犬を飼っている人にとって、愛犬を思いっきり遊ばせてあげられるドッグランは魅力的な場所ですよね。
しかし、「雨が降ってるから行けないな…」「夏は暑くて熱中症が心配…」などと、天候や気候が理由で利用を諦めた経験がある人も少なくないでしょう。
そんなときに便利なのが、天候に左右されない室内ドッグランです。
今回は、犬を飼っている成人男女200名を対象に実施したアンケート調査を元に、室内ドッグランの利用状況や、利用者が感じているメリット・不満点について解説します。
約8割の人が室内ドッグランを利用したことがある
まず、犬を飼っている成人男女200人に、室内ドッグランの利用経験について尋ねてみました。
驚くべきことに、全体の約8割にあたる159人が「室内ドッグランを利用したことがある」と回答しました。
この結果は、多くの飼い主さんが室内ドッグランに大きな関心を持ち、実際に活用していることを示しています。
やはり飼い主さんにとって、室内ドッグランは非常に魅力的な場所だといえるのでしょう。
室内ドッグランを利用しないのは「近くにないから」という意見が大半
一方、「室内ドッグランを利用したことがない」と回答した41人にその理由を尋ねたところ、最も多かったのが「近くにないから」という意見でした。
たとえ室内ドッグランを利用したいと思っていても、近くに施設がなければ足を運ぶことは難しいですよね。
言い換えれば、「近くにあれば利用したい」と考えている飼い主さんは多い、ということでもあります。
つまり、ほとんどの飼い主さんは、室内ドッグランの利用に前向きだということです。
室内ドッグランを利用するのは天候を気にせず愛犬を遊ばせたいから
続いて、室内ドッグランを利用したことがある人に「室内ドッグランを利用する主な目的は何ですか?」と聞いてみました。
結果がこちらです。
やはり最も多かった回答は「天候に左右されずに遊ばせたい」でした。
134人もの人がこの理由を挙げており、室内ドッグランが持つ最大のメリットであることを物語っています。
その他にも、「愛犬の運動不足を解消したい」や「気分転換・遊び場として」といった目的も上位に挙がりました。
解放感や広さなど、室内ということによる制限も多少ありますが、室内ドッグランでもドッグラン本来の役割を十分満たすことはできるようです。
室内ドッグランを選ぶ際に重視するポイントとは
では、飼い主さんは室内ドッグランを選ぶ際に、どのようなポイントを重視しているのでしょうか。
アンケートに寄せられた意見は以下の通りです。
「施設の広さ、清潔さ」と「料金」が、ほぼ同数で上位にランクインしました。
利用者は、「愛犬が気持ちよく遊べる環境が整っているか?」、そして「その料金が妥当であるか?」を重視していることがわかります。
さらに、「アクセス」もそれに続いています。
ドッグランに車で行く人は多いので、行きやすさや駐車場の有無なども重要なポイントになっているようです。
利用者が感じる室内ドッグランのメリット
ここからは、実際に室内ドッグランを利用した人が感じた具体的なメリットについて、寄せられたコメントを見ていきましょう。
気候や天候に左右されない
- 直射日光を避けられるので、熱中症にならずに遊ばせることができた
- 悪天候でも快適に遊ぶことができるので、私とワンちゃんの体の負担が減ると思いました。
- 天候に影響されずに安心して利用できたことです。
悪天候の日や夏の猛暑日、冬の極寒の日など、ときには愛犬が屋外で遊ぶのが難しい日もあるでしょう。
しかし、室内ドッグランであれば天候や気候に左右されず、愛犬を思い切り遊ばせてあげられます。
これは、室内ドッグランが持つ大きなメリットといえますね。
愛犬のストレス解消になる
- 犬のストレスが解消されて元気になりました。
- 東京は夏になると外に出すことができない暑さなので走らせてあげるために利用、運動不足解消によい
- わんちゃんの運動不足の解消もでき、ストレス軽減になったことがよかったです。
とくに都市部では、愛犬が思う存分走り回れる場所が少ないため室内ドッグランが貴重な運動の場所となります。
愛犬のストレスを解消し健康を維持するためには、室内ドッグランの利用は効果的といえるでしょう。
飼い主も快適
- 室内ドッグランは天気を気にせず遊べるのがすごく便利でした。冷暖房が効いているので飼い主も快適です
- 雨の日でも自分も愛犬も快適に遊べることです。
- 夏場の猛暑や冬場の極寒時でも、エアコンが完備されているので快適
愛犬だけでなく、飼い主さん自身も快適な環境で過ごせるのは室内ドッグランの嬉しいポイントです。
熱中症や防寒の心配などをせずに、愛犬との時間を楽しむことができます。
他の飼い主や犬と交流ができる
- 他の犬や飼い主と交流ができ触れ合えること。
- 同じような犬種の飼い主さんと情報交換できるのも楽しいですし、愛犬も他の犬との社会性を身につけることができました。
- 社会化期の子犬にとって、他の犬と安全に触れ合える貴重な機会になりました。
他の犬との交流は、愛犬の社会性を育む上で非常に重要です。
室内ドッグランは、それに一役買っている存在だといえるでしょう。
また、飼い主同士の情報交換や交流の場にもなり、新たなコミュニティが生まれることもあります。
利用者が感じる室内ドッグランの不満点
多くのメリットがある一方で、利用者が不満に感じている点もいくつかあるようです。
料金が高いと感じる
- ドッグランの値段が高い所が多いので、お金が無い時には行く事ができません。そのため、サブスク制度があると嬉しいです。
- 利用料金がもう少し安ければもっと気軽に通えるのにと思いました。
- 料金が少し高めなのでもう少しお手軽に利用できる料金がいいです。
室内ドッグランは、料金の高さがネックとなっていることが多いようです。
快適に過ごせる便利な場所なので、仕方がないことではありますが、人によっては不満を感じることもあるでしょう。
気軽に利用できる料金設定や、サブスク制度などを求める声が多く挙がりました。
スペースが狭い
- 広さが狭めなことが多く、全力で遊ばせてあげるのが難しいことです。もっと広いところがあれば嬉しいです。
- 室内ドッグランだと狭いところが多かったりするので、そこを改善して欲しいです。
- 外のドッグランと比較するとどうしてもコンパクトなサイズ感なので、他のワンちゃんとの距離が近すぎるところ。
屋外のドッグランと比べると、室内ドッグランはどうしてもスペースに限りがあります。
そのため、大型犬や思い切り走り回りたい犬にとっては、物足りなさを感じる場合があるでしょう。
また、他の犬との距離が近すぎるとトラブルの原因になる可能性もあるので、広さの改善を求める声も聞かれました。
室内ドッグランで飼い主も愛犬も快適にストレス発散!
今回のアンケート結果から、室内ドッグランは多くの飼い主さんに利用されており、その最大の魅力は「天候を気にせず快適に遊べる」という点にあることがわかりました。
一方で、料金や広さといった課題も浮き彫りになっています。
これらのメリット・デメリットを考慮しながら、愛犬の運動不足やストレス解消、社会性向上のためにも、室内ドッグランを賢く活用してみてはいかがでしょうか。
料金体系や広さ、アクセスなどを事前にチェックして、愛犬にぴったりの室内ドッグランを見つけてみてくださいね。
【調査概要】
- 調査方法:インターネットアンケート
- 調査対象:犬を飼っている成人男女
- アンケート母数:200名
- 実施日:2025年9月1日
- 調査実施主体:株式会社ゆずず「コノコトトモニ」