「愛犬の健康のために歯磨きをしたいけど、嫌がって上手くいかない」といったお悩みを抱えている飼い主さんは多いでしょう。
実は、良かれと思ってやっているその磨き方が、愛犬を歯磨き嫌いにさせてしまっている原因かもしれません。
この記事では、犬の歯磨きでやってはいけないNG行動と、愛犬に負担をかけずに上手に行うためのポイントを解説します。
正しい方法を知って、歯磨きを愛犬とのスキンシップの時間に変えていきましょう。
犬の歯磨きでやってはいけないNG行動
愛犬が歯磨きを嫌がる場合、過去の「怖い」「痛い」という経験がトラウマになっている可能性があります。
まずは、飼い主さんが無意識にやってしまいがちなNG行動を確認しましょう。
無理やり押さえつける
歯磨きをする際に、愛犬を無理やり押さえつけてはいけません。
犬にとって口元は、あまり触られたくないデリケートな部分です。
愛犬の体を力ずくで押さえつけたり、マズルを強く掴んだりすると、犬は苦痛を感じてしまいます。
無理やり押さえつけられて歯磨きをされると、「歯磨き=怖くて嫌な時間」と学習してしまいます。
信頼関係が崩れてしまうため、力任せに行うのは絶対にやめましょう。
歯ブラシを強く当てる
「汚れをしっかり落としたい」と思うあまり、ゴシゴシと力を入れて磨くのもNGです。
歯茎を強い力でこすると痛みを感じたり、エナメル質を傷つけてしまったりする原因になります。
場合によっては、怪我や出血につながってしまうこともあるでしょう。
一度トラウマを植え付けられると、次から口を触られること自体を拒否するようになりかねません。
一気に全部磨こうとする
愛犬の歯磨きで、一気に全部磨こうとするのも避けましょう。
「1回の歯磨きで上の歯も下の歯も全部きれいにしなきゃ」と思っていませんか?
しかし、歯磨きを嫌がる犬に長時間の歯磨きをするのは、歯磨き嫌いに拍車をかけることになります。
慣れていないうちは一気に全部磨こうとせず、「今日は上の歯の右側だけ」「明日は前歯だけ」というように、数回に分けて短時間で済ませましょう。
3日で全ての歯を磨ければ問題はありません。
口の大きさに合っていない歯ブラシを使う
愛犬の口の大きさに合っていない歯ブラシを使ってはいけません。
サイズに合わない歯ブラシを使うと、口の奥や粘膜にブラシが当たり、不快感や痛みを与えてしまいます。
また、固い歯ブラシを使って愛犬の口内を傷つけてしまうこともあるでしょう。
犬種や口の大きさに合った歯ブラシを選ぶようにしてください。
犬の歯磨きを上手に行うためのポイント

愛犬に歯磨きを好きになってもらうためには、リラックスさせながら行うことが大切です。
続いて、犬の歯磨きを上手に行うためのポイントを解説します。
愛犬が落ち着ける体勢で行う
犬の歯磨きを上手に行うためには、愛犬が落ち着ける体勢で行うことが大切です。
具体的には、飼い主さんが後ろから愛犬をそっと支え、愛犬が落ち着けるような体勢にしましょう。
愛犬が安心でき、飼い主さんも口元が見やすいポジションを探してみてください。
歯磨きの強さは約100g〜120g
歯ブラシを当てる力加減は、目安としては100g〜120g程度にしましょう。
キッチンスケールを歯ブラシで押した時に、100gが表示されるくらいの強さで歯を磨いてください。
歯垢を落とすにはこのくらいの強さで十分です。
自分の爪や手の甲に当てても全く痛くない、優しく撫でるような力加減で行いましょう。
嫌がる場合は一旦休憩する
愛犬が嫌がる素振りを見せたら、一旦休憩することも大切です。
無理に続けると、歯磨きが嫌な記憶として残ってしまいます。
日ごとに部位を分けて、3日ほどかけて全体を磨くのも有効です。
決して無理強いはせず、愛犬のペースに合わせるようにしましょう。
上手くいった時はたくさん褒める
歯磨きが終わった後は、大げさなくらい褒めてあげましょう。
「歯磨きを我慢したら、いいことがあった!」と学習させることが大切です。
終わった後にご褒美のおやつをあげたり、大好きなおもちゃで遊んであげたりすることで、歯磨きの時間が楽しみな時間へと変わっていきます。
歯磨きを楽しいものと思ってもらうのが成功のコツ
歯磨きは愛犬の健康寿命を延ばすために欠かせないケアですが、お互いにストレスになってしまっては意味がありません。
まずは歯ブラシ抜きで口に手を当てることから始め、口に触ることに慣れてもらいましょう。
そして徐々にステップアップしていき、歯磨きができたらたくさん褒めてあげてください。
愛犬が嫌がる素振りを見せたら、一旦休憩することも大切です。
「歯磨き=楽しいコミュニケーションの時間」と思ってもらえるよう、愛情を持って接してあげてくださいね。




















