愛犬の夜鳴きに悩まされている飼い主は少なくありません。
夜鳴きがひどすぎると、近所迷惑が気になるだけでなく、愛犬の寝不足も心配になりますよね。
この記事では、犬が夜鳴きをする原因と対処法について解説します。
犬の夜鳴きにおすすめな防音対策についても解説するので、愛犬の夜鳴きに困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
犬の夜鳴きがひどくても叱ってはいけない
犬の夜鳴きがひどくても、叱らないようにしましょう。
犬が鳴いたり吠えたりするのは、意思表示のための行動なので、どんなに鳴かないように叱っても愛犬には理解ができません。
また、きつく叱られたことがトラウマになって、夜鳴きがひどくなるケースもあります。
犬の夜鳴きでストレスが溜まっているときは、一度深呼吸をして、自分自身を落ち着かせてから愛犬のもとに向かいましょう。
感情に任せて叱るのではなく、何が夜鳴きの原因なのかきちんと見極めることが大切です。
原因がわかれば、原因に合わせた対処法をとることができます。
ただし、シニア期の夜鳴きやあまりにも夜鳴きが止まらないときは、獣医師や専門家への相談が必要になることもあります。
自宅で対処できるケースと動物病院に相談した方がいいケースがあるので、それぞれの原因と対処法について詳しく見ていきましょう。
犬が夜鳴きをする原因と対処法

ここでは、犬が夜鳴きをする原因と対処法について解説します。
愛犬の夜鳴きに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
体調不良
今まで夜鳴きをしなかった犬が、急に夜鳴きをし始めたときは、体調不良を起こしている可能性があります。
犬に限らず、動物には体調不良を隠そうとする習性があります。
そのため、鳴いて飼い主に体調不良を訴えているときには、重度の状態まで症状が進行しているケースが考えられます。
「愛犬が嘔吐や下痢をしていないか」「どこか特定の場所を触ると痛がらないか」「体が熱っぽくないか」など、まずは健康状態をチェックしましょう。
普段と違う様子が見られたときは、体調不良を起こしている可能性があります。
夜間に診療している動物病院もあるので、受診が必要かどうかを電話で相談してみてください。
寂しい
子犬を迎え入れたばかりの頃に夜鳴きをするときは、寂しがって鳴いている可能性があります。
犬は、もともと群れで生活する生き物です。
そのため、親犬や兄弟犬と離れてひとりぼっちになると、寂しさや不安を感じて夜鳴きをすることがあります。
対処法としては、子犬が安心できる環境を作ってあげるのが効果的です。
子犬の寝床を飼い主の近くにしたり、ケージの近くで飼い主が寝てあげたりしましょう。
また、お気に入りのおもちゃや、落ち着く匂いのついた毛布を寝床の近くに置いてあげるのもおすすめです。
運動不足
豊富な運動量が必要な大型犬や、たくさん遊びたがる子犬は、運動不足が原因で夜鳴きをすることがあります。
日中の散歩や遊びが足りていないせいで、目が冴えてしまって夜鳴きをしてしまうのです。
そんなときは、愛犬の運動量をしっかりと確保してあげましょう。
散歩時間を延ばしたり、室内で遊ぶ時間を設けたりして、日中に十分な運動をさせてあげてください。
愛犬を適度に疲れさせることができれば、夜鳴きを防止できるはずですよ。
寝床のストレス
寝床にストレスを感じているせいで、犬が夜鳴きをすることもあります。
人間が寝苦しさを感じることがあるのと同様に、高温多湿の状態や近所の騒音などによって、犬もうまく寝つけないことがあるのです。
とくに、子犬や繊細な性格の犬は、寝床の環境の影響を受けやすい傾向があります。
対処法としては、愛犬の寝床の環境を整えてあげるのが効果的です。
たとえば、愛犬の寝床の近くに温湿度計を置いて環境をチェックしてあげたり、玄関や窓際などの音がする場所から寝床を遠ざけてあげたりしましょう。
寝床のストレスのせいで寝れない状態が続くと、夜鳴きだけでなく体調不良を引き起こす原因にもなるので、なるべく早く対処してあげてくださいね。
お腹が空いている
お腹が空いていることが原因で、犬が夜鳴きをすることもあります。
人間であれば自分で食事をとることができますが、犬の場合は飼い主から与えてもらうことしかできません。
そのため、お腹が空いていることを飼い主に伝えるために、夜鳴きをすることがあるのです。
お腹が空きすぎてしまうと、胃液の分泌が原因で嘔吐してしまうこともあります。
夜鳴きを防ぐためにも、愛犬にフードを与えるときは、必ず年齢や状況などに合わせた適切な量を与えるようにしましょう。
正しいカロリー計算ができるか不安なときは、かかりつけの動物病院に相談してみてください。
また、子犬は消化器官が未発達なので、フードをこまめに分けて与えるようにしましょう。
成犬であっても、2〜3回に分けて1日分のフードを与えるようにしてください。
トイレに行きたい
愛犬が夜鳴きをするときは、トイレに行きたがっている可能性もあります。
トイレが閉まっていたり、トイレが汚れていたりするせいで、愛犬がトイレに行けずに困っているのかもしれません。
そんなときは、「愛犬が排泄するたびにトイレをきちんと掃除する」「夜でもドアを少し開けておく」などの対策をとって、夜鳴きを事前に防ぎましょう。
また、外でしか排泄しない犬は、愛犬が寝そうになる前にトイレに連れて行ったり、飼い主が寝る前にもう一度トイレに誘導したりすることで、夜鳴きのリスクを減らすことができますよ。
甘えている
愛犬が飼い主に構ってほしくて、夜鳴きをすることもあります。
甘えて夜鳴きをしている愛犬を下手に構ってしまうと、「鳴いたら飼い主が来てくれる」「夜鳴きをすれば飼い主に甘えられる」と、間違って学習してしまうので注意が必要です。
愛犬が甘えて夜鳴きをしているときは、必ず鳴き止んでから褒めるようにしましょう。
「鳴かないと褒めてもらえる」「鳴かずにいるといいことがある」ということを、きちんと覚えさせることが大切です。
また、日中にたくさん遊んであげることで、夜鳴きを予防することもできます。
発情している
オスの成犬は、発情期のメス犬の匂いに反応して夜鳴きをすることがあります。
発情期のメス犬の匂いに興奮するのは本能的な行動なので、トレーニングで修正することは難しいでしょう。
この場合の有効な対処法としては、去勢手術が挙げられます。
去勢手術によって、発情期による興奮やストレスを軽減することができます。
また、病気の予防にもつながるので、かかりつけの動物病院に相談してみてください。
認知症
愛犬の認知症も、夜鳴きの原因になることがあります。
認知症を発症した犬は、生活が昼夜逆転しやすくなったり、夜にご飯をねだって鳴いたりすることがあります。
また、室内をぐるぐると回り続ける症状が見られることもあるでしょう。
認知症の夜鳴きに対処するときは、愛犬の体内時計を整えることが大切です。
日中は、愛犬の体力的に無理のない範囲で散歩をして、日光を浴びさせてあげてください。
外に出られないときであっても、家の中の日当たりがいい場所で過ごさせると、同様の効果が得られます。
そして、夜は部屋を真っ暗にしましょう。
外からの光が入らないようにカーテンをしっかりと閉めて、介助が必要なとき以外は電気をつけないようにしてください。
また、獣医師から処方される認知症対策用のサプリメントやフードによって、夜鳴きが改善されることもあります。
愛犬の行動をチェックして、認知症の可能性があるときは、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。
加齢による体の痛み
加齢による体の痛みのせいで、夜鳴きをしている可能性もあります。
年齢を重ねたシニア犬は、「慢性的な痛みを伴う変形性関節症」や「血行不良による床ずれ」などを発症しやすくなります。
病気の痛みや体を動かせない不自由さが原因で、夜鳴きをしてしまうのです。
加齢による症状が愛犬に見られたときは、動物病院を受診しましょう。
処方された痛み止めを適切に使うことで、夜鳴きが治まることがあります。
また、寝床にクッション性のあるマットやシーツを敷いて、シニア犬向けの睡眠環境にするのもおすすめです。
犬の夜鳴きのおすすめ防音対策
犬の夜鳴きは、すぐに改善されるとは限らないので、防音対策も併せて行うことをおすすめします。
最後に、犬の夜鳴きのおすすめ防音対策を紹介します。
近所迷惑が気になる人は、ぜひ実践してみてください。
ケージに防音カーテンをかける
犬の夜鳴きへの防音対策がしたいときは、ケージにカーテンをかけてみましょう。
ケージに防音カーテンや厚手の布をかけるだけで、夜鳴きの音量をある程度軽減することができます。
また、カーテンによってケージ内が暗くなることで、犬がリラックスしやすくなる効果も期待できるでしょう。
ただし、しっかりとカバーをかけすぎてしまうと、空気の出入り口が塞がれやすくなります。
夏場は、ケージ内の温度や湿度に気を配るようにしましょう。
窓に防音カーテンをかける
窓に防音カーテンをかけるのも、夜鳴きへの防音対策として効果的です。
カーテンを防音にしたり、窓に隙間テープを貼ったりすることで、犬の鳴き声が窓から漏れるのを防ぐことができます。
そうすることで、近所迷惑が気にならなくなるでしょう。
カーテンの裏に貼ることで防音効果を発揮する「防音ライナー」というアイテムもあるので、気軽に利用を検討してみてください。
防音パネルを壁に貼る
家の壁が薄かったり、集合住宅に住んでいたりする場合は、壁に防音パネルを貼ってみてください。
とくに、高密度の吸音材パネルや工事用の防音シートなどを選ぶと、より高い防音効果を得られます。
壁に穴を開けられないときは、ピンで取り付けられる防音パネルを活用してみてください。
犬が夜鳴きをするときは原因を見極めよう

犬の夜鳴きの原因は、愛犬の健康状態や環境など、さまざまなものが考えられます。
寂しかったり、甘えたかったりして夜鳴きをすることもあれば、お腹が空いていることもあります。
また、加齢による体の痛みや認知症が原因になっていることもあるでしょう。
犬の夜鳴きが止まらないときは、原因をきちんと見極めることが大切です。
夜鳴きの原因がわかれば、原因に合わせた対処法をとることができます。
防音対策を取り入れながら、犬の夜鳴きを改善させましょう。




















