頼りになる性格です

ゴールデンレトリバーはとても温和な性格で、誰にでも、どのような動物にでも友好的な犬種です。これほどまでに優しい犬種は非常に稀なことです。ゴールデンレトリバーは実は狩猟犬であることはあまり知られていないでしょう。ただゴールデンレトリバーが狩猟で担う役割は、猟銃で撃ち落された獲物を水辺で待ち構え、獲物を飼い主のところまで運ぶことです。あまりに優しい性格から、たとえ獲物といえども歯を立てることが出来ず、そっと咥えて持ち帰ります。この行動は他の犬ではなかなかできないものです。ゴールデンレトリバーの優しさだからこそです。

またゴールデンレトリバーは非常に多産型の犬種でもあります。一度に5匹、8匹と多くの子犬が産まれることから、オスメスともに面倒見がよく、多少のじゃれつきにも動じることなく、優しく受け入れてくれる習性があります。この気質は、海外では子育てに非常に優れていると評価され、小さな子供のいる家庭でゴールデンレトリバーが多く飼育されていることも理解できます。

ゴールデンレトリバーのオスの性格・特徴

 

元気いっぱいで甘えたがりな性格です

ゴールデンレトリバーのオスは何歳になってもやんちゃな小学生だとたとえられます。遊ぶこと、じゃれ合うこと、甘えることが何より楽しく、常に全力で飼い主に向かい合います。時には遊び疲れ、あおむけで熟睡してしまうこともあり、体は大きいもののまさに子供そのものです。

オスはメスに比べ体が2周りほど大きくなります。メスに比べ性格は穏やかで社交的ですが、その為飼い主以外の人間にもはしゃぎ、飛びつく、追いかけるという事も珍しくありません。この癖は生後数か月ですでに目立つようになりますが、まだ子犬だからと大目に見ることなく、しっかりと叱り、矯正をしなければなりません。オスは何歳になっても遊ぶことが大好きですから、成長し体が大きくなってからも、自分では自覚がなく子犬の頃と同じように無邪気に飛びついてしまうからです。当然人間側が転倒をしたり、引きずられたりと言った怪我を負うことになるので注意が必要です。

同様に他犬との交流や挨拶の仕方、遊び方は生後2,3カ月の頃から積極的に機会を設け、教える必要があります。この経験を踏まずに成長をしてしまうと、遊び好きな面が強く出てしまい成長後に他犬とトラブルを起こす原因になります。大変遊び好きな犬種ですから、たくさんの友達を作ることが出来るように子犬の頃のしつけは十分に行う必要があります。

マーキング癖があるので注意

オスは成長と共に自身の縄張りに関する意識が芽生えます。散歩の最中はもちろん、多頭飼いをしている場合は室内でもマーキングを行うこともあります。マーキングは去勢手術をすることで回数や兆候を軽減することはできますが、中には去勢後も変わらず行うこともあります。

ただゴールデンレトリバーは大変知能が高く、マーキングをしてもいい場所、いけない場所をきちんと区別することが出来ます。室内はもちろん散歩ルートや外出先でも飼い主の指示に従い、無暗にマーキングをしないよう教えてあげましょう。

 

ゴールデンレトリバーのメスの性格・特徴

静かでおしとやかな性格です

ゴールデンレトリバーのメスはオスとはまた違う魅力をもっています。メスはとても穏やかでおしとやかという言葉がよく合う気質をしています。もちろん子犬の時期はオス同様にやんちゃで遊び好きな面が目立ちますが、成長と共に性格は落ち着きを見せます。成長後は飼い主にそっと寄り添うことを何よりの喜びと感じるようになります。

中にはややシャイで人見知りがちな気質になることもあり、飼い主以外の人間にはやや引き気味に接することもあります。また他犬とじゃれ合い遊ぶことよりも飼い主と遊ぶことを好むことも増え、ドッグランで大勢の犬と遊ぶよりも飼い主と公園を散策したり、カフェで過ごす方が嬉しそうな表情を見せるでしょう。

生理中には取り乱してしまうことも

メス犬は成長期、生後一年未満の避妊手術が好ましいとされています。この理由は望まない妊娠を避けること、子宮の病気を予防すること、生理期間中の被毛の汚れや生活用品の汚れを防ぐためなどいくつかあります。

ゴールデンレトリバーは大変多産な犬種ですから、計画外の出産は子犬の引きとり手探しに苦労をすることもあります。避妊手術のタイミングはかかりつけ獣医師をしっかり相談の上調整をしましょう。ただ避妊手術を済ませるとホルモンバランスが乱れ、反動で肥満気味になることがあります。食事や運動量に変化が無くても日々体重が増加してしまうので、術後の健康管理、体重管理には十分気を配ってあげましょう。

避妊手術をせずに過ごす場合、生理期間中前後1,2週間は非常にナーバスになります。些細なことで不快感をあらわにしたり、顔見知りの犬であっても牙を剥き出すことがあります。この行動は発情の終わりと共に自然と収まりを見せるので、発情期間中は必要最低限の外出以外は控えるよう配慮してあげましょう。

 

ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーの違い

 

犬種としてはまったく異なるわんちゃんです

ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーは大変よく似た犬種で、時には同一犬種と間違われてしまうこともあります。しかし実はこの2犬種は全く異なる気質、特長をもっています。この違いを理解するとゴールデンレトリバーを家族に迎えること、なぜこれほどまでにゴールデンレトリバーに魅力を感じるのかがわかります。

ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーの気質の違いは

・人間が好きなゴールデンレトリバー

・おもちゃが好きなラブラドールレトリバー

という点です。ゴールデンレトリバーは本来持つ犬種の特長から興味、関心の対象が人間に向くよう期待されています。狩猟にと連れ出した時も、獲物を負うこと、運ぶことは何より人間に褒めてもらいたいから、褒めてもらうことがモチベーションになります。

一方のラブラドールレトリバーは興味、関心の対象が物にむきます。ボール投げ遊びをした時、興味の対象はボールそのものです。如何にタイミングよく、効率的に、ボールをキャッチできるかを魅力に感じます。そのため盲導犬や使役犬として様々なトレーニングを積むことも、この行為自体が楽しみになり積極的に挑戦をします。

この気質の違いはともに暮らすうえで大変大きな違いだと感じるものです。例えば愛犬とドッグスポーツやフリスビー、サーフィンに挑戦をしたいと思うなら、アクティブで探求心の強いラブラドールレトリバーがおすすめです。もし愛犬とはリビングでゆったりと過ごしていたい、ふらりと散歩に出かけたり、のんびりと生活をしたいと考えるならゴールデンレトリバーがよき相棒になってくれるでしょう。

 

外見から見る主な違いの解説

金色の細い絹糸と言われるゴールデンレトリバーの被毛は、他犬種が持たない何よりの魅力です。世界中には数多くの犬種があるものの、この毛色を持つ犬はごく稀です。ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーは外見的にも様々な違いがあります。まずはその被毛です。風になびく長い被毛を持つゴールデンレトリバーと短く硬い被毛を持つラブラドールレトリバーです。ただどちらの犬種も元は水辺の狩猟に活用されていたこともあり、被毛は独自の撥水性を持ち、水をかぶっても皮膚まで水分がすぐに浸透しない特殊な構造をもっています。この撥水性があることで体が濡れたり、泳いだりという場面でも体温が下がる心配がありません。また全身をブルブルと一振りすれば一気に水気を吹き飛ばすことも出来ます。

ゴールデンレトリバーのカラーバリエーションは1色だけですが、ラブラドールレトリバーには黄色、黒、チョコレートと3色のカラーバリエーションがあります。また体形もゴールデンレトリバーはたっぷりと脂肪をつけ、丸みを帯びた体形になりますが、ラブラドールレトリバーは食生活、運動によって引き締まった体形になることも出来ます。後肢の付け根が切れ上がったスマートな体形にラブラドールレトリバーはなることが出来ますが、ゴールデンレトリバーはなかなか難しいのです。この点もこの似通った犬種それぞれの特長として知っておくと面白いものです。

一般的に盲導犬にはラブラドールレトリバーが採用され、ゴールデンレトリバーが採用されることはありません。この理由は能力、知力という面では大差がないものの、ラブラドールレトリバーの方が日々のお手入れが簡単なことが理由です。また、ゴールデンレトリバーは大変人間が好きなため、つい通行人や周囲に気が散ってしまい使役に集中させることが難しいとする説もあります。

一方でゴールデンレトリバーはその温和な性格と人間への共感性の高さからセラピードッグや病児看護のための使役犬として採用されることが多く、世界中で多くのゴールデンレトリバー達が活躍をしています。日本でもセラピードッグの活躍は普及しつつあり、ゴールデンレトリバーの魅力が改めて評価されるきっかけになっています。

 

まとめ

大きな体でいつも笑顔、甘えん坊で食いしん坊と愛される要素が満載のゴールデンレトリバーはいつかは一緒に暮らしてみたいと誰もが憧れる犬種です。子犬の頃はやんちゃで、思いもよらないようなイタズラをすることもありますが、時間を重ねるにつれかけがえのない存在に必ずなってくれる素晴らしい犬種です。

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